ランニング前に必ず実践!!『シューズの正しい履き方と紐の結び方』で怪我のリスクは変わる!

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こんにちは。

はしりびとです。

今回は、以前も触れさせて頂きましたが、

シューズの「正しい履き方」「紐の結び方」

について語らせて頂こうと思います!!

みなさま!!

シューズには「正しい履き方」があるのを知っていますか?

「フィット感を高める結び方」があるのを知っていますか?

近所でランニングをしていたりすると、かなり紐がゆるゆるで走っている人を見かけます。

また、店頭でお客様の足元を見ていると、踵の芯を踏んだとわかるくらい踵部が変形した靴を履いている人もいます。

更に、指導の現場では、紐が締まったまま履いて、爪先をトントンして履く人もいます。

極めつけは、某有名アスリート達にも、こんな履き方をしている人がけっこういるようです。

※知り合いの”指導トレーナー様”からもけっこう聞きます。そして、ほとんどの場合で怪我に悩まれているようです。そんな選手にはまず『履き方・結び方』を伝えるそうです。

先に結論を言いますと、

『履き方・結び方』を疎かにすると”怪我を誘発”します!!

更には、しっかりと力を加える事もできず、”パフォーマンスダウン”します!!

これは、”シューズの役割(存在意義)”を台無しにします!

「紐の締め方」とか「靴の履き方」とかでそこまで影響が出るの!?

残念ながら、そこまで影響します!ほとんどの場合で、”怪我を誘発し、パフォーマンスをダウンさせる”でしょう。

このような履き方結び方をすることは、『シューズの存在意義(役割)』を否定するようなものです。シューズを台無しにしてしまっているのです。それがもし、高い機能を持ったシューズなら尚更です。(高機能をすべて無駄遣いすることになる)

↓シューズの存在意義(役割)は下記記事を参照ください

こんにちは。 はしりびとです。 【失敗しないランニングシューズの選び方<機能編>】PART2: 『ランニングシュー...

そこで今回は、

シューズの正しい『履き方』・『結び方』についてしっかりお伝えしようと思います!

みなさまも一度、自分のやり方と照らし合わせてチェックしてみてください!!

そして、ひとつの基準として、実践してみてください!!

ポイント①:履く前・脱ぐ前は紐を緩める!

まず、「靴の紐はすべて緩めた状態で履く」が鉄則です!

↓すべて緩めた状態で足を入れていきましょう

すべて緩めるんだね!無理矢理履くなってことだね!

その通りです!

しっかり指先の方まで緩めて履くようにします。この話を店頭ですると、多くの場合次の返答が返ってきます。

「知っているんだけど、ついつい面倒でそのまま脱いだり履いたりしちゃう・・・」

めちゃくちゃ多い返答です。みなさまの中にもいらっしゃるのではないでしょうか??

今すぐ止めましょう!百害あって一利なしです!!

そうする理由としては、

① 踵を踏む可能性がある(=踵のホールド力が悪くなる)

⇒無理矢理履くと、踵を踏んでしまう危険性があります。踵の”芯”や”形状”は一度崩れると元には戻りません。ほんの少し踏むだけでも踵のホールド力はダウンします。

② 踵周りが広がる(=踵や土踏まずのフィット感が悪くなる)

⇒無理矢理履くと、シューズの履き口が横に広がります。そうすると踵~土踏まずにかけてのアッパーが伸びてしまい、しっかり締めても締め切れなくなります。

結果的には、

・”踵~土踏まず部”をしっかり固定できないので、着地時に足がシューズ内で動いてしまう。そうすると、脚や関節が捩れるようになり、怪我を誘発します。

・また、固定できずにフィットしなくなると、力が入りにくくなるのでパフォーマンスダウンにもなります。

・”潰れた踵”や”広がったアッパー”は元に戻ることはありません。つまり、シューズの機能寿命も短くなります。シューズを早く買い換えないといけなくなります。

ちょっとしたことが、結果的に大きな損になるんだね。

少しでもシューズを長持ちさせたいなら必ずやってください!!

そのためにやることは、『脱ぐ時に紐を全部緩める!』たったこれだけ!!!です。

↓紐がしまったまま無理矢理履くのはNG!!

正直たまに締めたまま履いたりしてたな。。。これは絶対直さないと!!

ポイント②:踵に合わせて履く!

次に、踵にしっかり合わせて履くことが大切です!

↓しっかり踵に合わせて履きましょう

履くときは、踵をトントンとさせて履くってよく言うよね!

その通りです!

これは世間一般でも常識になりつつあるので、皆様もご存知かと思います。(ですが、先程と同様に知っているがやっていないって人も多いですが・・・)

それをする理由としては、

① 踵に合わせることで、踵のホールド力が増す(=フィット感がアップ)

⇒踵に合わせて締めることで、”踵”と”シューズの踵の芯”がピッタリ合います。合っている状態で締めていかないと踵をしっかりと固定できません。結果、シューズ内で足が動く原因になります。

② 踵が合っていないと関節がねじれやすくなる(=怪我の誘発)

⇒着地時に踵が固定できていないと、左右へのブレが発生しやすくなります。左右ブレは関節への負担が大きいので、膝や足首トラブルの原因になります。

③ 踵が合っていないと、力の入り方が弱くなる(=パフォーマンスダウン)

⇒「踵が合っていないと力が20%逃げる」と言われています。しっかりホールドさせることで靴本来の反発機能を使えるようになります。

フィット感だけだと思っていたけど、怪我やパフォーマンスにも関わるんだね!

