こんにちは。
はしりびとです。
今回は必見です!!
各メーカーが出している『トレランシューズ』の違いをわかりやすくした一覧表・2022年版
を公開いたします!
※2022年8月末現在のラインナップとなります
2021-22年モデルを中心に、すべて使用体感し代表商品をすべてまとめた『はしりびと式・オリジナルチャート表』ですので、是非参考にしてみてください!!
『トレランシューズ』チャート一覧表の公開
それでは早速発表します!!
※下記のPDFファイルをDLすれば綺麗に見られます!
※各モデルを履いてみたい方は下記からの検索がおすすめ!
『トレランシューズ』チャート一覧表の見方
次に、このチャート表の見方を説明していきます!
1.タイプ・種類別の分類(縦軸)
全4種類で上から、『ベアフット系』、『ハイブリッド系』、『プロテクト系』、『オフロード系』となります。
※『トレランSHの種類』の詳しい説明は下記記事を参照ください
2.走力レベルによる分類(横軸の見方①)
横軸は、『トレラン走力レベルによる分類』と『距離区分』となります。
まず、トレラン走力レベルの見方を説明します。トレラン走力レベルは、『入門者』、『初心者』、『脱初級者』、『中級者』、『上級者』の全5レベルとなります。
※「入門者」と「初心者」は同じとみてもいい
※『トレランレベル』の詳しい説明は下記記事を参照ください
3.距離区分による分類(横軸の見方②)
次に、距離区分の見方を説明します。距離区分は、『ショート』、『ミドル』、『ロング』と全部で3つとなります。(距離選定が難しい分も加えて4パターンとする)
※『トレラン距離区分』の詳しい説明は下記記事を参照ください
各トレランシューズのおすすめモデルをご紹介
それでは、約30点の商品の中から、走力レベル別(全4レベル別)でわたしが特におすすめするモデルをピックアップしてご紹介していきます!!是非トレランシューズ選びの参考にしてみてください!
※入門者と初心者は同列で紹介します
※詳細は単品記事を書いておりますので、詳しくはそちらをご覧ください!
1.【入門者・初心者】におすすめのモデル5選
【こんな方にオススメ】
「山登りをやっているがトレランをやってみたい(ランニング経験はほぼない)」、「これからトレランを始めたい(ちょっとだけランニング経験がある)」、「ランニング経験は多少あり、トレランに初めて挑戦する」、「トレランはやっているけどまだほとんど経験がないに等しい(数回行ったくらい)」、「一年程度トレランはやっているがまだ全然走れない」
①SALOMON/センスライド4
保護力(足を守る):★★★★★
走行性(走りやすさ):★★★★☆
トレイル対応力:★★★★☆
ロード対応力:★★★☆☆
「これからトレランを始める方」の元祖定番モデル!若干履き心地は硬めではあるものの、その分足を守る安定性・サポート力が高いのが特徴です!また、あらゆるトレイルにマルチに対応できるのが魅力です!(グリップも全方位に利かせい!)初めてのトレランシューズ選びで迷ったら、これを選択肢の1つに入れてみてほしいですね!
②HOKA ONE ONE/チャレンジャーATR6
保護力(足を守る):★★★★☆
走行性(走りやすさ):★★★★☆
トレイル対応力:★★★☆☆
ロード対応力:★★★★★
これからトレランを始める方の定番モデルです!マシュマロクッションと呼ばれる極厚のクッションが下りの走行時の衝撃をしっかりと吸収してくれます!安定性という側面では『センスライド4』の方が上ですが、衝撃吸収力ではこのモデルの方が上と言えます!また、トレイルだけでなく、ロードを走るのを全く苦にしないのも魅力の1つです!
③HOKA ONE ONE/スピードゴート5
保護力(足を守る):★★★★★
走行性(走りやすさ):★★★★☆
トレイル対応力:★★★★★
ロード対応力:★★☆☆☆
HOKA ONE ONEを代表するトレランシューズといえばこのモデルです!『チャレンジャーATR』と同様かそれ以上のの厚底クッションでありながら、最大の魅力は圧倒的なグリップ力です!HOKAの弱点と言われた「グリップ」「耐久性」を解決したモデルで、「これからトレランを始める方」はもちろん、「ロングレースに挑まれる方」からも愛されています!ロードの多い局面には不向きですが、トレイルでは確かなグリップで身体を守ってくれます!
