こんにちは。
はしりびとです。
今回は、『トレランシューズチャート表(2023-24上半期)』及び『初心者向けのおすすめモデル4選』をご紹介します!
ロードシューズ同様に、メーカー様から試供頂いたり、サンプルテストとしてお借りしたり、購入したりと、ほぼすべて使用体感し代表商品をまとめた『はしりびと式・オリジナルチャート表』ですので、是非トレランシューズ選びの参考にしてみてください!!
『トレランシューズチャート:23-24年上半期』の公開
それでは、まず『トレランシューズチャート表(2023-24上半期)』を紹介します!
早速下記をご覧ください!
※チャート表は下記をDLすれば綺麗に見られます!!
↓
補足:チャート表の見方
次に、このチャート表の見方を説明していきます!
1.横軸は3つの見方が可能です!
横軸は下記の通り3つの見方が出来ます!
その①:経験値(走レベル)
左側にいくほど『トレラン初心者』、右側にいくほど『トレラン上級者』という見方です。一番分かりやすい見方の1つです。
その②:履き心地
左側にいくほど『厚み重視(衝撃から守るクッションやサポートが欲しい方向け)』、右側にいくほど『接地感重視(地面の感覚を感じて走りたい)』という見方です。【①経験値】と比例するようなところがあります。
その③:距離
左側にいくほど『ロングレンジ(100mileや100km超向け)』、右側にいくほど『ショートレンジ(40km未満や上りレース向け)』という見方です。この項目は、距離がある程度定まっているロードとは異なるトレランシューズ独自の選び方とも言えます。
2.縦軸も3つの見方が可能です!
縦軸も下記の通り3つの見方が出来ます!
その①:サーフェスタイプ(路面状況)
上側にいくほど『ロードに近いトレイル(林道や砂利)』、下側にいくほど『不安定なトレイル道(土や柔らかい路面、岩場やガレ場)』という見方です。ロード兼用を探している方は、一番上のタイプを選ぶのがいいでしょう。
その②:グリップの効き
上側にいくほど『オールラウンドタイプ(ロードも走りやすい浅いソフトなグリップ』、下側にいくほど『テクニカルタイプ(トレイルでしっかりと引っ掛かってくれるハードグリップ)』という見方です。【①サーフェスタイプ】と比例するようなところがあります。
その③:クッションの硬度
上側にいくほど『クッションが柔らかい傾向』、下側にいくほど『安定性が高い(柔らかすぎない)傾向』という見方です。下りの衝撃を考えると柔らかい方が楽ですが、フラットな場所や凹凸の多い路面だと不安定になりがちです。コースのタイプや天候を考えて選ぶようにすることが理想です。
以上がチャート表の見方となります!自分自身の用途や目的に合ったタイプを選んでいきましょう!
では、次に初心者におすすめのモデルを紹介していきます!
初心者向け:トレランシューズのおすすめ4選
それでは、次に『トレラン初心者向け』のトレランシューズおすすめ4選を紹介します!
上記チャート表の中から特にお勧めしたいモデル(選んで失敗が少ないモデル)をピックしましたので、是非参考にしてみて下さい!
また、今回紹介するモデルは、初心者だけでなく『ロングレースに出る方』にもオススメです!経験者の方も参考にして頂ければと思います!
※トレラン初心者:これからトレランを始める方、トレランを始めて間もない方(半年以内)、そもそもそんなに頻度高くトレランをされない方(月1,2回くらい)、歩きがほとんどの方、のんびり気持ち良く走るのが目的の方、などを目安としています
①ASICS/トラブーコMAX2
クッション性(衝撃吸収力):★★★★★★★(7)
安定性(ブレのなさ):★★★★☆☆☆(4)
走行性(走りやすさ):★★★★☆☆☆(4)
トレイル対応力:★★★★★☆☆(5)
ロード対応力:★★★★☆☆☆(4)
厚み:超厚底タイプ
接地感覚(地面を掴む感覚):ほとんどない
ロードシューズ同様に、トレイルシューズも「厚底×軽量×クッション」がトレンドになっています。そのトレンドタイプの中でも最も厚みがあるシューズの1つが、【トラブーコMAX2】です!厚みがある分、着地時にややグラつきはあるものの、衝撃の大きい下りにおいてしっかりと身体へのダメージを軽減してくれます!ただ、粘り気のあるグリップ(トレイルに対してしっかりと噛みつくグリップ)が搭載されているので、ゆっくり走る初心者に対しての安定感はしっかり確保されています!とにかく衝撃をしっかり吸収してくれるシューズ(膝や筋肉への負担を減らしたい等)が欲しい方にはオススメです!
