こんにちは。
はしりびとです。
今回のテーマは、
『シューズの中に入れるインソール(中敷)!』
第12回は、
【足裏機能を育てるインソール・BMZ/アシトレインソール】
について語ろうと思います!
※このテーマはシリーズで語らせていただきます!各回は下記をチェック↓
作成中
1.前々回の復習
まず、前回のVol.10でお伝えした【アーチサポートインソールを頼りすぎない】を復習したいと思います!
【メリット】
・アーチサポートインソールを装着している間は足裏機能の代わりをしっかり果たす
・正しい動きをするので、付随する本来使うべき正しい筋肉は成長する
・左右差が少なくなることで左右同等の筋肉バランスにすることが出来る
・着地ブレが少なくなることで膝周りの過度な筋肉負荷を軽減できる
・足裏以外の筋バランスは成長する可能性が大いにある
・痛みがある場合は、軽減できたり、痛みを抑制する即効性が高い
【デメリット】
・アーチサポートインソールは、抜くと元に戻る可能性が高い(一時的な可能性が高い)
・アーチサポートインソールは、自分自身の力で”足裏バランス”を整えているわけではない
・「足裏バランスの崩れ」や「感覚センサー機能の衰え」の根本が治っているわけではない
②根本を解決していくためのアプローチ
【裸足で歩く・ベアフットSHで歩く】
・30分程度歩くことから始める
・ハードな動きは避け、なるべく負荷の軽い歩行から始める
【足指を動かす運動をする】
・地味な運動で根気がいるが、負荷も少なく誰でも簡単に出来る
・5本の指すべてを曲げる(特に小指をしっかり曲げようとすること)
・次はその閉じた指をすべて広げる(それぞれの指に隙間が出るくらい広げる)
【足裏機能を育てるインソールの使用】
・入れるだけで、「足裏・足指」をしっかり使って走っている感覚が得られる
・歩くだけでも十分な効果は見込める(低負荷で効果を高められる)
・「日々の練習」や「日常生活」などで使用すると良い
・使用し始めのころは少し疲労感が出る(痛みではない)
※Vol.10について詳しくは下記をチェック!

その通りです!
アーチサポートインソールは、もちろんしっかりと足裏のサポートをしてくれますが、実は根本の解決には繋がっていかないということをお伝えしました。
そして、足裏機能をしっかり使えるようにする方法の1つとして、【足裏機能を育てるインソール】の存在をお伝えしました!

それでは、【足裏機能を育てるインソール】の1つ『BMZ/アシトレインソール』をご紹介させていただきます!!
※もう1つの【B-TRインソール】は下記をチェック!!
2.BMZ・アシトレシリーズについて
ブランド(BMZ)について
日本生まれのブランドで、独自の『立方骨バランス理論』を考案し、今までになかったタイプのインソールを作る業界大注目のブランド【BMZ】です。靴ホペイロの資格を持ち数々のインソール制作に試行錯誤されてきた代表の山中氏が、とあるドクターの「大切なのは立方骨を支えること」という言葉に高い関心を持ち、製作が始まったインソールです。そこから行き着いた『立方骨バランス理論』とは、【足を正しく動かすには、立方骨をしっかり支えて安定させ、同時にアーチは一切支えないで足裏の自由度を高めるほうが、足本来の動きを再現できる、つまり怪我をしないしパフォーマンスも上がる】と考えている理論です。
『立方骨バランス理論』を用いた代表商品【BMZインソール】は、ランニングだけでなく、サッカー・野球・ゴルフなどの「メジャースポーツ」はもちろん、スキー・スノーボードなどの「ウィンタースポーツ」、トレッキング・ウォーキング・エアロビなどの「フィットネス」まで様々な業界に広まっています!実際に国内プロアスリートの使用者も増えており、各種雑誌メディアで取り上げられるなど、足を育てるNEWタイプのインソールとして日に日に注目度を高めていると言えるでしょう!
【BMZ・アシトレシリーズ】の特徴
①独自の『立方骨バランス理論』が重要
なんといっても最大の特徴は、【足を正しく動かすには、立方骨をしっかり支えて安定させ、同時にアーチは一切支えないで足裏の自由度を高めるほうが、足本来の動きを再現できる】という『立方骨バランス理論』です!
これまで紹介してきた「アーチサポートインソール」や前回紹介した「B-TRインソール」は、理論は違えどすべて【足裏の3点(拇指球・小指球・踵)】を前提に組み立てられてきたインソールでした。ですが、この『BMZインソール』の考え方は、足裏の3点とは関係ありません。『BMZインソール』の考え方は、【立方骨を支えることで身体は安定する】という前提です。これは、どちらがいいかということではなく、考え方の違いですので、優劣はありません。

