トレイルランや帰宅ランの必携品!!『ランニングリュック』の選び方のポイント!

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こんにちは。

はしりびとです。

今回は、【ランニング&トレイルランのリュック】の選び方をご紹介しようと思います!

(次回以降、おすすめのリュックをご紹介予定)

ここ最近、【ランニング用リュック】のお問い合わせ・質問が非常に上がってきています!実際、店頭に立っていても、お問い合わせや試着される方が増えているのを感じます!当BLOGでも、度々リクエストを受けます!

数年前までは、ランニング用リュックと言えば、「トレイルランナー」「ウルトラマラソンランナー」などが着用しいているイメージでした!

山での安全を確保する為の必要品を入れて走る「トレイルラン」では、リュックは必携品の1つです!

※トレイルランでの必携品を知りたい方は下記参照ください

こんにちは。 はしりびとです。 今回のテーマは、 販売のプロによる【安全に楽しむ為のトレランのはじめ方】 で...

更に、10数時間走るような「ウルトラマラソン」でも、サプリメント・簡易の着替え・水分などを持参するのにリュックを使用する方が増えています

ランニング用のリュックの問い合わせが上がってきている理由の1つとして、こういった「トレイルランニング」「ウルトラマラソン」を始めれる方が増えているのは挙げられるでしょう!

ですが、それ以上に問い合わせが上がってきている理由は、「帰宅ラン」の普及です!皆様の中にも、「帰宅ラン」をされている方がいるのではないでしょうか??

これは、コロナ禍による《密を避ける為》という理由もあると思いますが、それより前からメディアで言われ続けていた《健康のために一駅手前で降りて歩きましょう》という活動効果もあると思います!

ランナーの場合、「どうせ歩くなら走ろう」ときっと考えると思います!

このように【ランニング用リュック】の使用者が増えてきているのですが、一方で下記のような悩み・質問も増えています!

初めて選ばれる方は、

「容量(大きさ)が何がいいかわからない」

「いろんな種類が合ってわからない」

といった質問が多く、すでに使われている方からは、

「肩がめっちゃ痛くなる」

「リュックが揺れてストレスだし疲れる」

「荷物が左右に揺れて走りにくい」

などの悩みをよく受けます。

そこで今回は、【ランニング&トレイルランのリュック】の選び方をご紹介していきます!

是非、ランニング用リュックの選び方を知っていただき、自分の目的・用途に合ったものを選ぶようにしていきましょう!

ランニング用リュックの特徴

そもそも、『ランニング用リュックと一般のリュック・登山用リュックでは何が違うか?』を説明しておこうと思います!これはランニング用リュックの選び方とも関係しますので、知っておいて損はないでしょう!

1.軽量性

1つ目のポイントは、《軽さ》の違いです!当然、ランニング用リュックの方が軽く出来ています!

走る上で重さは敵になります。長い時間背負って走っても、身体への負担が軽減できるようにあらゆる箇所で軽い素材が使われています!

2.通気性

2つ目のポイントは、《通気性》の違いです!ランニング用リュックは、最も蒸れやすい「背面(背中部分)」をメッシュ素材にしているものがほとんどです!

背中の蒸れは、走行時のストレスにもなりますし、水分の発散が悪い素材(ナイロンなど)を使うと重たくなるというデメリットもあります。特に、”長時間のランニング”や”冬のランニング”の場合、背面の蒸れは体温低下や身体の硬直を起こしますので、なるべく早く発散できるものの方がいいでしょう!

3.フィット性

3つ目のポイントは、《フィット性》の違いです!ランニング用のリュックは「肩」「背中&胸部」がフィットすることを重要視して作られています!更に、ランニング用リュックの中でも優劣があるですが、優れたモデルの場合、「身体との密着度」が素晴らしく、揺れを感じずに走ることが出来るのです!それくらいフィット感が高いものもあります!

よく比較されるのが登山用リュックなのですが、登山用リュックは「腰」「背中&胸部」を中心にフィッティングします。”登山”は、重心を腰部で安定させるためにそのような順番でフィッティングするのですが、”ランニング”は重心位置を登山より少し高めにするほうが効率的に走れますので、「肩」「背中&胸部」でフィッティングをするようになっています!ですので、ランニングの場合は、登山用よりもランニング用の方が適していると言えるでしょう!(とはいえ、ランニング用リュックでも「腰部」をフィットするベルトが搭載されているものもあります)

4.利便性

4つ目のポイントは、《利便性》の違いです!これもランニング用リュックの中でも優劣があるですが、優れたモデルの場合、フロント(前面)やサイド(横)にポケットがたくさん付いている傾向があります!

