こんにちは。
はしりびとです。
今回のテーマは、
販売のプロによる【安全に楽しむ為のトレランのはじめ方】
です!
その中から、
第4章:『トレランシューズの選び方<実践編>』
PART1:トレランシューズの種類(カテゴリー)を知る
を語らせていただきます!
このテーマは、全6章で語らせていただきます!
概要は↓の記事を読んでみてください。
1.前回のおさらい
前回は、トレランシューズの履き方・結び方について語らせていただきました。
「踵に合わせて、その状態のままで紐を締めていく」、 「紐を締める際は、指先の方からしっかり締めていく」、 「土踏まずの隙間をなくすイメージで、しっかり土踏まずをフィットさせる」、 「仕上げは、足首部を2重止め、紐の2重結びをする」、以上がポイントであるとお伝えさせていただきました。
そして、トレランにおいては、【余った紐は垂れながしたままにせず、紐の間に挟んで固定する】ことを忘れないようにとお伝えしました。
これらのちょっとした実践が安全に関わることをしっかり覚えておいてください!
↓前回の記事はコチラ
今回は実践編のPART1として、【トレランシューズの種類(カテゴリー)】について、ご説明させていただきます!
また、何度も記載している通り、
「山(トレイル)」に入る場合は、基本自力でなんとかするしかありません!!
万一の可能性を想定し、たとえ短い時間・知っている山でも、備えをしなければなりません!
そして、何よりその万一が起きないように、しっかりした「装備」と「計画」をしなければなりません!
トレイルランを安全に楽しむ為の、【基本の考え方】はこれに集約されております。
必ず忘れないでください!!
2.大きく分けて【4種類】を覚えよう
トレランシューズの種類として、大きく分けて4カテゴリーを覚えておくといいでしょう!
分類しようと思えば様々にできますが、ややこしくなるので4種類を覚えていたら十分です!早速下記をご確認ください。
⇒保護のほとんどない『裸足感覚』で、自分の足でしっかり走るタイプ ②『ハイブリッド系』トレランSH ⇒人間本来の自然な動きを邪魔しない『適度な保護』があるタイプ ⇒また、楽に身体が進む『走行性』を兼ね備えたタイプ ③『プロテクト系』トレランSH ⇒ガッチリと脚を固定して守る『安定・保護重視』のタイプ ③『オフロード系』トレランSH ⇒泥やぬかるみなどの滑りやすい箇所を『高いグリップ力』でクリアするタイプ では、次にそれぞれのカテゴリーの特徴を説明していきます!! まずは、ベアフット系トレランシューズを解説します! 【特徴】 ・素足感覚 (地面の感覚がしっかり伝わり、自分の脚でしっかり走れる) ・低ドロップ設計 ※1 (正しい走り方や自然な着地方法を実現しやすい) (ケガをしにくい効率的な走り方を実践しやすい) ・サポート力が少ない (クッションや安定はあまりない) (クッションや安定は自分の脚の能力で補うという考え) ※1:【低ドロップ】の詳しい説明やトレランにおけるメリットは次回説明します その通りです! このタイプは、 ・自分の足の力でしっかり走りたい方(サポートが好きではない) ・ある程度脚力のある方(サポートがなくても走れる方) ・ある程度トレラン経験のある方(足場の悪い場所も自分の脚の力で乗り越えられる) に向いていると言えるでしょう! 次は、ハイブリッド系トレランシューズを解説します! 【特徴】 ・走りやすい走行性 (楽に身体を前進させてくれるシューズ形状である) (勝手に前に進む機能が備わっている) ・低ドロップ設計 ※1 (正しい走り方や自然な着地方法を実現しやすい) (ケガをしにくい効率的な走り方を実践しやすい) ・適度な保護サポート (脚の自然な動きを邪魔しないサポートがある) (しっかりとクッションもある) ※1:【低ドロップ】の詳しい説明やトレランにおけるメリットは次回説明します その通りです! このタイプは、 ・適度に脚を守り、適度に楽に走れるサポートが欲しい方(守りすぎると走りにくくなる) ・まだ脚力には自信がないが、ステップアップをしていきたい方(これからはじめる方でもOK) ・トレラン経験がない~ある方まで、誰でも使いやすい(エントリー~上級まで使える万能性) に向いていると言えるでしょう! 次は、プロテクト系トレランシューズを解説します! 