こんにちは。
はしりびとです。
今回のテーマは、
販売のプロによる【安全に楽しむ為のトレランのはじめ方】
です!
その中から、
第4章:『トレランシューズの選び方<実戦編>』
PART4:⑮ハイブリッド系・軽量スピードモデルより、
SALOMON/S-LABセンス8
を語らせていただきます!
このテーマは、全6章で語らせていただきます!
概要は↓の記事を読んでみてください。
1.PART3『総合チャート表』のおさらい
PART3では、トレランシューズ選びに非常に役立つトレランシューズの代表商品25選紹介と8つのグルーピングについて語らせていただきました。
再度、下記にチャートを添付します!
*綺麗なバージョンは下記PDFファイルをダウンロードして下さい。
↓
↓トレランSH25選とグルーピング記事はコチラ
2.憧れのアスリートモデルを履ける!!
今回は、チャート表のハイブリッド系『軽量スピードモデル』に属する”SALOMON/S-LABセンス8″をもう少し詳しく説明します!!
↓チャート表上の立ち位置
主な、使用者は下記のような方になります!!
・上級者 <距離別区分> ※しっかり選ぶならこの方法 ・上級者のショート~ミドル(~80km) ・中級者のショート(~40km) ※超入門者、入門者、脱初級者には少しハードかもしれません ※『レベル』『距離区分』について知らない方は下記を参考にしてみてください! アスリートと同じモデルを履ける! ショートで勝ちたいならこれは外せない! ・重量:195g ・ドロップ:4mm 『S-LABシリーズ』は、トップクラスのランナー達の足元を支えるシューズとして作られたシリーズです。その中でも、『S-LABセンス8』は、その元祖モデルとして作られたTOPモデルと言えます!! 『S-LABセンス8』の特徴はとにかく軽い!!しっかり設計されたトレランシューズで200gを切っているモデルは数える程しかありません!その分、足を守るためのサポート性は減ってしまっているものの、スピードを維持する走行性は格段に上がっています! まず、それを支えるのが圧倒的なフィット感です!「S-LABウルトラ3」と同様に、シュータンとアッパーが一体化したソックス形状を採用しているので、まるで靴を履いていないかのように抜群にフィットします!!特に、土踏まずから踵までを包むようなフィット感は抜群です(素材はやや硬め)。若干タイトな感じはありますが、全体的に伸縮性の高いアッパーにより幅広の方でも細みの方でもしっかりフィットします!軽さと合わさることで、履いていてもストレスがない!!これは最高の特徴でしょう!アスリートも市販モデルを履いているくらいにしっかりフィットしますよ!! 一方で、デメリットもあります。踵周りを”がっちりと固定するホールド感”は、通常のトレランSH仕様と比べて落ちます。(ヒールカップはなし)まだトレイルに慣れていない入門者、固定感を求める方は物足りなさを感じるでしょう。 走力がないと履きこなすことが難しい1足であるため、中級者以上の使用をおすすめします!中級者のショートレース、上級者のショート~ミドルレースにおすすめです! 『S-LABセンス8』は、圧倒的なスピード走行を実現します!!まず、ハイブリッドモデルの中では最も薄く、石を踏んだらわかるくらい地面の感覚を感じながら走ることができます!それが圧倒的なスピード走行を実現します!! もう1つスピード走行を支えるポイントが”フォアフット専用設計”です!!前回紹介した『センス4プロ』と同様に、4mmドロップなので、ミッドフット~フォアフットでの走りを促すようになっています!(詳しくは前回のセンス4プロをご覧下さい)特に、『S-LABセンス8』は、今まで紹介した同じ4mmドロップのモデル(「NIKE/テラカイガー6」、「SALOMON/センス4プロ」)と違い、踵に最低限のサポートすらありません。そのため踵着地やミッドフットをした際に踵に体重を乗せると大きな衝撃を受けるので、自然とフォアフットになっていくのです! 更に、通常トレランシューズは、着地時に”足”や”靴”が捻れないようにする機能を”ミッドソール全体”に施しているのですが、『S-LABセンス8』は、この捻れ防止機能を”前足部~土踏まず部”までしか搭載していません。