また、踵に合わせて履く際に、結構されがちなミスがあります。

それは、『せっかく踵に合わせたのに、すぐに元の状態に戻してしまう』です。

↓踵に合わせても戻してしまうと意味がない・・・

せっかく踵に合わせたのに、戻してしまっては意味がありません。必ず、踵に合わせたままの状態で次の【紐の締め方】に移りましょう!!

踵をトントンしたあとは、何も気にしたことがなかったなぁ。。自分はどうやってただろ?チェックしてみるよ!

ポイント③:紐は指先部からしっかり締める!

踵にしっかり合わせたままの状態で、靴紐を締めていきましょう!

↓靴紐は指先からしっかり締めましょう

紐はしっかり締めてるよ!指先の方からなるべく緩みが出ないように締めてるかな!

ばっちりです!

指先の方から1箇所ずつ丁寧に締めましょう!緩み・弛みが出ないようにしっかりと締めましょう!

コツは、土踏まず部の空気を抜く(土踏まず部の隙間をなくす)ようなイメージで、紐をしっかりと締めていくことです。

↓土踏まず部から空気を抜くように締めましょう

理由としては、

① 土踏まず部に空間があると、シューズ内で足が動く(=怪我の誘発)

⇒踵が固定できていたとしても、土踏まず部がしっかりフィットしていないと、シューズ内の足が左右にブレやすくなります。”マメの原因”や”足裏痛の原因”や”膝・足首関節の怪我の原因”につながります。

② シューズ内で足が動くと、真っ直ぐ進みにくい(=パフォーマンスダウン)

⇒左右に動く分、推進力がダウンしていきます。しっかり固定することで前方向だけに力を入れやすくなります。

③ 動かないように指で踏ん張るようにするので疲れやすい(=疲労の原因)

⇒土踏まずがフィットしないと足が左右に動きます。ですが、本能的に動くのを嫌がるので、指で踏ん張るようにしてしまいます。結果、”ふくらはぎ”や”足裏”の疲れを誘発します。

締め方一つでこんなにも変わるんだね!改めてやってみたけど、確かにまたフィット感が良くなったよ!

そうです!この締め方1つで全く変わるんです!

必ず、【1つ1つの紐をしっかり締める】【土踏まずから空気を抜くようなイメージでしっかり締める】を意識・実践しましょう!

また、足首のところだけ締める方が多くいらっしゃいます。

確かに踵部は固定できますが(踵がフィットすると足全体もフィットしたと感じる方が多いですが)、その他の部分は全くフィットしていません。そのままだと走行時に、シューズ内での足が左右に動いて走ることになり、「疲労・関節痛などの怪我の原因」、「パフォーママンスダウン」を起こします。

↓足首だけを締める方もいますがNG!

しっかり全体を締めるようにしましょう!!

シューズは、「踵のホールド感(踵の固定)」と「土踏まず部のフィット感(土踏まずが捻れない)」が非常に重要です!

必ず実践してください!!

ポイント⑤:仕上げは紐を2重止めと2重結びをする!

最後は、『足首部の2重止め』、『紐の2重結び』で仕上げましょう。

↓足首部の2重止めをしよう

↓紐の2重結びをしよう

最後は、2重を2回するんだね!

そうです!

れまでに紹介した『踵に合わせて締める』、『紐をしっかり締める』を実践できても、それ自体が緩んでしまっては意味がありません!

せっかく得られた【踵のホールド感】や【土踏まず及び足全体フィット感】をキープするためにも実施しましょう!!

これはやったことなかったから実践してみるよ!!

足首部の2重止めは、下記画像のとおりに2重回してぐっと締める。それだけです!

リボンの2重結びは、人差し指に2重巻きつけて、その人差し指を抜いたところに紐を通すとできます!こちらは慣れるまで少し難しいので、じっくり練習してみてください!

但し、紐を締めるにおいては、『踵に合わせて締める』、『紐をしっかり締める』が重要なので、まずはこの2つをしっかり癖付けられるようにしましょう!

ポイント⑤:余った紐は収納する!

最後の余った紐の処理の仕方を説明します。(特に、トレイルランでは必ず実践してください)

↓余った紐はしっかり収納

↓余った紐を垂らし流すのは危険

あんまりやったことないかな。でも重要なんだね。

はい!

最初に書いたとおり、トレイルランでは特に実施しましょう!

理由としては、

①紐が垂れ下がっていると、万一木の根に紐が引っかかると転倒や怪我を招く(なさそうであります)

②特にトレイルは、複雑なフィールドを走るので引っかかるような場所がたくさんある(リスク回避に必要)

などが挙げられます。

なるほど!木の根が引っかかる大怪我になるね。。気を付けよう。

まとめ

以上が、

『シューズの正しい”履き方”と”結び方”』

となります。

改めて”ポイント”をまとめておきます!!!

シューズの正しい”履き方”と”結び方”
①履く前・脱ぐ前は紐を緩める!

②踵に合わせて履く!

③紐は指先部からしっかり締める!

④仕上げは紐を2重止めと2重結びをする!

⑤余った紐は収納する!(トレイルはマスト)

よし!!!今日から早速実践していこう!

是非今回の記事を活かしていただき、

「シューズを少しでも長く使えるよう」

「シューズの機能が最大限発揮できるよう」

「ランニングライフが充実できるよう」

履き方結び方を見直してみてください!!

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