【特徴】 ・脚をしっかり守る強力なサポート (硬い樹脂パーツを使い足が捻れない) (少し硬いが、脚や体は安定する) ・高ドロップ設計 ※2 (踵で着いた際にブレないようにガッチリ固める) (ゆっくり歩く/ほんとにゆっくり走る方には使いやすい) ・走行性はやや劣る (硬い樹脂パーツな分、全体的に屈曲性は乏しい) (反り返りもないので、足抜けも特に良くない) ※2:【高ドロップ】の詳しい説明やトレランにおけるメリットは次回説明します その通りです! このタイプは、 ・とにかく脚をがっちり守りたい方(しっかり固定してブレない) ・歩きでも走りでも使いたい方(トレッキング用途でも使いやすい) ・トレラン入門者~初心者におすすめできる完全保護タイプ(脚力にまだ自信のない方、しっかり脚を守りたい方) に向いていると言えるでしょう! 次は、オフロード系トレランシューズを解説します! 【特徴】 ・とにかく刺さるグリップ力 (滑らないように、グリップが大きく深くなっている) (泥道や坂道では効果を発揮しやすい) ・水を通しにくいアッパー(甲の部分)素材 (泥道などでも中に水や小さい砂などが入りにくい) その通りです! このタイプは、 ・とにかく滑りたくないという方(高いグリップ力が有り悪路でも足を任せやすい) ・レベルに関係なく、グリップが欲しい方 に向いていると言えるでしょう! 以上で、 第4章:『トレランシューズの選び方<実践編>』 PART1:トレランシューズ種類(カテゴリー)を知る は終了となります。 まとめると、 ・大きく分けて4種類(カテゴリー)に分けられる ・ベアフット系は、『素足感覚』と『低ドロップ』が特徴で、あまり『サポート』はない ・ハイブリッド系は、『走りやすい走行性』、『低ドロップ』が特徴で、『適度なサポート』が備わっている ・プロテクト系は、『脚をとにかく守る強力サポート』、『高ドロップ』が備わっている ・オフロード系は、『とにかく刺さるグリップ力』、『水を通しにくいアッパー(甲の部分)素材 』が備わっている ということです。 自分にあったタイプ・自分が求めるタイプを見つけてリスク回避を徹底しましょう!! 山では自分の身は自分自身で守るしかありません。! しっかり実践をしていきましょう! 今回でトレランシューズの種類(カテゴリー)をご理解いただけたかと思います! 次回は今回の補足として『ドロップ設計』について説明いたします。 それでは、 第4章:『トレランシューズの選び方<実戦編>』 PART1:トレランシューズの種類を知ろう:<補足>低ドロップ設計に続きます! ↓ ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。3.『ベアフット系』トレランSH
4.『ハイブリッド系』トレランSH
5.『プロテクト系』トレランSH
6.『オフロード系』トレランSH
7.まとめ
コメント
トレラン未経験、ランニング歴3年(フル3時間50分)女性40歳です。
昨日トレラン用にシューズを見に行きました。普段のロードはアシックス ライトレーサー25.5㎝を履いています。全く分らず、サロモンとノースを試足しましたがピンとこず…
この夏にニセコのトレランの大会にでようとおもっているので練習したいのですがシューズが決まらず結構高い買い物なので迷っています。
くま様
コメントを頂きありがとうございます。
距離やフィールドによって選択するモデルが変わる所もありますので、確実なことをお伝えすることが難しいところがありますので、参考程度にお伝えさせて頂きますね。
トレラン未経験者ということですので、まずファーストシューズとして検討するといいのは、「1.路面状況に関わらず使いやすいモデル」「2.あらゆる距離に対応しやすいモデル」と言えます。
それらにマッチするおすすめとしては、【HOKA ONE ONE/スピードゴート4or5】【NIKE/ペガサストレイル3】【montrail/カルドラド3】【SALOMON/センスライド3】の4足です。
ソフトな履き心地がお好みなら前者2モデル、ある程度の固さ(安定性)がお好みなら後者2モデルと捉えて頂き、試してみるといいと思います。
今ライトレーサーを履かれているとのことですので、ミッドソールの厚みに違和感を感じると思いますが、まずは安心安全に走行するという観点から厚みをもったものをチョイスする方がいいでしょう。
フィット感やサイズ感に関しては、どうしてもお伝えするのが難しいので、店頭でフィッティングを見てもらうことをおすすめします。その際、「トレイルランをされてる店員さん」を探す方がいいですよ。
長文となり申し訳ありません。
参考にしてみて下さい。