④NIKE/リアクトペガサストレイル4
保護力(足を守る):★★★★☆
走行性(走りやすさ):★★★★★
トレイル対応力:★★★★☆
ロード対応力:★★★☆☆
HOKA ONE ONEやSALOMONと並び、最近ユーザーが増えているのがNIKE!そんなNIKEのエントリーモデルがコレです!その特徴は、トレランシューズとは思えない、柔らかな”クッション性”と弾むような”反発性”です!圧倒的なクッションで身体を守ってくれるだけでなく、まるでロードシューズの様に軽快に進めるようになっています!推進力は一級品ですね!「ロードランニングの経験がある方」は履きやすいと思います!
⑤POLEWARDS/アドベラシャーク
保護力(足を守る):★★★☆☆
走行性(走りやすさ):★★★★☆
トレイル対応力:★★★★☆
ロード対応力:★★★★★
『チャレンジャーATR』と同様にロードからトレイルまで苦になることなく走れるモデルです!これまでのモデルと比べて、若干の重さがあるものの、山での全方位グリップも良く、あらゆるシーンで万能に使えるのが魅力です!「ロードシューズの感覚をトレイルシューズに求める方」「癖のないトレイルシューズをお探しの方」には非常に履きやすい1足と言えるでしょう!
※☆印の評価は同じカテゴリー内での比較となります
2.【脱初心者】におすすめのモデル3選
【こんな方にオススメ】
「トレランを始めて少したったからステップアップしたシューズを選びたい」、「もう少し軽くてスピードを出しやすいやつも履いてみたい」、「サポート力も欲しいけど走行性の高いシューズが欲しい」、「一年以上トレランはやっているからそこそこ頑張れそう(少し脚力が付いたかな)」
①NIKE/ワイルドホース7
保護力(足を守る):★★★★☆
走行性(走りやすさ):★★★★☆
トレイル対応力:★★★★★
ロード対応力:★★★☆☆
「初心者モデルは卒業したいけどクッションやグリップは欲しい」そんな方に最適なモデル!ヒールのプロテクトはやや弱いものの、初心者モデルよりも接地感があり走りやすいので、シューズの機能を大きく変えることなくステップアップ出来るのが特徴です!”初心者モデルと大きな違いを感じない”と言われることもありますが、セーフティにステップアップを目指したい方にはいいモデルです!
②ASICS/ゲルフジライト3
保護力(足を守る):★★★★★
走行性(走りやすさ):★★★★★
トレイル対応力:★★★☆☆
ロード対応力:★★★☆☆
「軽い!」「スピードが出る!」「でもクッション性もある!」のがこのモデルの特徴です!グリップが左右に利かせにくいデメリットはありますが、前後に対するグリップはバッチリ!スピードを出す走りに対応したモデルと言えます!「初心者モデルから心機一転して走りやすいモデルがいい」という方には、最適なモデルと言えます!
※上記は2代前の『ゲルフジトラブーコライト』になりますが、商品機能は非常に似ています
③POLEWARDS/アドベラライト
保護力(足を守る):★★★☆☆
走行性(走りやすさ):★★★★☆
トレイル対応力:★★★★☆
ロード対応力:★★★★★
POLEWARDSと言えばオールラウンドに使えるのが魅力ですが、この『アドベラライト』も万能性が魅力です!ロードからトレイルまで苦にしないグリップがあり、着地時にもしっかり安定するので、癖がなく使用できる1足です!前述の2モデルと比べて、ややクッションは落ちますが、ある程度走り慣れてきたトレイルランナーなら特別感じもなく走れるでしょう!