いえいえ、そんなことはありません!!比較すると結構違いを感じます!
では、具体的にどう違うのかが気になるところだと思います。同じ足を育てるタイプの『B-TRインソール』と使用比較して感じる違いとしては、
①『BMZインソール』で走った感覚は、”着地してから、足が抜けるまでの流れ”をスムーズに感じる印象がありました。【動きのスムーズさ】を感じられるインソールです。走りのノリ・ライド感にこだわる方には向いているように感じます。
②『B-TRインソール』で走った感覚は、”着地して足裏全体が乗って、足が抜けるまでの安定感”が高いという印象がありました。【ブレの少なさ】を感じられるインソールです。足裏力をしっかり養い、ぶれない身体づくりを行う用途に向いているように感じます
以上のような違いになるでしょう。但し、どちらが良いというものではありませんので、使用した感覚で使い分けてもらうのもいいと思いますよ!!
②”BMZインソール”と”アシトレシリーズ”の違い
今回おすすめする【アシトレシリーズ】とは、【BMZインソール】の中でも「より足指を使えるようにトレーニングする設計」をしているシリーズです。
足指をしっかりと動かせる設計にすることで、足裏機能の1つ【足裏のアーチ運動】が活発化できます。どのような設計かを3つのポイントで解説します!!
①フォースパッド
インソール真ん中から前側に向かって盛り上がった部分です。指先部との段差を作ることで、自然に5指が地面を掴むようにできており、これが「浮き指」を解消してくれます!さらに、このパッドがクッションの代わりもしてくれるので、長時間履いても疲れにくい仕様です。
②キューボイドサポート
③カルケニアスパッド
立方骨を支えるために、立方骨を含む周囲を広範囲でサポートする②キューポイドサポートと、立方骨をピンポイントでガッチリ支える③カルケニアスパッドの2つがあります。この2つがしっかり支えてくれるからこそ、足裏を自由に開放する設計ができ、かつ、足指を使えるような設計にすることも可能なのです。

アシトレインソールは、足裏の機能の中でも、【足裏アーチ運動機能】を育てる効果が非常に高いと言えるでしょう(B-TRインソール以上)!
また、動きのスムースさがあるタイプなので、歩行やランニング時の足の流れを綺麗にするような効果も見込めます!
※足裏バランス保持機能やメカノレセプター機能も養われはしますが、B-TRや裸足での運動などと比べると若干差は感じます。
③ちょっとしたデメリット(B-TRと同じ)
足裏を使うようになるインソールですので、使用始めの頃は若干疲れが出るでしょう(痛いというものではなく、疲れる感覚です)。ですが、それも本来使うべき足裏を使ってこなかった代償ですので、それだけ足裏を使えているんだと思ってもらうといいと思います!
また、即効性を感じにくい方もいると思います。特に、これまで「足裏の運動をしてこなかった方」、「分厚いクッションの靴ばかりを履いてきた方」は、始めのうちあまり足裏のバランス保持能力を感じられないと思います。いきなり『お尻の筋肉を使って走ってください』と言われているのと同じです。すぐには使う感覚がわかりません。ですが、数週間使っていればなんとなく足裏を使う感覚やバランス保持の感覚を感じられてくると思います!!
3.ランにおすすめの3モデル
ランニングにおすすめの3モデルをご紹介します!B-TR同様に、アシトレインソールも基本の考え方が統一されているので、劇的な差はないのですが、素材により「耐久性」や「指を掴む感覚」が少し異なります。是非、自分に合うものを選んでみてください!
①アシトレ
・アシトレインソールのスタンダードモデル
・ランニング~普段使用まで万能に使えるモデル
・表面が鹿の子素材(メッシュ)なので通気性に長けている
・ハードな動きだと若干よれを感じることもある
・メッシュなのでハードな動きが多いと破れにつながる
②アシトレスポーツ
・アシトレインソールの本格スポーツ特化のタイプ
・アシトレよりも固めなのでよれもなく、安定しやすい
・吸湿透湿性に優れた人工皮革を使用しているのでベタつきを軽減
・滑りにくい素材なので、激しい動きにもしっかりグリップが効く
・削れもしにくいので、耐久性も〇
③アシトレカーボン
・アシトレインソールの最高ランクモデル
・カーボンにより、軽量・安定・反発が段違いに向上
・着地時の安定感、動きのスムーズさが更に向上
・レース本番で使用してもスピード感を上げやすい
・表面に人工レザー素材を採用しているので、”グリップ”も効く
・すべての面で耐久性が高い
・価格が他モデルと比べて高い(15000円)

