こんにちは。
はしりびとです。
今回は、2023年2月に発売された【ランニングシューズ】について語ろうと思います!
代表作『クリフトン』の9代目モデル!
過去最大の厚底クッションに進化!
フカフカの柔らかさは極上の仕上がり!
足をまるごと包み込み高級感MAX!
『ホカオネオネ/クリフトン9』
を大分解します!!
厚底ブームの火付け役【HOKA ONE ONE】の代表モデルと言えば『クリフトン』ですが、前作『クリフトン8』の発売から約1年8カ月!!
ついに、『クリフトン9』が登場しました!
基本コンセプトは前作から変わりはなく、
見た目通りの極上のクッション
見た目からは想像もつかない軽さ
楽に前に進むロッカー構造
軽快に気持ちよく走れる
初心者~上級者まで使える万能性
といった特徴です!
一方で、今作『クリフトン9』は、前作から変わっているポイントがいくつかあります。その中でも代表的な進化は「クッション性」です。
これまでの『クリフトン』も十分厚みがあったのですが、今作『クリフトン9』は前作から更に厚みが増し、過去最大のクッション性に仕上がっています!まるで、兄弟モデルである超極厚クッションシリーズ『ボンダイ』のような極上のクッション性を感じられます!これは履いた瞬間に誰もが感じて頂けるでしょう!
そして、今作はクッション性以外にも色々進化していますので、これからしっかりアップデートポイントをご紹介させて頂きます!(アップデートポイントに絞ってご紹介します!!)
ポイントを知って『クリフトン9』を是非店頭で体感してみましょう!
※『クリフトン8』の性能を知らない方はまず下記をお読みください!!
クリフトン9は、初心者~上級者まで使える利用範囲の高い1足!
以前紹介したランニングシューズ【総合チャート表】で、どこに『クリフトン9』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・初心者ランナー(完走~サブ5) ※健康/ダイエット目的の方にも良い <走力別の使い方> ・脱初心者~エリートランナー(サブ4.5以上)のJOG・ロング走・負担をかけない練習用 ・初心者ランナー(サブ5~完走目標)の練習・本番用 ※ウルトラマラソンまで使用できる ※すべてのランナーが使用できる それでは、単品特徴をみていきます!! ・重量:248g(27.0cm) ※厚みが増しても2g軽量化 ・厚み:前足部32mm/踵部27mm ※3mm厚くなりクッション性UP ・ドロップ:5mm ・グリップ:デュラブレーション ラバー ※アウトソール耐久性UP ・アッパー:エンジニアードニット ※フィット感UP&軽量化 ・ミッドソール①:CMEVA(圧縮成形EVA) ※軽量&柔らかい素材 ・ミッドソール②:メタロッカーテクノロジー ・インソール:EVA素材 ※反発性UP それでは、アップデートポイントを細かく見ていきましょう! 今回は、細かい変更点を4つご紹介します! 様々なアップデートがされていますが、基本ベースは「クリフトン9」の継承となります!ですので、変更点を知ることはそれほど複雑ではありませんので、是非ご覧下さい! 今作『クリフトン9』を履いて最初に感じるのは、「かなり分厚くなった」「フカフカ感(クッション性)が増した」「ボンダイみたいに守れるクッションを感じる」といったクッションに関わる部分です!前作でも十分にクッション性はあったのですが、それを超えるクッション性になっているのが今作です!このクッション性を作り出しているのは以下の2つです! 1つ目は、ミッドソールの厚みが、前作と比較して前足部・後足部ともに+3mmになっています!1,2mmアップの変更はよくありますが、3mmのアップはなかなかありません!この変更により、足裏感覚が若干弱くなったところはありますが、ボンダイに劣らないクリフトン史上最高のクッション性(柔らかな履き心地)を実現しています!(実際ボンダイとの厚みの差は1,2mm程度) 2つ目は、ミッドソール素材を柔らかな『圧縮成形EVA(CMEVAフォーム)』に変更しています!これは前回紹介したトレイルモデル『チャレンジャーATR7(https://hashiribito-sodo.com/gear-shoe68)』でも採用されており、柔らかなモチモチした履き心地が増しています!また、『CMEVA』は前作のミッドソールよりもかなり軽量に出来ているので、3mm厚くなって起きる”重さの問題”は解消されています!(後述しますが、全体重量は前作よりも軽くさえなっている) 総じると、《初心者ランナー》《ゆっくり長く走る・ジョグで使う経験者ランナー》に使いやすい変化ですね! すでに書いてきた通り、今作『クリフトン9』はクッション性が格段にアップしているのですが、そうなると心配になるのが安定性だと思います。「着地したときにブレないか…」「走行時にグニャグニャしないか…」だと思いますが、わたしが走行した感覚では、確かに多少のブレは感じるものの、思っているよりもグラつきがなくて慣れれば問題ないという感じでした!そのポイントは下記の3つにあります! 1つ目は、ミッドソール幅の拡大です!下記画像の通り、今作『クリフトン9』は前作と比べてミッドソール幅が横に広がっているのがわかります!これにより、若干足抜けのスムースが減ってはしまいましたが、”着地した瞬間”、”足裏全体(全体重)が乗った瞬間”のブレを防げるようになっています!《ゆっくり走る初心者ランナー》《ジョグ用に使う経験者ランナー》には良い変化だと思います! 2つ目は、アウトソール面積(グリップ素材の面積)の拡大です!『チャレンジャーATR7』と同様で、今作『クリフトン9』は程よいクッション性と程よい固さからなる『デュラブレーションラバー』を採用しています。