こんにちは。
はしりびとです。
【失敗しないランニングシューズの選び方<実践編>】PART6:
『ベアフットの主要モデル比較を知る』
を語らせていただきます!
このテーマは、全7PARTで語らせていただきます!
概要は↓の記事を読んでみてください。
1.はじめに
今回のテーマ【実践編】の冒頭にて、<クッショニング>、<トレーニング>、<レーシングトレーニング>、<レーシング>、<ナチュラル>、<ベアフット>、<厚底カーボン>の7つのカテゴリーの主要モデルを紹介しました。当然紹介をした分で全モデルではありませんが、その主要モデルを理解できれば十分違いを理解できるようになります!
前回は、『ナチュラルカテゴリー』の代表商品の比較分類をさせていただきました。
今回は、その7つのカテゴリーの中の1つ『ベアフット編』です!従来のシューズのように<足を守る>や<パフォーマンスを上げる>とは真逆の「人間本来の脚や身体の力」を取り戻してサポートがいらない身体を作るベアフットカテゴリーの代表商品の比較分類をします!
大会に出る【初心者ランナー~上級者ランナー】、大会に出ない【ヘルス系ランナー、トレーニング系ランナー、ファンランナー】まで、全ての方が選べるカテゴリーとなります!しかし、従来のカテゴリーとは大きく異なり、誰もがベアフット初心者という認識の元、まずは正しい使用方法で履くようにしましょう!!(以降に正しい使い方のリンクを用意しています。)
また、今回のベアフット編は今ままでの考え方とは大きく異なります。今は読み飛ばしていただいても問題ありません。大きなカテゴリーとして、ベアフットの立ち位置を認識していただければ十分です。(いずれ別の機会にでも下記リンクの方から読みすすめてみてください)
それでは早速、商品単品の違いを見ていきましょう!!
【ベアフット編】では、別記事で説明している『今こそはじめようベアフットランニング入門編①』、『今こそはじめようベアフットランニング入門編②』の知識を用いますので、そちらを先に読んでからのほうが分かりやすいです!
→入門編①では基礎知識を記載
→入門編②では導入時の使い方を記載
2.『ベアフット』主要モデルの比較一覧表
先に、ベアフットカテゴリー主要モデルの『ソール厚み』の比較一覧表を発表します!!
※ベアフットは地面の感覚を感じるかが大きな要素のため、厚みで比較します。また、紹介したどのモデルも0mmドロップです
ベアフットカテゴリー主要モデルの比較一覧表
主要モデル | ソールの厚み | クッション | 反発 | 安定 | 軽量 |
MERRELL / VAPOR GLOVE4 |
4mm | ☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
★★★★★
5 |
XEROSHOES / GENESIS | 5mm | ☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
★★★★★
5 |
Vibram5fingers / KMD SPORT | 4mm | ☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
★★★★★
5 |
LUNA SANDALS / Origen Flaco | 10mm | ☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
★★★★★
5 |
KINEYA / Toe-Bi | 3mm | ☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
☆☆☆☆☆
0 |
★★★★★
5 |
主要モデル | ソールの厚み | クッション | 反発 | 安定 | 軽量 |
※軽量性以外の4大機能をなくしているのがベアフットシューズです。
2.主要モデルの商品単品の違い
では、この5つのモデルを紐解いていこうと思います!!
10mmというベアフットシューズの中では厚めのソールなので入門者にも最適です。アウトソール素材も特徴的で、底部には『Upcycled Tire Outsole(リサイクルソール)』、表面部には『プレミアムレザー』を使用しています。『Upcycled Tire Outsole(リサイクルソール)』は、古いタイヤをリサイクルしたソールで、少し重さはあるものの、丈夫でありながら屈曲時の『曲げの硬さ』を感じにくく、地面のダイレクトさを消さない絶妙なソールです。『プレミアムレザー』は、なじみのよさに定評のある最高級のレザーで、履けば履くほど足裏にしっかり馴染んできますし、屈曲時の『曲げの硬さ』というのを感じにくいという特徴があります。2枚ソールが裸足のような動きを再現し、初心者にも安心感を与えてくれ、地面から伝わる足裏感覚を伝わりやすくしてくれます。 ②トレイルでこそ最大の能力を発揮するモデルである タラウマラ族のワラ-チに一番近いモデルで、トレイルでこそ能力を最大発揮するモデルです。これでトレイルを走れるようになることで、怪我をしにくい人間本来の効率的な走りを身につけることが出来るようになっています。更には10mmの厚さはロードでのベアフット入門にも最適と言えます。 ↓かなり詳しく読んでみたい方はこちら 4mmという薄いミッドソールですが、このモデルは、他のモデルとは異なり「インナーソール」と「Vibramソール」にほんのわずかなクッション性があります。このわずかなクッション性は、足裏感覚を殺さず、でも、ダイレクトな衝撃をほんの少し軽くしてくれます。これは、ベアフットランニングの足が出来ていない初心者にはとても有難い機能です。Vibram5fingersシリーズの中でも、このモデルは特に【足裏感覚】と【クッション】のバランスが良いと言えます。 ②最大の特徴である『5本指』設計で足裏感覚を更に養える Vibram 5 fingersの最大の特徴と言えるのが5本の指が分かれた設計です。5本の指を使って走れるようになると、足裏がもつ人間本来の機能を使えるようになっていきます。これは、シューズ型ではなかなか難しい機能です。 ↓かなり詳しく読んでみたい方はこちら 代表的なベアフットシューズである『Vibram5fingers/KMD SPORT』や『LUNAサンダル/Origen Flaco』と遜色はないかそれ以上に地面の感覚はわかります。しかも、耐久性もある『Vibramソール』だから長く使えます。また、『Vibram5fingers/KMD SPORT』ほどではないものの、同様にインナーソールにわずかなクッション性があるので、ダイレクトさを少しは緩和してくれます。 『ベアフット経験者』・更には、『脱初心者、中級者、上級者』であることをおすすめします。 ②オールシーズン使え、普段使用しやすいデザインである シューズ型なので、ランニング~ファッションまで使えるのが魅力です。しかもオールシーズン使えるのも魅力で、数あるベアフットシューズの中で一番使い勝手がいいです。 ↓かなり詳しく読んでみたい方はこちら 3mmという極めて薄いミッドソールが、地面からの感触をダイレクトに伝えてくれます。更に、足の屈曲を邪魔をしない”しなやかさ”があります。少し慣れは必要ですが、裸足の力を最大限に引き出すには最適です。地面の感覚をダイレクトに感じたい方には、これ以上はないといっても過言ではありません。 『ベアフット経験者』・更には、『中級者、上級者』であることをおすすめします。 ②最大の特徴『足袋型形状』が足裏感覚を更に養える KINEYAブランドの最大の特徴と言えるのが足袋型形状です。5本指シューズと同様に、足裏がもつ人間本来の機能を使えるようになっていきます。これは、シューズ型ではなかなか難しい機能です。 ↓かなり詳しく読んでみたい方はこちら 少し厚みと重みはあるもの、クッション性がほぼなしのアウトソールとインナーソールが一体型の1枚ソールなので、地面の感覚はダイレクトに感じられます。ベアフットシューズとしての負荷レベルはTOPクラスです。 『ベアフット経験者』・更には、『中級者、上級者』であることをおすすめします。 ②本来の裸足の動きを邪魔しない設計である。 『XEROSHOES/ジェネシス』の最大の利点と言えます。足裏アーチ運動の機能をフルに使えるようにする設計になっています。足裏力を鍛えるには最適です。 ↓かなり詳しく読んでみたい方はこちら 言葉だけになってしまいましたので、わかりやすく【主要5モデルの相関図】を下記に記載させて頂きます!! *注意点:必ず『ベアフット経験の有無』から先に判断しましょう。走力が上級者であっても、ベアフット経験がなければ、入門タイプのもの(LUNASANDALS, Vibram5fingers)を選ぶべきです。反対に、走力が脱初心者であってもベアフット経験が深ければ、XEROSHOESやKINEYAを選んでも構いません。 是非、一度このイメージを膨らませてから、実際にお店で試履きをしてみてください!! 以上が、ベアフット代表商品5選の比較分類です!! これまで何度も伝えてきたとおりですが、 それぞれの商品には得意不得意・強み弱みが必ず存在します。「どれが良くて、どれが悪い」という発想ではなく、「どれが自分の目的に合っているか」、「自分はどのカテゴリーから選びたいか」を自分自身で判断することが重要です。それが自分に合ったシューズを選ぶための必須条件です。(『入門編』で伝えてきた内容です) その上で、前回の『機能編』、今回の『実践編』で学んだ商品単品の知識を活かして頂ければと思います!そうすることで、 【ランニングシューズ戦国時代にどんどん出てくるNEWMODELを理解し、自分の求めるものかを判断できるようになると思います! そして、信頼できる店員さんとも相談し、自分にあったものを自分自身で決断できるようにしていきまそう! 大丈夫です!!要領を覚えれば非常に簡単です!! まずは、今回のベアフット編で紹介した商品で試してみてください!! それでは、PART7:『厚底カーボン系カテゴリーの主要モデル比較を知る』に続きます! ↓ それでは、各記事をご参考頂き、怪我なく楽しくランニングライフを楽しみましょう!! はしりびとはブログランキングに参加しています! いい記事だなと思ったマニアの方は、応援の意味で下記をクリックお願いします! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。3.主要モデルの相関図
4.まとめ