こんにちは。
はしりびとです。
今回のテーマは、
販売のプロによる【安全に楽しむ為のトレランのはじめ方】
です!
その中から、
第4章:『トレランシューズの選び方<実戦編>』
PART4:⑤ASICS/ゲルフジトラブーコ7
を語らせていただきます!
このテーマは、全6章で語らせていただきます!
概要は↓の記事を読んでみてください。
1.PART3『総合チャート表』のおさらい
PART3では、トレランシューズ選びに非常に役立つトレランシューズの代表商品25選紹介と8つのグルーピングについて語らせていただきました。
再度、下記にチャートを添付します!
*綺麗なバージョンは下記PDFファイルをダウンロードして下さい。
↓

↓トレランSH25選とグルーピング記事はコチラ
2.『ASICS/ゲルフジトラブーコ7』は超入門者向け
今回は、チャート表のハイブリッド系『高機能クッションモデル』に属する”ASICS/ゲルフジトラブーコ7″をもう少し詳しく説明します!!
↓チャート表上の立ち位置
主な、使用者は下記のような方になります!!ほぼ全員です!!
但し、特徴的には入門者の方に向いています!
・超入門者、(入門者) <距離別区分> ※しっかり選ぶならこの方法 ・上級者のロング(80km~)距離で使用 ・中級者、脱初級者のミドル~ロング(45km~)距離で使用 ・超入門者、入門者のショート(~45km)距離で使用 ※『レベル』『距離区分』について知らない方は下記を参考にしてみてください! それでは、早速説明していきます!! ランニング経験の少ない方におすすめ! 高すぎる安定感が歩行シーンでも大活躍! ・重量:332g ・ドロップ:8mm 『ゲルフジトラブーコ7』は、ランニング経験が少ない”トレラン超入門者”におすすめのモデルです! トレランSHというより、トレッキングSHに近いミッドソール剛性なので、とにかく”安定感”が高いです!(おそらく紹介している25選の中で最も高い) 上記にて、”走行性がダウンする”と書きましたが、実は全くないわけではありません!トレッキングSHと比べると走行性はしっかりありますし、ゆっくりだと快適に走れます! 『ゲルフジトラブーコ7』のグリップは、不安定なトレイルで大活躍してくれます!深くてやや硬めのグリップは、”マッド(泥)”、”ガレ場”、”砂利”などの不安定なトレイルでしっかり踏ん張りを効かせてくれます! 秋のKOBE六甲全山縦走大会にて使用しました!その日は、スタートからゴールまで雨天・曇り!悪条件のトレイルでしたが、さすが『ゲルフジトラブーコ』です!徒歩での使用ですが、とにかく楽にグリップが効きます!!力を入れなくても自然と地面にグリップが効いているのがわかります!比較的綺麗なトレイルでも、マッドなトレイルでも、楽に止まるのがわかります! ただし、やはりコンクリート区間では硬い。。歩いたので大丈夫でしたが、コンクリート区間を走ろうと思うと硬すぎるなという印象です。あとは、下りなどをしっかり走ろうと思うと、これも硬すぎるなという印象です。 上記がハイブリッド系『クッションモデル』のASICS/ゲルフジトラブーコ7の説明になります!! 過去にも書きましたが、たくさ~~~んの種類で、 しっかり走り、何度も試履きした中で選び抜いた中での今回の紹介 になります! ※自宅から1kmでトレイルインできるので、いろんなシューズやアイテムを現場で使用体感しています!! 今回の記事を参考にしていただき、 ・自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶ! ・「コース」や「距離」に応じて選ぶ! ・大会に出る「脱初心者以上」は2、3足を選ぶ! ための材料にしてみてください! それでは、 第4章:『トレランシューズの選び方<実戦編>』 PART4:トレランシューズの単品知識を深く知る:⑥ハイブリッド系・クッションモデル(SALOMON/S-LABウルトラ3)に続きます! ↓ ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。3.ASICS/ゲルフジトラブーコ7
【特徴①】ランニング経験の少ない方に最適!
”カップの深いヒールカウンター”と”ガッチリしたアッパー”が、踵~中足部をしっかり固定するので、初めてのトレランの方でも安心して履けます!少し重たいものの、”足を固定し守る”という機能は最も高いと言えるでしょう!
一方、安定感が極めて高い分、若干スピーディに走る為の走行性はダウンしてしまいます。というのも、前足部の屈曲がやや硬い為、地面を掴んで蹴るというのが難しいです。パワーも出にくく、脚さばきも若干遅くなります。
ですが、こういった機能はトレイルをガッチリ走る場合に必要な機能ですので、超入門者のように歩きが多い場合だとむしろ不必要です。さらに言うと、走行性がダウンしても、その分安全な走行性は実現してくれるので、超入門者には屈曲が硬いほうが楽な面もあります。
『ゲルフジトラブーコ7』は、ランニング経験の少ない”超入門者”のように、歩いたり、ほんとうにゆっくり走られる方におすすめです!!【特徴②】走行性はダウンするがないわけではない!
1つ目のポイントは、”低ドロップ”設計です!シューズ内の高低差をつけないようにすることで、着地してから重心が前に移動するまでの速度を速めてくれます!これはハイブリッド系のモデルすべてに言えることですが、重心移動が早いのは走行性を高めてくれます!
もう1つは、『ゲルフジトラブーコ7』特有のミッドソール波型形状です!波型形状の構造的な特徴は、<安定感が高いうえに反発性(跳ね返す力)が高い>です。つまり、着地してから足を前に押し流す力(推進力)を生み出してくれるのです!
更には、もともと高い安定感を、更に高めてくれるミッドソール形状にもなっています。特徴①でお伝えしたとおり、前足部の屈曲性がないため、スピードアップはしにくいですが、着地してから身体を前に運んでくれる機能は備わっている為、トレランSHとしての機能は十分果たしてくれます!【特徴③】ハードで深いグリップは不安定なトレイルで大活躍!
また、踵~爪先までのラグの向きを様々な方向に向けることで、シューズが不安定な路面でも捻れないように踏ん張ることを可能にします!グリップがしっかり地面に噛めるので、ミッドソールの安定感と合わせて、とにかく足のブレを抑えられるでしょう!
但し、グリップは効くものの、オンロード(コンクリート)や岩場などの”硬い路面”との相性は△です。ミッドソールがけっこう硬く、グリップも硬いタイプを採用しているので、シューズのクッション性は感じにくいです。
ロードの多いトレイルよりも、トレイル比率の高い場所で使用する方が機能を活かせるでしょう!【体感レビュー】雨天時に徒歩のみで六甲全山縦走(GTXモデル使用)
また、ミッドソール剛性も高いので、足もブレにくい!徒歩での六甲全山縦走にはとても感触が良かったです!!やや速く歩く動きなどを入れる際にも自然とついてきてくれました!!
歩くがメインの時、あまり走らない超入門者の方には試していただきたいです!!4.まとめ