この変更だけでも安定性が高まったのですが、今作はグリップ1つ1つの面積を大きくすることで安定性を高めてくれています!着地時間が長い傾向にある《初心者ランナー》には非常に良い変化だと思います! 3つ目は、中足部のフィット感の向上です!前作でも採用されていた、中足部に採用された『ガセットタン(シュータンと中足部アッパーを縫い付けている設計)』のフィット感が更に良くなり、ソックスを履いているようなフィット感を実感できます!着地時に中での足ブレが発生しにくくなったので、クッションアップによる走行時のブレを感じにくくなったということです!ただ、若干タイトになった感じがあるので、かなりの幅広の方には少し気になるかもしれません。 【HOKA ONE ONE】のシューズと言えば、クッション性に関わる評判がすごく良いものの、「クッション性は凄くいいけど,すぐ裏が削れるんだよね~」「たった1ヶ月しか走ってないにもう裏が削れてきた…」といったお悩みを良く聞きます。今作『クリフトン9』では、そのアウトソールの削れ対策がしっかり施されています!その対策は下記の2つです!(変更点②と被ります) 1つ目は、変更点②でも書いた、新アウトソール素材『デュラブレーションラバー』の採用です!素材の固さが増した分削れを起こしにくくなっています! 2つ目も、変更点②で書きましたが、アウトソール面積(グリップ素材の面積)の拡大です!グリップ1つ1つの面積を大きくすることで削れが起こりにくくなっています! これまでは、高いクッション性を保持する為に、「アウトソールの耐久性を削ってでもクッション性(履き心地)を優先する」というような作りに見受けられました。ですが、今作『クリフトン9』は、変更点①で書いた通り大幅にクッション性が増したことで、「アウトソール素材をしっかり付けてもクッション性を維持できる=クッション性と耐久性の両立」を実現しています!これはHOKAファンには有難い変更点でしょう! 最後のアップデートポイントは、フィット感の向上です!これまでの『クリフトン』のフィット感が悪かったわけではありませんが、今作では足に吸い付くようなフィット感に変化し、特に中足部付近のフィット感は過去最高に良いです!中足部のフィット感を向上させているポイントは下記2つとなります! 1つ目は、アッパー素材を軽量かつ通気性に優れた『エンジニアードニット』にしている点です!このアッパーを採用したことで、爪先部~中足部にかけて足に吸い付くようなフィット感を実現しています!人によってはやや遊びを感じるかもしれませんが、通常の足幅の人から広めの方まで自分の足にピタッとフィットする感覚を得られるでしょう! 2つ目は、変更点②でも書いた、中足部に採用された『ガセットタン』の素材変更です!ガゼットタンの素材を伸縮性のある素材に改良したことで、まるでソックスを履いているようなフィット感を実感できます!タイトなフィット感を求める方には少し緩さを感じるかもしれませんが、足幅をそこまで選ばずに履けるフィット感は『クリフトン9』の魅力の1つです! どうでしたでしょうか?! 『HOKA ONE ONE/クリフトン9』の特徴が伝わったでしょうか?前作からの変更点が伝わりましたか? 『クリフトン9』の特徴を改めてまとめると、 ①新ミッドソール”CMEVA”の採用、厚み3mmアップにより、過去最高のクッション性に進化!(初心者やジョグ用シューズとして最適!!) ②柔らかくなったが、ミッドソール幅の拡大やアウトソール素材の変更により、安定性も問題なし!(思っているよりもブレず,ウルトラでも問題なし!!) ③アウトソール素材の変更や面積拡大により、HOKAの弱点だったアウトソールの削れ対策!(HOKAファンには有難い進化!!) ④ニットアッパーへの変更やガセットタンの改良により、フィット感がアップ!(気持ち良いフィット感!!) ⑤これだけ機能アップしながら、軽量になっている!(非の打ち所がない!!) となります! ※ただ、価格改定されちょっと高くなりました… 『クリフトン9』は、クッションの厚みが増したことにより、足裏感覚が弱くなってしまった点(少しスピード走行に対応しづらくなった)は否めませんが、「よりゆっくり走りたい初心者ランナー」「ゆっくりジョグで疲労を抜きたい経験者ランナー」には、この変更は良いように働くように思います! また、他モデルと比べても使い分けをしやすくなったように思います! 極上のクッション性が欲しいなら、今回紹介した『クリフトン9』がイイですが、「クリフトン9よりクッションが少なくてもいいから、スピードも出せるモデルはないか?」と言われると、『リンコン3』がイイと思います! また、「クリフトン9に近いクッションが欲しいけど、もう少ししっかりした履き心地のモデルはないか?」と言われると、『チャレンジャーATR7』がイイと思います! 是非自分の用途・要望に合ったモデルを選んでみて下さいね! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『HOKA ONE ONE/クリフトン9』をお探しの方はコチラ! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。クリフトン9の機能性スペックをご紹介
クリフトン9の機能評価
変更点①:新ミッドソール”CMEVA”の採用、厚み3mmアップにより、過去最高のクッション性に進化!
変更点②:柔らかくなったが、ミッドソール幅の拡大やアウトソール素材の変更により、慣れれば安定性も問題なし!
変更点③:アウトソール素材の変更や面積拡大により、HOKAの弱点だったアウトソールの削れ対策!
変更点④:ニットアッパーへの変更やガセットタンの改良により、フィット感がアップ!
まとめ