こんにちは。
はしりびとです。
【失敗しないランニングシューズの選び方<入門編>】PART2:
『ランニングシューズのカテゴリーを知る』その①
を語らせていただきます!
このテーマは、全4PARTで語らせていただきます!
概要は↓の記事を読んでみてください。
1.はじめに
PART1では、自分に合ったランニングシューズを選ぶ為に、【自己分析】をしていただきました。そして、そこで自分が『何の目的でランニングシューズを買うのか』を明確にできたかと思います。
※まだの方は先にPART1を読んでください。↓
今回は、次のステップである【ランニングシューズの種類(カテゴリー)】についてわかりやすく解説し、PART1で発見した自分のグループがどこのカテゴリーとマッチングするかを説明していきます。
それでは、早速始めます!!
2.ランニングシューズの9つのカテゴリー
タイトルの通りで、ランニングシューズは9つのカテゴリーに分けられます。
この9つのカテゴリーを先に紹介しておきます!
②トレーニング(レーストレーニング.Ⅰ)
③レーシングトレーニング(レーストレーニング.Ⅱ)
④レーシング
⑤マラソン
⑥ナチュラル
⑦ベアフット
⑧厚底カーボン系
⑨ジョグ(安いシューズ)
※呼び名は様々ありますが、大分類するとこれらに分けられます。
※他にも、トレイルランシューズがありますが今回の分類からは割愛しています。
そして、この9つのカテゴリーには、
1.それぞれに、目的(クッションや軽さなどの機能的な特徴)があり、
2.それぞれに、このシューズを誰に使って欲しいか(ターゲット)
が存在しています。
では、【目的】と【ターゲット】を明確にしながら、9つのカテゴリーを細かく見ていきましょう!
3.『①クッショニング』 ~ 『④レーシング』について
①クッショニング
代表モデル:
ASICS:GEL-KAYANO
MIZUNO:ウェーブライダー
NEW BALANCE:ハンゾーU
・これから走る方/走り込みをする方の<足を守ること>を目的としている
・分厚いクッションでランナーの足を守る(クッション性が高い)
・着地時に身体をぶれないようにする機能が入っている(安定生が高い)
・少し重たくはなるが、機能を豊富にし怪我の防止を目指す
【ターゲットグループ】
すべのランナーがターゲットに入ります
・初心者ランナー(練習用・本番用のシューズ)
・脱初心者ランナー/中級者ランナー/上級者ランナー(距離のある練習用のシューズ)
・ヘルス系ランナー/トレーニング系ランナー/ファンランナー(日々の練習用)
※クッション性:着地時に、身体にかかる衝撃を吸収してくれる機能。筋肉への負担を軽減してくれます。分厚いほど重たくなる傾向があります。
※安定性:着地時に、しっかり身体を支えられるように安定させてくれる機能。関節への負担を軽減してくれます。クッション性と相反する機能なので、各社両ゾンに力を入れている。
②トレーニング(レーストレ.Ⅰ)
代表モデル:
ASICS:DYNAFLYTE
MIZUNO:ウェーブシャドウ
NIKE:ズームペガサス
・クッショニングを履いていた方の2足目に履いてもらう為に作られたシューズ
・クッショニングよりもクッション性はやや劣る(それでもクッション性は高い)
・反面、軽さはクッショニングシューズより向上している(軽量性アップ)
・怪我の防止はもちろん、パフォーマンス向上も意図されている
【ターゲットグループ】
・脱初心者ランナー(練習用・本番用のシューズ)
・中級者ランナー/上級者ランナー(距離のある練習用のシューズ)
・トレーニング系(日々の練習用)
※軽量性:シューズの軽さのこと。一般的に軽いとスピードが出しやすいとされている。反面、クッションや安定生の機能は落ちる。
③レーシングトレーニング(レーストレ.Ⅱ)
代表モデル:
ASICS:ライトレーサー
MIZUNO:ウェーブエアロ
NIKE:ズームライバルフライ
・ランニング経験者/記録更新を目指す方向けのシューズ
・クッション性は低いが、軽量になっている(軽量性アップ)
・スピードを出しやすいような機能が豊富(グリップ性や反発性)
・怪我の防止よりも、パフォーマンス向上の意図が大きくなっている
【ターゲットグループ】
・中級者ランナー(練習用・本番用のシューズ)
・脱初心者ランナー(スピード練習用のシューズ)
※グリップ性:ソール裏の凹凸のあるパターンのこと。グリップがあると滑りにくく、地面をしっかりと蹴れるためスピードを出しやすくなる。
※反発性:クッションがバネのように跳ね返る力を言います。クッション性には衝撃吸収とバネの2つの役割があり、レーシングではこのバネの性質のほうが高くなっています。
※スピード練習用:実際にマラソンで走るペースよりも速いペースで走って心肺能力を鍛える練習メニュー。但し、走る時間は短くする必要があります。
④レーシング
代表モデル:
ASICS:ターサーエッジ
MIZUNO:ウェーブデュエル
NIKE:ハンゾーR
・記録更新を目指す方向け結果が全てタイプのシューズ
・クッション性はかなり低いが、とても軽量になっている(軽量性アップ)
・スピードを出すための機能にとことん拘っている(グリップ性や反発性)
・怪我の防止よりも、とにかく結果に拘る為の機能・意図が豊富になっている
【ターゲットグループ】
・上級者ランナー(練習用・本番用のシューズ)
・中級者ランナー(スピード練習用のシューズ)
※⑤マラソンのマラソンシューズは、フルマラソン2時間30分以内を目指す方(実業団やトップレベルの選手)向けの特殊なシューズになります。それほど、多く使用される方もいないカテゴリーですので、今回詳しい説明は割愛させていただきます。
4.今回のまとめ
さぁ、該当するカテゴリーは見つかったでしょうか?!
この4つのカテゴリーは、【ランニングシューズの基本カテゴリー】です!
かなりの数のランニングシューズはこの4つのカテゴリーに分類できます!
まずは、この4つのカテゴリーと自分のレベルをマッチングさせ、自分に合ったシューズカテゴリーを把握しておきましょう!
<PART2:『ランニングシューズのカテゴリーを知る』その①>は、ここまでです!
次は、
少し特殊なカテゴリーの【ナチュラル】と【ベアフット】
最近市場に増えてきたカテゴリー【厚底カーボン系】
を説明していきます!
それでは、PART2:『ランニングシューズのカテゴリーを知る』その②に続きます!
↓
今日も怪我なく楽しくランニングライフを楽しみましょう!!
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ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。