踵にはサポート機能が全くないのです。その分を軽さに回しているのです!また、そのフォアフットには、反発の高い素材も入れているのでとにかく推し進めてくれますこれも『S-LABセンス8』がフォアフット専用モデルでスピード走行モデルと言う所以です! 今ロードのマラソン会ではNIKEを代表に厚底のフォアフット専用モデルがトレンドを起こしていますが、その元祖といえるのがこの『S-LABセンス8』でしょう!!ある程度走力があることはもちろん、フォアフットでの走りをしていないと、履きこなせないモデルです!ですが、その反面その分のリターン率は高いです!! ↓4mmドロップのメリットはこちら! 『S-LABセンス8』の最大の特徴は、先に書いたとおり圧倒的な”軽さ”です!アスリートクラスの選手がレースで結果を出すために作られたモデルなので、重さがあっては結果に影響が出る可能性があります。その為、とことん軽量性に拘っています! まずはアッパーによる軽量化です!極めて薄いニットアッパーを採用しているので、通常のアッパーと比べて圧倒的に軽くできます!また、内側生地もない完全1枚生地アッパーなので、靴下や素足が透けるくらいに薄く軽く出来ています。そうすると気になってくるのは耐久性ですが、ニットアッパーは伸縮性が高いのですぐに破れるということはありません。(その分手間ひまもかかるのでコスト高)但し、枝などの引っ掛かる要素が多いトレイルは気をつけましょう! 次に、インソール一体型ミッドソールによる軽量化です!『S-LABセンス8』は、インソールが取り外せません。というかインソールがありません。インソールすら削って軽量化させているのです。当然アーチカップなどもないので、土踏まずをサポートするような機能がありません。そもそも、元々トップランナー向けのモデルの為、足を休ませる機能よりもパフォーマンスアップの機能を優先します。 ”サポートよりも軽量性!”これが『S-LABセンス8』の特徴です!サポートや耐久性はないので、あくまで本番のみで使用するのがいいでしょう! 見ても・持っても・履いても、とにかく軽い!!トレランシューズではないみたい!!それが『S-LABセンス8』のファーストインパクトです! 実際履いて走ってみると、スピードが出せる感覚が自然と伝わってきます!!そして、おそらく誰が履いても、スピードが出せるにように感じると思います!それは、おそらく特徴②のフォアフット専用設計の影響かなと思います!!ただ、やはり薄く硬いので、ある程度走力のある方やベアフットに慣れている方でないと履きこなせないという印象はあります。(ベアフットモデルを履ける方であれば履けると思います!)使用レースも基本はショート(~40km)までの方がおすすめですね! 過去にも書きましたが、たくさ~~~んの種類で、 しっかり走り、何度も試履きした中で選び抜いた中での今回の紹介 になります! 今回の記事を参考にしていただき、 ・自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶ! ・「コース」や「距離」に応じて選ぶ! ・大会に出る「脱初心者以上」は2、3足を選ぶ! ための材料にしてみてください! それでは、 第4章:『トレランシューズの選び方<実戦編>』 PART4:トレランシューズの単品知識:⑯プロテクト系・高機能クッションデル(SALOMON/スピードクロス)に続きます! ↓ 執筆中 ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。3.SALOMON/S-LABセンス8
【特徴①】アスリートも市販モデルを履くくらいの性能!
【特徴②】フォアフット専用設計シューズの元祖?!
【特徴③】とりあえず軽さに拘るモデル
【体感レビュー】勝手にスピードが出る!まさにトップモデル!!
また、グリップはオールラウンドで使える”ラグの深さ”、”パターン”なので、基本どんな路面状況で使用しても大丈夫に思います!このレベルの靴を履ける方は走り方をある程度意識されていると思いますので、そこまで深いグリップが必要ないというのもあります。ショートレースを制したい・ショートレースで結果を出したいなら『S-LABセンス8』!!そう言い切ってもいいくらいのモデルでしょう!!4.まとめ