こんにちは。
はしりびとです。
今回のテーマは、
『シューズの中に入れるインソール(中敷)!』
第13回は、
【感覚派タイプの足裏を使うインソール・コウノエインソール】
について語ろうと思います!
※このテーマはシリーズで語らせていただきます!各回は下記をチェック↓
作成中
1.前々回の復習(すでに読んだ方はスルーOK)
まず、以前Vol.10でお伝えした【アーチサポートインソールを頼りすぎない】を復習したいと思います!
【メリット】
・アーチサポートインソールを装着している間は足裏機能の代わりをしっかり果たす
・正しい動きをするので、付随する本来使うべき正しい筋肉は成長する
・左右差が少なくなることで左右同等の筋肉バランスにすることが出来る
・着地ブレが少なくなることで膝周りの過度な筋肉負荷を軽減できる
・足裏以外の筋バランスは成長する可能性が大いにある
・痛みがある場合は、軽減できたり、痛みを抑制する即効性が高い
【デメリット】
・アーチサポートインソールは、抜くと元に戻る可能性が高い(一時的な可能性が高い)
・アーチサポートインソールは、自分自身の力で”足裏バランス”を整えているわけではない
・「足裏バランスの崩れ」や「感覚センサー機能の衰え」の根本が治っているわけではない
②根本を解決していくためのアプローチ
【裸足で歩く・ベアフットSHで歩く】
・30分程度歩くことから始める
・ハードな動きは避け、なるべく負荷の軽い歩行から始める
【足指を動かす運動をする】
・地味な運動で根気がいるが、負荷も少なく誰でも簡単に出来る
・5本の指すべてを曲げる(特に小指をしっかり曲げようとすること)
・次はその閉じた指をすべて広げる(それぞれの指に隙間が出るくらい広げる)
【足裏機能を育てるインソールの使用】
・入れるだけで、「足裏・足指」をしっかり使って走っている感覚が得られる
・歩くだけでも十分な効果は見込める(低負荷で効果を高められる)
・「日々の練習」や「日常生活」などで使用すると良い
・使用し始めのころは少し疲労感が出る(痛みではない)
※Vol.10について詳しくは下記をチェック!
その通りです!
足裏の運動を促進する方法の1つとして、足裏機能を育てるインソールの使用があり、前々回は【B-TRインソール】と前々回【BMZインソール】をご紹介させて頂きました!
今回は、今までとはちょっと違ったタイプの足裏を育てるインソールをご紹介します!どちらかというと、『裸足で歩く感覚』に近いインソールなので、これもまた必見ですよ!!
2.DESCENT/コウノエ インソール
①日本代表トレーナーが考案したインソール
コウノエインソールは、その名の通り”鴻江(こうのえ)氏”が独自のスポーツ理論を用いて考案したインソールです。
”コウノエシリーズ”の代表作は、”膝”や”骨盤”や”足首”をそれぞれ独自の理論でサポートする「コウノエベルト(何種類かある)」です。一般のアスリートはもちろん、トッププロアスリートまで使用する人気シリーズです!その使用感の特徴は、「サポートしながらも動きの可動域を妨げない(=怪我の防止とパフォーマンスの維持)」、「装着して運動することで身体のバランス(筋力や関節の捻じれなど)が整う(=身体力のアップ、パフォーマンスの向上)」という2点です。通常のサポートアイテムとは全く違いますのでインソールと合わせてお勧めです!
脱線してしまいましたが、コウノエインソールも上記同様の理論をもとに出来ているインソールですが、インソールタイプはちょっと違います。コウノエインソールは、『足裏に触れるものを素足のような感覚にすることで足裏・足指を使うようにする』というタイプです。アーチサポートなども何もない”フラット”な状態で、足裏に触れるものを素足感覚に再現できれば、足裏の本来の機能が発揮され、走りやすさ、ジャンプのしやすさを生み出すと考えて作られています。要は、これまで紹介した「3点支持」「3点バランス保持理論」「立方骨バランス保持理論」などのような”理論的”なものではなく、”感覚的”なインソールと言えます。
このように野生身を帯びた『コウノエインソール』は、「なんか足裏・足指を使ってる感じがする」、「よくわからないけど走りやすい、ペースをあげやすい」、「着地したときしっかり踏ん張れるからぶれない」などの”なんとなく良い”って感覚を感じてもらえると思います!
では、次に素足感覚をどう生み出しているかを解説します!!
鴻江スポーツアカデミーの代表で、アスリート・コンサルタントなどをしている方です。学生時代の自身の故障をきっかけにスポーツトレーナーの道へ進み、様々な施術やトレーニングのノウハウを学び、トップアスリートのコンサルタントとして活躍されています。スポーツジャンルは多彩で、野球、ゴルフ、バレーボール、陸上、サッカー、相撲、格闘技など、様々な競技でバックアップされています。著名な活動として、野球のWBC第1回、第2回日本代表チームのトレーナー、アテネ・トリノ・北京などオリンピック日本代表チームのパーソナルトレーナーが挙げられます。現在は東京オリンピックの日本代表トレーナーとして活動されています。
※上記も非常に面白い本ですよ!!
