こんにちは。
はしりびとです。
【失敗しないランニングシューズの選び方<実践編>】
を語らせていただきます!
このテーマは、前回の【機能編】からの続きとなります。
まだ機能編を読まれていない方は、先に機能編を読んでみてください。
1.はじめに
最初に、【機能編】のおさらいです。
PART1では、『シューズの構成部と名称』を紹介し、それぞれが相互に連動してランニングシューズとしての役割を担っているとお伝えしました。そして、その中でもミッドソールが商品単品の違いを知る上で重要だとお伝えしました。
PART2では、『シューズの存在目的』・『シューズの9大機能』をお伝えしました。9つの機能が、ランナーの<パフォーマンス向上>と<怪我防止>を目指していて、その中でも重要な役目を果たす機能が、『クッション性』『反発性』『安定性』『軽量性』の4大機能であると伝えました。
PART3では、5大ブランドの代表的なミッドソール素材を10個紹介し、その違いを4大機能で比較した『ミッドソール素材のポイント付一覧表』を発表しました。そして、そこには共通する属性(タイプ)があり、そこから素材ごとの細かい比較を解説しました。

今回のテーマは、いよいよ【機能編】で学んだ知識を使っての【実践編】です!
具体的に商品単品を紹介し、その違い・見分け方をお伝えしていきます!!
と言っても、全部の違いを覚えることは難しいので、カテゴリー別の主要モデルを比較していきます!!今回の手法で主要モデルの違いがわかるようになれば、応用は効くのでその他の商品も自分である適度は見分けがつくようになります!
そして、最後には
<店員さんに頼らずとも商品単品の違いを推測できるようになる>
はずです!!

『失敗しないランニングシューズの選び方<入門編>』PART2:種類を知るでお伝えしたカテゴリー別で主要モデルを紹介していきますので、各カテゴリーに関して、なんとなく思い出しておいてください!↓
今回のテーマは以下の7つのPARTで進めます!
クッショニングカテゴリーの代表モデルを紹介します。4大機能での比較、その他の9大機能での比較、構成パーツでの比較、など今まで学んだ知識を使って単品の違いを説明していきます。
PART2:トレーニングの主要モデル比較を知る
トレーニングカテゴリーの代表モデルを紹介します。4大機能での比較、その他の9大機能での比較、構成パーツでの比較、など今まで学んだ知識を使って単品の違いを説明していきます。
PART3:レーシングトレーニングの主要モデル比較を知る
レーシングトレーニンググカテゴリーの代表モデルを紹介します。4大機能での比較、その他の9大機能での比較、構成パーツでの比較、など今まで学んだ知識を使って単品の違いを説明していきます。
PART4:レーシングの主要モデル比較を知る
レーシングカテゴリーの代表モデルを紹介します。4大機能での比較、その他の9大機能での比較、構成パーツでの比較、など今まで学んだ知識を使って単品の違いを説明していきます。
PART5:ナチュラルの主要モデル比較を知る
ナチュラルグカテゴリーの代表モデルを紹介します。4大機能での比較、その他の9大機能での比較、構成パーツでの比較、など今まで学んだ知識を使って単品の違いを説明していきます。
PART6:ベアフットの主要モデル比較を知る
ベアフットカテゴリーの代表モデルを紹介します。このカテゴリーは、機能が乏しいこと・機能が限りなくないことを善とするカテゴリーです。その為、4大機能を始めとした機能比較などはせず、代表モデルを使用感の視点で説明していきます。
PART7:厚底カーボン系の主要モデル比較を知る
厚底カーボン系カテゴリーの代表モデルを紹介します。4大機能での比較、その他の9大機能での比較、構成パーツでの比較、など今まで学んだ知識を使って単品の違いを説明していきます。
それでは、今回はまず、各カテゴリー主要モデル一覧を発表していきます!(今回は全容を見るため商品の一覧紹介のみにします)
2.『クッショニング』カテゴリーの主要モデル