この特徴も、登山用リュックとの決定的な違いであり、ランニング用リュックくらいでしか採用されていません!メリットとしては、「フロントやサイドにポケットがたくさんついているので、「リュックを下ろさなくても必要なもの(サプリメントや水分)を取り出せる」「着替えなどの時以外は背負ったままで全て取り出しが出来る」などでしょう!

その他にも、「腕を振った際に肘がリュックに当たって邪魔にならないか」「腕が引っ掛からないか」などの要素がありますが、ランニング用リュックと一般のリュック・登山用リュックとの主な違い》は上記4つになります!

その中でも、特に重要なのが、

【フィット性】

【利便性】

です!!

簡単に言うと、ランニング用リュックの値段(機能性の高さ)は、この2つの機能に集約されると言っても過言ではないでしょう!

次に、大きく分けて2つあるランニング用リュックのタイプをご紹介しますが、そこでもこの2つがキーワードになりますので、覚えておきましょう!

ランニング用リュックの種類

上記した通り、ランニング用リュックには大きく2つの種類があります!

先に言うと、【バックパック型】と【ベスト型】です!この2つの違いを把握しておくと、更にランニング用リュックが選びやすくなりますので、是非知っておいてください!

1.バックパック型

おそらく最も多くの方に知られているのは、《バックパック型》でしょう!ランニング用だけでなく、「一般的なリュック」や「登山用リュック」もこのタイプに該当します!

良い点としては、ランニング用リュックの中でも比較的安価なものが多く、「とりあえず続けるかわからないから値段を抑えたい」という方には向いているでしょう!また、デザイン的に、一般的な用途(普段使い・街中使用)としても使えるようなタイプですので、使いまわしは効きやすいです!

一方で、デメリットとしては、次に説明する《ベスト型》と比べて、”利便性”に欠けたものが多いです。荷物摂り出し時は、基本的にはリュックを一度下す必要があり、いちいち立ち止まって出し入れをしなければいけません。また、”フィット性”に関してもデメリットがあります。荷物がすべて背面になることで、重心バランスが後ろ(後ろ重心)になり、姿勢が崩れる原因になります。更に、荷物の重みを感じやすい傾向があります。(これは肩が凝る原因の1つでもあります)

もちろん《バックパック型》でも良いものになれば、「フロントにポケットが付いている(利便性がある)」「フィット感が高い(体にフィットする)」というもの(THE NORTH FACEやGREGORYなど)もありますが、相対的には《ベスト型》と比べて、利便性とフィット性に劣る傾向は否めません。

2.ベスト型

あまり聞きなれないタイプかと思いますが、最近ランニング用リュックとして高い評価を得ているのが《ベスト型》でしょう!このタイプは、「トレイルランナー」「ウルトラマラソンランナー」の間ではもはや定番になってきており、『ランニング用リュックを使うなら絶対ベスト型』と多くの方が言っています!

良い点としては、何といっても「服を着ているような感覚を感じられる高いフィット感」です!”背負う”という概念ではなく、”着る”という概念で設計されたタイプですので、身体への密着感・フィット感は非常に高いです!実際使用していても、リュック自体の”揺れ”をほとんど感じませんし、走行のストレスをかなり軽減してくれているのを実感しています!

また、利便性にも長けており、《ベスト型》の多くは、フロントやサイドに収納ポケットが多く配置されているので、リュックを下ろすことなくある程度の荷物の取り出しが可能です!実際使用しても、荷物を下ろすのは休憩時と万一の着替えの時くらいですね!そして、前後に荷物を配置できるので、前後の重心バランスも整いやすく、姿勢やフォームを維持しやすいという利点もあります!

一方で、デメリットとしては、《バックパック型》と比べて、値段が高いという点でしょう。《バックパック型》が6000円程度から購入できるのに対して、《ベスト》型は安くてもおよそ2倍の12,000円(良いものだと20,000円くらい)になります。初めて見た方からは、必ず「高い!!!!」と言われます(笑) ですが、「ランニング・トレイルランを続ける」「帰宅ランを継続していきたい」という方には、是非こちらを選んでほしいと思います!負担が全く変わりますよ!