是非気になったものを選んでみてください!!
また、こちらもB-TRインソールと同様にジュニア用が存在しますので、お子様の足の成長を促すためにも合わせて使ってもらうといいですよ!!
4.まとめ
以上が、
第12回:【【足裏機能を育てるインソール・BMZ/アシトレインソール】
となります。
改めてまとめます!
・【足を正しく動かすには、立方骨をしっかり支えて安定させ、同時にアーチは一切支えないで足裏の自由度を高めるほうが、足本来の動きを再現できる】という独自の『立方骨バランス理論』による商品(類似品なし)
・『BMZインソール』の考え方は、これまでの【足裏の3点支持理論】ではなく、【立方骨を支えることで身体は安定する】という理論(どちらがいいかということではない)
・『BMZインソール』は、”着地してから、足が抜けるまでの流れ”をスムーズに感じる。走りのノリ・ライド感にこだわる方には向いている
・『B-TRインソール』は、”着地して足裏全体が乗って、足が抜けるまでの安定感”が高い。足裏力をしっかり養い、ぶれない身体づくりを行う用途に向いている
・【アシトレシリーズ】とは、【BMZインソール】の中でも「より足指を使えるようにトレーニングする設計」をしているシリーズ。足指をしっかりと動かせる設計にすることで、足裏機能の1つ【足裏のアーチ運動】が活発化できる
・国内でのプロアスリートの使用者数がかなり増えてきている(多スポーツにわたる)
②ランニングにおすすめのモデル
【アシトレ】
・アシトレインソールのスタンダードモデル
・ランニング~普段使用まで万能に使えるモデル
・表面が鹿の子素材(メッシュ)なので通気性に長けている
・ハードな動きだと若干よれを感じることもある
・メッシュなのでハードな動きが多いと破れにつながる
【アシトレスポーツ】
・アシトレインソールの本格スポーツ特化のタイプ
・アシトレよりも固めなのでよれもなく、安定しやすい
・吸湿透湿性に優れた人工皮革を使用しているのでベタつきを軽減
・滑りにくい素材なので、激しい動きにもしっかりグリップが効く
・削れもしにくいので、耐久性も〇
【アシトレカーボン】
・アシトレインソールの最高ランクモデル
・カーボンにより、軽量・安定・反発が段違いに向上
・着地時の安定感、動きのスムーズさが更に向上
・レース本番で使用してもスピード感を上げやすい
・表面に人工レザー素材を採用しているので、”グリップ”も効く
・すべての面で耐久性が高い
・価格が他モデルと比べて高い(15000円)

是非今回の記事を活かしていただき、インソール選びにお役立てください!!
それでは、第13回:【感覚派タイプの足裏を育てるインソール・コウノエインソール】に続きます!
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ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。