・分厚いクッションでランナーの足を守る(クッション性が高い) ・着地時に身体をぶれないようにする機能が入っている(安定性が高い) ・楽に走れるサポートがある(反発性もある) ・ほかカテゴリーと比べて少し重たくはなるが、機能を豊富にし怪我の防止を目指す ②クッショニングのターゲット ・初心者ランナー(練習用・本番用のシューズ) ・脱初心者ランナー/中級者ランナー/上級者ランナー(距離のある練習用のシューズ) ・ヘルス系ランナー/トレーニング系ランナー/ファンランナー(日々の練習用) ※ランナーグループの定義は下記参照 ③クッショニングの主要モデル 1.ASICS / GEL-KAYANO27(ゲルカヤノ) 2.ASICS / ROAD BLAST RX(ロードブラスト) 3.MIZUNO / WAVE RIDER23(ウェーブライダー) 4.NIKE / REACT INFINITY RUN(リアクトインフィ二ティラン) 5.ADIDAS / ASTRARUN(アストララン) ・クッショニングを履いていた方の2足目に履いてもらう為に作られたシューズ ・クッショニングよりもクッション性はやや劣る(それでもクッション性は高い) ・軽さ・反発はクッショニングより向上している(軽量性・反発性が少し上がる) ・怪我の防止はもちろん、パフォーマンス向上も意図されている ②トレーニングのターゲット ・脱初心者ランナー(練習用・本番用のシューズ) ・中級者ランナー/上級者ランナー(距離のある練習用のシューズ) ・トレーニング系(日々の練習用) ※ランナーグループの定義は下記参照 ③トレーニングの主要モデル 1.ASICS / DYNAFLYTE3(ダイナフライト) 2.MIZUNO / WAVE SHADOW3(ウェーブシャドウ) 3.NIKE / ZOOM PEGASUS37(ズームペガサス) 4.ADIDAS / ADIZERO BOSTON8(アディゼロボストン) 5.NB / FUELCELL PROPEL(フュエルセルプロペル) ・ランニング経験者/記録更新を目指す方向けのシューズ ・クッション性は低いが、軽量になっている(軽量性アップ) ・スピードを出しやすいような機能が豊富(グリップ性や反発性) ・怪我の防止よりも、パフォーマンス向上の意図が大きくなっている ②レーシングトレーニングのターゲット ・中級者ランナー(練習用・本番用のシューズ) ・脱初心者ランナー(スピード練習用のシューズ) ※ランナーグループの定義は下記参照 ③レーシングトレーニングの主要モデル 1.ASICS / DS-TRAINER25(ディーエストレーナー) 2.ASICS / LYTERACER2(ライトレーサー) 3.MIZUNO / WAVE AERO18(ウェーブエアロ) 4.MIZUNO / DUEL SONIC(デュエルソニック) 5.NIKE / ZOOM RIVALFLY2(ズームライバルフライ) 6.NIKE / ZOOM PEGASUS TURBO2(ズームペガサスターボ) 7.ADIDAS / ADIZERO JAPAN5(アディゼロジャパン) 8.NB / FUELCELL PRISM(フュエルセルプリズム) 9.NB / FUELCELL REBEL(フュエルセルレベル) ・記録更新を目指す方向け結果が全てタイプのシューズ ・クッション性はかなり低いが、とても軽量になっている(軽量性アップ) ・スピードを出すための機能にとことん拘っている(グリップ性や反発性) ・怪我の防止よりも、とにかく結果に拘る為の機能・意図が豊富になっている ②レーシングのターゲット ・上級者ランナー(練習用・本番用のシューズ) ・中級者ランナー(スピード練習用のシューズ) ※ランナーグループの定義は下記参照 ③レーシングの主要モデル 1.ASICS / TARTHER EDGE2(ターサーエッジ) 2.MIZUNO / WAVE DUEL(ウェーブデュエル) 3.ADIDAS / ADIZERO TAKUMI SEN6(アディゼロタクミセン) 4.NB / HANZO R(ハンゾーアール) ・人間本来の走り方(着地方法と着地位置)を養うシューズ(低ドロップ) ・使うべき筋肉を使うことで、正しい姿勢や身体のラインがスッキリしやすくなる ・クッショニング並の分厚いクッションがあるものもある(クッション性) ・疲労軽減の分厚いクッションで身体を守りながら、正しいフォームで走れるようになる ②ナチュラルのターゲット ・初心者ランナー/脱初心者ランナー/中級者ランナー(練習用・本番用のシューズ) ・上級者ランナー(練習用) ・ヘルス系ランナー/トレーニング系ランナー/ファンランナー(日々の練習用) ※ランナーグループの定義は下記参照 ③ナチュラルの主要モデル 1.ASICS / GLIDERIDE(グライドライド) 2.ASICS / EVORIDE(エボライド) 3.NB / FRESH FOAM TEMPO(フレッシュフォームテンポ) 4.HOKA ONE ONE / CLIFTON7(クリフトン) 5.HOKA ONE ONE / BONDI6(ボンダイ) ・人間本来の走り方(着地方法と着地位置)を極めるためのシューズ(低ドロップ) ・超薄底で、人間本来の走る為の能力(脚力・足裏力)を徹底的に養う(サポート機能なし) ・使うべき筋肉を使うことで、正しい姿勢や身体のラインがスッキリしやすくなる ・一切の機能はなく、正しいフォームと使うべき筋肉のみで走れるようにすることが目的 ②ベアフットのターゲット ・初心者ランナー/脱初心者ランナー/中級者ランナー/上級者ランナー ・ヘルス系ランナー/トレーニング系ランナー/ファンランナー ※ランナーグループのレベルに関係なく練習用シューズである。どのレベルであろうとまずは歩くことと基礎トレから始める必要があります。いきなり走るのはNGです。 ※ランナーグループの定義は下記参照 ③ベアフットの主要モデル 1.MERRELL / VAPOR GLOVE4(ベイパーグローブ) 2.XEROSHOES / GENESIS(ジェネシス) 3.Vibram 5 fingers / KMD SPORT(コモドスポーツ) 4.LUNA SANDALS / Origen Flaco(オリジンフラコ) 5.KINEYA / Toe-Bi(トゥービー) ・記録更新を目指す方向け結果が全てタイプのシューズ ・クッショニング並の分厚いクッションがありながら軽量である(クッションと軽量) ・カーボンプレートはどの素材よりも反発力に優れている(圧倒的な反発力) ・疲労軽減の分厚いクッションと高反発カーボンで、疲労を抑えながらスピードが出せる ・ただし、厚いクッションがあるとはいえ、カーボンの反発を使いこなすには脚力と経験が必要である ②厚底カーボン系のターゲット ・中級者ランナー/上級者ランナー(練習用・本番用のシューズ) ※ランナーグループの定義は下記参照 ③厚底カーボン系の主要モデル 1.NIKE / ZOOM FLY3(ズームフライ3) 2.NIKE / VAPORFLY NEXT % (ヴェイパーフライネクストパーセント) 3.HOKA ONE ONE / CARBON X(カーボンエックス) 4.ASICS / METARACER(メタレーサー) 以上がカテゴリー別での各社代表モデルの一覧となります! 大丈夫です!! 基本は【機能編】で行った4大機能による比較分類がメインです!もちろん単品紹介は知識レベルが必要でその他の比較方法も多々使います。ですが、学んだものでも十分理解できるので大丈夫です! 少し数はありますが、要領を覚えれば非常に簡単です!! 今回の商品単品を少し頭に入れて次回以降は読みすすめてください!! それでは、PART1:『クッショニングの主要モデル比較を知る』に続きます! ↓ それでは、各記事をご参考頂き、怪我なく楽しくランニングライフを楽しみましょう!! はしりびとはブログランキングに参加しています! いい記事だなと思ったマニアの方は、応援の意味で下記をクリックお願いします! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。3.『トレーニング』カテゴリーの主要モデル
4.『レーシングトレーニング』カテゴリーの主要モデル
5.『レーシング』カテゴリーの主要モデル
6.『ナチュラル』カテゴリーの主要モデル
7.『ベアフット』カテゴリーの主要モデル
8.『厚底カーボン系』カテゴリーの主要モデル
8.まとめ