②格子状のネット素材が素足感を作る
『コウノエインソールは、足裏に触れるものを素足のような感覚にすることで足裏・足指を使うようにするというタイプ』とお伝えさせて頂きましたが、何をもって”素足のような感覚”を生み出しているかを説明します!!それは、【表面素材を格子状のネット素材にしている】、【アーチサポートなどのない”まっ平ら”な形状である】、この2点だけをもって素足感覚を生み出しているのです!!
実際に私が使用している感覚としては、シューズに入れるインソールにおいて、『コウノエインソール』以上に”素足感覚”を感じるインソールはないってくらいに素足感覚になります!!もちろん、シューズを履いているので実際の素足と比べるとその差は歴然ですが、「素足で地面に触れた時の感覚」、「素足で足指で地面を掴む感覚」などは見事なまでに裸足のようです!!
そのように感じられる最大のポイントは、表面の格子状のネット素材が『畳(たたみ)』のように感じる点かと思っています!!まるでシューズに「畳」が入っているようです。
あらゆるシューズがどんどん分厚くなり人間が地面を感じないようになってしまったように、地面も昔は「土(凹凸が多くが多く刺激がいっぱい)」が多かったものが、今では「コンクリート(平ではあるが刺激が入らない)」が多くなりました。シューズ同様にこれも人間が足裏を使わなくなってしまった要因の1つです。
そして、もう1つの要因は家の中です。昔は「畳(きめ細やかな凹凸で指を掴む動作に適している)」の部屋が多かったですが、今では「床(平ではあるが刺激が入らない)」が多くなりました。日本人が本来持っていた文化形式による足裏を使うシーンは、どんどんなくなっています。ランナーの多くが怪我をするようになったのは、このような文化形式の変化によるものも多いと思います。
また少し脱線してしまいましたが、『コウノエインソール』は、「畳のような感覚を足裏に作ることで足裏に刺激が入る、指を掴む動作が増える=足裏を育てる」というインソールだということです!!理論ではありません!人間・日本人が本来持っていた失われた文化形式を再現することが足裏力を養うことにつながるのかもしれません!日本人が本来持っていた能力を呼び覚ます感覚派インソールと言えます!!
是非、試してみてほしいインソールです!!
③その他のポイント
足裏を使うようになるインソールですので、使用始めの頃は若干疲れが出るでしょう(痛いというものではなく、疲れる感覚です)。ですが、それも本来使うべき足裏を使ってこなかった代償ですので、それだけ足裏を使えているんだと思ってもらうといいと思います!
これまで紹介してきたインソールは、”匂い”がそれなりに出るものが多かったのですが、この『コウノエインソール』は嫌な臭いになりくいのがいいところです!!特に、『足を使うタイプのインソール(コウノエインソール、B-TR、アシトレ等)』は、足裏運動を活発にするので発汗が多くなり、匂いが付きやすいという特性があります。その点に対しても、『コウノエインソール』は非常にメリットがありますね!!
・モデルは1つのみ
・価格:6,490円(税込み)
・サイズ:大人(23.0~29.0)
・ランだけでなく何にでも使用可能
※競技スポーツ、ウィンター、普段履き、ウォーキング、何でもOK
3.まとめ
以上が、
第13回:【感覚派タイプの足裏を使うインソール・コウノエインソール】
となります。
改めてまとめます!
・日本代表トレーナーが発案したインソール
・足裏に触れるものを素足のような感覚にすることで足裏・足指を使うようにする
・まるで畳のような格子状の素材が足裏感覚を高める
・理論だったインソールというより、感覚的な良さを感じるタイプ
・ベアフットシューズの考え方に近く、本来持っていた能力を呼び覚ますインソール
*使用レポ①:「なんか足裏・足指を使ってる感じがする」、「よくわからないけど走りやすい、ペースをあげやすい」、「着地したときしっかり踏ん張れるからぶれない」などの”なんとなく良い”って感覚を感じる
*使用レポ②:『コウノエインソール』以上に”素足感覚”を感じるインソールはないってくらいに素足感覚を感じられる
モデルの特徴
・使用始めは疲れるが、すぐに慣れる
・嫌な臭いがつきにくい(臭くなりにくい)
・モデルは1つのみ
・価格:6,490円(税込み)
・サイズ:大人(23.0~29.0)
・ランだけでなく何にでも使用可能
※競技スポーツ、ウィンター、普段履き、ウォーキング、何でもOK
是非今回の記事を活かしていただき、インソール選びにお役立てください!!
それでは、第14回:【これまで紹介したインソールの使い分け方】に続きます!
↓
執筆中!!
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ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。