※☆印の評価は同じカテゴリー内での比較となります
3.【中級者】におすすめのモデル3選
【こんな方にオススメ】
「上りは多少歩くけど基本的にはほとんど走れる」、「トレイル経験は長くミドルレンジ(50~80km)くらいまで走れる」、「いろんなタイプのトレランシューズを持っている(路面状況に応じて使い分ける、距離に応じて使い分ける)」、「日々の練習であったり、ショートレンジならサポート力はそんなになくても大丈夫」、「トレラン経験も長く脚力にはそれなりに自信がある」
①HOKA ONE ONE/ジナール
保護力(足を守る):★★★★★
走行性(走りやすさ):★★★★☆
トレイル対応力:★★★☆☆
ロード対応力:★★★★☆
HOKA ONE ONEが2021年にリリースした軽量スピードモデル!HOKA ONE ONEらしいクッション性はありながらも、これまでになかった地面を掴む”接地感覚”感じられる1足!『スピードゴート5』『チャレンジャーATR6』ほどのクッション性はありませんが、それでも十分に守ってくれる感じはあります!今までなかったタイプスピードモデルとして、持っていて損がない1足と言えるでしょう!Vibramソール”なのでグリップもいいですよ!
②TOPO Athletic/テラベンチャー3
保護力(足を守る):★★★★☆
走行性(走りやすさ):★★★☆☆
トレイル対応力:★★★★★
ロード対応力:★★★☆☆
ベアフットシューズの傑作『Vibram5fingers』を世に送り出した方が作ったブランド(モデル)だけあって、「接地感」も高く「人間本来の走り方」を意識させてくれるシューズです!サポート力のある【ハイブリッド系トレランシューズ】に属しはしますが、ほぼベアフット系に近いような特徴があります!最低限のサポートを入れながらフォームを見直すにはとてもいいシューズと言えます!
※上記は1代前の『テラベンチャー2』になりますが、商品機能は非常に似ています
③ASICS/フジスピード
保護力(足を守る):★★★★★
走行性(走りやすさ):★★★★★
トレイル対応力:★★★☆☆
ロード対応力:★★★☆☆
ASICSの本気が感じられる軽量スピードモデルが登場!ロードシューズに採用されている高い推進力を生む《ガイドテクノロジー》が搭載されているので、接地してからの反発や足抜けが非常に早い1足です!それだけでなく、クッション性も備えているので、このレベルのモデルにしては非常にソフトな履き心地なのも魅力です!『フジライト3』と同様に左右へのグリップはやや甘いですが、スピードを求める方には最適です!
※☆印の評価は同じカテゴリー内での比較となります
4.【上級者】におすすめのモデル2選
【こんな方にオススメ】
「レースで結果に拘る(自己ベスト更新や表彰台を狙う)」、「サポート力はあまりなくてもいいからとにかく走りやすいモデルがいい」、「軽さに拘わる」、「クッション性はスピードを出しにくくなるからいらない(接地感が高いモデルがいい)」、「走力にはしっかりした自信がある」
①SALOMON/S-LABセンス8
保護力(足を守る):★★☆☆☆
走行性(走りやすさ):★★★★★
トレイル対応力:★★★★☆
ロード対応力:★★★★☆
世界トップクラスのトレイルランナーが企画に携わったTOP OF TOPのモデルです!実際にトップ選手がレースで着用するモデルなので、走行性やお墨付きと言えます!フォアフットで走るように専用設計されており、足を守る機能は高いとは言えませんが、自然とスピードが出てくるような機能設計はロードシューズで言う【カーボンプレートの入ったシューズ】を履いているような感覚です!結果に拘る方にはオススメです!
②inov-8/X-タロン255
保護力(足を守る):★☆☆☆☆
走行性(走りやすさ):★★★★☆
トレイル対応力:★★★★★
ロード対応力:★☆☆☆☆
【ベアフット系トレランシューズ】のトップクラスのモデルです!安定性・クッション性などのサポート機能はほとんどありません。ですが、接地感は非常に高いので、自分の足の感覚でしっかりと走れますし、足の能力を養うには非常にオススメです!スパイクのようなグリップ力がついているモデルなので、ロード使用にはお勧めできませんが、「上りでの走りに拘るトレイルランナー」「バーチカルレースやスカイランニングのような急斜面を走破するトレイルランナー」にはうってつけです!
まとめ
どうでしたでしょうか?!
「トレランシューズ』の各社違いがわかりましたでしょうか?
まずは、自分自身が、『入門者・初心者』『脱初心者』『中級者』『上級者』のどれに当てはまるかを考えてみてください!
また、脱初心者以上の方は【どれくらいの距離を走るのか(ショート・ミドル・ロング)】を考えてみてください!
それを把握した上で、練習目標を決めて選んでいくといいでしょう!
今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください!
各モデルを履いてみたい方は下記からの検索がおすすめです!
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ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。