上記の2つが、ランニング用リュックの種類となります!

個人的には、《ベスト型》が断然おススメですね!使い心地の良さが全く持って違うので、せっかく購入するならこちらを選んだ方がいいと思います!

とはいえ、「続けるかわからないし…」「最初からこの投資はちょっと…」という方もいると思いますので、そういう方は《バックパック型》の低価格モデルでもいいと思います!ランニング用であることに変わりはありませんので、通常のリュックなどと比べると使いやすいですよ!

ただ、その際に気を付けた方がいいのは《容量》です!

よく「大は小を兼ねる」という考え方で、ランニング用リュックを選ばれる方がいらっしゃいますが、ランニング用リュックにおいては、「大は小を兼ねる」と考えず、荷物にあった”適正な容量”を選ぶようにしてください!これは、《ベスト型》にしても同じことが言えますので、必ず注意しましょう!

では、次に、ランニング用リュックの容量について説明していきます!

ランニング用リュックの容量

上記した通り、ランニング用リュックは、荷物にあった”適切な容量”を選ぶことが大切です!

どれだけ良いリュックを購入しても、容量を間違ってしまうと痛い目を見ます。その代表として挙げられるのが、”荷物の中揺れ”です!

「荷物が左右に揺れて走りにくい」

こういった方は、”荷物の量”と”リュックの容量”が合っていないことが考えられます。簡単に言うと、リュックの内の隙間はなるべく空かない方がいい・隙間がなるべく空かない容量タイプを選ぶ方がいいです。荷物は空間があることによって、その空間に動きます。それが荷物の中揺れを引き起こしているからです。

そして、リュックの中身揺れが続くと、密着する”内蔵”の揺れを引き起こし、「気持ち悪い」「胃がムカムカする」などを引き起こすということもあります。(これはトレイルランで多い事例の1つ)

ですので、荷物に合った容量を選ぶようにしましょう!

1つの目安として、下記に《用途別の容量選定》を記載しますが、実際は店頭で入れてみたり、店員さんと話して決める方がいいでしょう!

1.4~6Lタイプ

【用途例】

・荷物の少ない『通勤ラン/帰宅ラン』

・『ロードランナー』のロング走や旅ラン練習(荷物少なめ)

・『ウルトラマラソン』の練習や本番

・『トレイルラン中上級者』の30km未満のレース

※但し、荷物の多い冬場は着替えなどが増える為注意が必要

2.10~12Lタイプ

【用途】

・PCなどの荷物がある『通勤ラン/帰宅ラン』

・『ロードランナー』のロング走や旅ラン練習(荷物あり)

・『ウルトラマラソン』の練習

・通常時の『トレイルラン』の練習

・『トレイルラン初心者』の30km未満のレース

・『トレイルラン中上級者』の60km前後のレース

3.15~18Lタイプ

【用途】

・大荷物の『通勤ラン/帰宅ラン』

・冬場の着替えの多い『トレイルラン』『長距離ラン』

・『トレイルラン初心者』の60km未満のレース

・『トレイルラン中上級者』の100km以上のレース

4.20L以上タイプ

【用途】

・かなり大荷物の『通勤ラン/帰宅ラン』

・冬場の着替えの多い『トレイルラン』『長距離ラン』

上記を1つの目安として、参考にしてみて下さい!

そして、最初にも書いた通り、必ず実際に見てみてから選ぶことをお勧めします!ランニング用リュックの容量間違いは思っているよりもストレスになりますよ!

まとめ

以上が、【ランニング&トレイルランのリュック】の選び方になります!

なんとなく「選び方」「ランニング用リュックの重要性」がご理解いただけましたでしょうか?

「ランニング用リュックなんてどれもそんな変わんないでしょ」という時代も確かにありましたが、《トレイルランニング》の流行、《ベスト型》の出現、健康志向の高まりによる《帰宅ラン》の普及を期に、良いものがたくさん作られてきています!

是非、自分の目的・用途に合ったランニング用リュックを選んでみましょう!楽しいランニングライフ・トレイルランライフで目標を達成する為にも拘ってみてください!

次回は、ランニング用リュックのおすすめ商品をいくつかご紹介しますのでお楽しみに!

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