②HOKA ONE ONE/スピードゴート5
クッション性(衝撃吸収力):★★★★★★☆(6)
安定性(ブレのなさ):★★★★★☆☆(5)
走行性(走りやすさ):★★★★★☆☆(5)
トレイル対応力:★★★★★★☆(6)
ロード対応力:★★★☆☆☆☆(3)
厚み:厚底タイプ
接地感覚(地面を掴む感覚):わずかにある
初心者向けトレランシューズ・ロングレース向けトレランシューズにおいて、最も評価の高いシューズが【スピードゴート5】です!厚底による高いクッション性があるだけでなく、着地時の安定感が良いのも魅力の1つです!また、HOKA ONE ONEの弱点と言われた《グリップの効き》《グリップの耐久性》を解決したモデルで、あらゆるトレイルシーンで高いグリップ力を発揮してくれます!急ブレーキをかけた際でもしっかりと止まってくれます!「これからトレランを始める方」はもちろん「ロングレースに挑まれる方」で、トレランシューズ選びを迷ったらコレを選ぶといいでしょう!
③HOKA ONE ONE/チャレンジャー7
クッション性(衝撃吸収力):★★★★★★☆(6)
安定性(ブレのなさ):★★★★★☆☆(5)
走行性(走りやすさ):★★★★★☆☆(5)
トレイル対応力:★★★☆☆☆☆(3)
ロード対応力:★★★★★★☆(6)
厚み:厚底タイプ
接地感覚(地面を掴む感覚):わずかにある
「トレランを続けるかどうかがわからないから、出来ればロードと兼用できるモデルが欲しい」という方には【チャレンジャー7】がおすすめです!トレイルにおけるグリップの効きは、上記2モデルと比べると落ちてしまいますが、ロードにおいてはロードシューズとほぼ変わらない感覚で履けるのが魅力です!(トレイルでのグリップの効きが強いシューズでロードを走ると、ふくらはぎが張りやすい傾向がある) ロングレースに使われることは少ないシューズですが、トレイル初心者には使い勝手の良いシューズと言えるでしょう!ちなみに、このモデルでフルマラソンを走る方も結構います!
④BROOKS/カスケディア17
クッション性(衝撃吸収力):★★★★☆☆☆(4)
安定性(ブレのなさ):★★★★★★☆(6)
走行性(走りやすさ):★★★★★★☆(6)
トレイル対応力:★★★★★★☆(6)
ロード対応力:★★★☆☆☆☆(3)
厚み:通常の厚みタイプ
接地感覚(地面を掴む感覚):地面を掴みやすい
「適度なクッションの厚みでいい(程よい接地感も欲しい)」「厚すぎるとどうも捻挫しそうで不安(安定感が欲しい)」という方には、【カスケディア17】がオススメです!最初にも書きましたが、ロードシューズ同様に、トレイルシューズも「厚底×軽量×クッション」がトレンドになっています。ただ、上記の通り、厚みがありすぎることに抵抗を感じる方も結構いらっしゃいます。そういった方に最もお勧めしたいのがこのモデルです!ややクッションの固さはあるものの、着地時のブレが極めて少なく、悪条件なトレイル(雨でぬかるんトレイルや柔らかいトレイル)でも身体をしっかりと支えてくれるのは魅力です!トレンドの厚底クッションが苦手な方にはオススメです!
トレラン初心者の方・これからトレランを始める方、更に、ロングレースに挑まれる方には、上記4モデルを是非とも試していただきたいです!!また、それ以外のトレイルランナー皆様にも練習用の1足としてお勧めですので、是非トライオンしてみて下さい!
まとめ
どうでしたでしょうか?!
初心者トレイルランナー皆様、これからトレランを始める)皆様、『自分におすすめのシューズ』『試してみたいシューズ』が見つかりましたでしょうか?
上記4モデルは初心者の方に非常にお勧めですので、是非実際に試していただければと思います!
また、上記以外のモデルや今回掲載しなかったモデルが悪いということでは決してありません!他のモデルも素晴らしい機能を持っています!私自身、初心者の方に上記とは違うモデルをご紹介することも多々あります!もっと軽量の薄底タイプをご紹介することもあります。
ただ、数あるモデルの中でも特にこれは「初心者の方に合いやすい」「持っていて間違いがない」「これから始める方に使いやすい」と評価を集めているものです!
以前も書きましたが、これらの評価は実際に自分自身試して感じたものです!「左右片方ずつで履いて違いを体感」「実際に数100km走って体感」し、メーカー様からの「商品情報」や、ランニング専門販売員としてのこれまでの「経験」をフル活用してまとめておりますので、自信をもっておすすめします!
もしよければ参考にして頂き、実際にお店で履き比べてみてください!
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ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。