こんにちは。
はしりびとです。
今回は、2023年2月に発売された【トレランシューズ】について語ろうと思います!
人気モデルの新作がついに登場!
トレイルエントリーにおすすめ!
ロードもトレイルも使える万能性!
とにかく持っていると役立つ1足!
『ホカオネオネ/チャレンジャーATR7』
を大分解します!!
以前、トレイル初心者向けのシューズ・エントリーの定番モデルとしてご紹介した『チャレンジャーATR6』から2年!!
ついに、『チャレンジャーATR7』が登場しました!
基本コンセプトは前作から変わりはなく、
楽に長い時間走れる
相変わらずかなり軽い
下りの衝撃を緩衝してくれる
厚底だけどしっかり安定する
ロードもトレイルも走れる(程よいグリップ・程よい柔らかさ)
といった特徴です!
その中でも、今作『チャレンジャーATR7』は、ロードとトレイルの汎用性が上がった印象です!
山を走っても楽に走りやすくなったし、ロードを走っても硬さを感じにくくなっています!非常に良いアップデートをしていますので、これからしっかりアップデートポイントをご紹介させて頂きます!(アップデートポイントに絞ってご紹介します!!)
期待を裏切らない履き心地・変わらぬ履き心地、是非体感してみて下さい!
※『チャレンジャーATR6』の性能を知らない方はまず下記をお読みください!!
チャレンジャーATR7は、トレラン入門者~初心者に最適!
定番のはしりびと式【トレランシューズ総合チャート表】で、どこに『チャレンジャーATR7』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・入門者、初心者 ※ロードとトレイルを兼用したい方向き <距離別区分> ・入門者/初心者のショート(~40km) ・脱初心者のショート~ミドル(~80km) ・中級者/上級者のミドル~ロング(80km~) ※ロード比率が高いトレイルにおすすめ ※中上級者にとっては練習用向き ※『レベル』『距離区分』について知らない方は下記を参考にしてみてください! それでは、単品特徴をみていきます!! ・重量:252g(26.5cm) ※27g軽量化 ・厚み:前足部26mm/踵部31mm ※2mm厚くなりクッション性UP ・ドロップ:5mm ・ラグの深さ:4mm ※深さに変更はないがパターンが変化 ・グリップ:デュラブレーション ラバー ・アッパー:エンジニアードメッシュ ※フィット感UP&軽量化 ・ミッドソール①:CMEVA(圧縮成形EVA) ※軽量&柔らかい素材 ・ミッドソール②:メタロッカーテクノロジー それでは、アップデートポイントを細かく見ていきましょう! 今回は、細かい変更点を4つご紹介します! 様々なアップデートがされていますが、基本ベースは「チャレンジャーATR7」の継承となります!ですので、変更点を知ることはそれほど複雑ではありませんので、是非ご覧下さい! 今作『チャレンジャーATR7』を履いて最初に感じた変更点は、「クッションが柔らかくなった」「走行時に衝撃吸収力がアップした」の2つです!前作では、人によってはロードだと固さを感じていたモデルですが、今作はロード使用の方にもすごく快適になっている印象です!この違いを実現しているポイントは以下の2つです! 1つ目は、ミッドソールの厚みが、前作と比較して前足部・後足部ともに+2mmになっています!場所によっては3mmアップしたともされているソール厚アップにより、クッション性が大きく向上し、より柔らかな履き心地を実現しています! 2つ目は、ミッドソール素材を柔らかな『圧縮成形EVA』に変更しています!これにより、柔らかなモチモチした履き心地が更に増しています!また、『圧縮成形EVA』は前作のミッドソールよりもかなり軽量に出来ているので、2mm厚くなって起きる”重さの問題”は解消されています!(後述しますが、全体重量は前作よりも軽くさえなっている) 変更点①で書いた通り、今作『チャレンジャーATR7』はクッション性が大幅アップしているのですが、そうなると心配になるのが安定性です。「着地したときにブレないか…」「走行時にグニャグニャしないか…」だと思いますが、わたしが走行した感覚では、柔らかくなってはいるが、走行時や着地時にブレる感覚はあまり感じなかったです!そのポイントは下記の2つにあります! 1つ目は、アウトソール面積(グリップ素材の面積)の拡大です!程よいクッション性と程よい固さからなる『デュラブレーションラバー』で出来たグリップ面積が拡大することで、グリップが効くことになっただけでなく、着地した際の安定性を高めてくれています!これまでのHOKAのシューズと言えば、「柔らかなクッション性を損わないようにするためにグリップ面積を最小限にする」というような感じがありましたが、変更①のおかげで弱点をカバーできるようになっています! 2つ目は、中足部のフィット感の向上です!前作でも採用されていた、中足部に採用された『ガセットタン(シュータンと中足部アッパーを縫い付けている設計)』のフィット感が更に良くなり、ソックスを履いているようなフィット感を実感できます!着地時に中での足ブレが発生しにくくなったので、クッションアップによる走行時のブレを感じにくくなったということです! シューズの中と外の両方の安定性が向上したことで安定性を実現している素晴らしい設計です! これまでの『チャレンジャーATRシリーズ』といえば、ロードとトレイルの両方で使える汎用性は良かったものの、もう1つのトレイル定番モデル『スピードゴート5』と比べた時に、グリップ力の差がありすぎるという欠点がありました。「ガッツリトレイルで使うとグリップが削れやすい」「下りでの効きがやや弱い」等です。ですが、今作『チャレンジャーATR』では、”耐久性”&”グリップの効き”共に向上しています!そのポイントは下記の2つにあります! 1つ目は、変更点②でも書きましたが、アウトソール面積(グリップ面積)が広くなっているという点です!先述の通り、これまでのHOKAと言えばクッション性を高める為にアウトソール面積を削っている(最小限にしている)ような感じがありましたが、今作ではかなり拡大させています!これによりトレイルでの削れは少なくなっている印象(特にもっとも削れやすいとされる踵の外側の補強がばっちり)です! 2つ目は、グリップ形状(グリップの向き)の変更です!前作までは「正方形型のブロック形状」をメインに採用しており、これにより360度対応しやすいグリップ(万能型グリップ)という特徴がありました。これはこれで良いのですが、前後や斜め前への推進力が多いランの動きにおいては若干引っ掛かりが弱い印象もありました。そこで今作では、「ひし形・縦向きのブロック形状」をメインに採用しています。その結果、ランに多い「前後のグリップ(ブレーキをかける時のグリップの効き、前後に蹴り出すときのグリップの効き)」が格段に良くなっています!とはいえ、グリップが引っ掛かりすぎる感じ(グリップが強すぎて蹴り込みが強くなること)もないので、スムーズな走りを実現してくれます! ここまで色んな仕様変更を解説してきましたが、ここまでアップデートさせていくと「重たくなるのでは?」と思われるでしょう。ですが、今作『チャレンジャーATR7』は、多くの+のアップデートをしているにも拘らず前作から約27gも軽量化を実現しています!その軽量化のポイントはいくつかありますが、大きくはアッパーの素材変更なります! 今作は、生地を1枚(シングルアッパー)にし、軽量リサイクル素材で出来た『エンジニアードメッシュ』にしています!シングルでの軽量化、かつ、その素材自体も軽量になったことで、全体重量を軽くを出来ているのです!若干前作よりもアッパーの耐久性は落ちますが、編み方の工夫により大きなアッパーの耐久性の劣化はないように出来ています!そこまで心配しなくても良い印象です! また、今作のアッパーは足に吸い付くようなアッパーになっているので、前作のような硬めのゴワツク感じもなく、より足にフィットしやすい履き心地を体感できます!更に、変更点②でお伝えした『ガセットタン』の改良もあり、中足部~爪先にかけてのフィット感はより足馴染みが良くなっています!タイトなフィット感を求める方には少し緩さを感じるかもしれませんが、足幅をそこまで選ばずに履けるフィット感は見事です! どうでしたでしょうか?! 『HOKA ONE ONE/チャレンジャーATR7』の特徴が伝わったでしょうか?前作からの変更点が伝わりましたか? 『チャレンジャーATR7』の特徴を改めてまとめると、 ①新ミッドソール”CMEVA”の採用、厚み2mmアップにより、ロードでも気持ち良いクッションに進化!(トレイルの下りも快適!!) ②柔らかくなったが、アウトソール面積の拡大や中足部のフィット感向上により、トレイルでの安定性をしっかりキープ!(ブレない安心感!!) ③アウトソール面積の拡大、新グリップパターンの採用により、トレイルでのグリップ力&耐久性アップ!(ロードでも嫌味がない!!) ④アッパーを柔らかな素材に変更、ガセットタンの改良により、軽量性&フィット性が向上!(非の打ち所がない!!) となります! 前作までの良い機能はしっかり継承(ロッカー構造で省エネで進める、楽に長い時間走れる、初心者の方の足を守ってくれる等)しながらも、前作の気になる点を多く改善するようなアップデートになり、『チャレンジャーATR7』は最高の1足になりましたね! なにより、ロードとトレイルの走行性の良さを両立するのは非常に困難(どちらかに寄せると片方の良さが減る)にも関わらず、トレイルでの走りやすさ(安定性・グリップ力)をアップしながらも、ロードでの走りやすさ(クッション性・軽量性)をアップし、それを両立しているところが本当に凄いの一言です! ロードもトレイルも楽しめるシューズとして、今年一大ブームを巻き起こすかもです!これは是非履いてみてほしいです!! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『HOKA ONE ONE/チャレンジャーATR7』をお探しの方はコチラ! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。チャレンジャーATR7の機能性スペックをご紹介
チャレンジャーATR7の機能評価
変更点①:新ミッドソール”CMEVA”の採用、厚み2mmアップにより、ロードでも気持ち良いクッションに進化!
変更点②:柔らかくなったが、アウトソール面積の拡大や中足部のフィット感向上により、トレイルでの安定性をキープ!
変更点③:アウトソール面積の拡大、新グリップパターンの採用により、トレイルでのグリップ力&耐久性アップ!
変更点④:アッパーを柔らかな素材に変更、ガセットタンの改良により、軽量性&フィット性が向上!
まとめ