こんにちは。
はしりびとです。
今回は、おすすめの【トレランシューズ】について語ろうと思います!
注目のNIKEトレイルの代表作!
ロードSHの様な癖のない履き心地!
ソフトなクッションで脚を保護!
NIKEらしい反発で走りサポート!
ロードでもトレイルでも使えるマルチグリップが魅力!
『NIKE/ペガサストレイル4』
を大分解します!!
以前、トレイル初心者向けのシューズ・トレイル入門の定番モデルとしてご紹介した『NIKE/ペガサストレイル3』ですが、
『ペガサストレイル4』が登場しています!
基本コンセプトは前作から変わりはなく、
初心者・入門者向けのモデル
中上級者のロングレース対応モデル
ロードもトレイルも走れる万能さ
といった特徴です!
前作『ペガサストレイル3』がマイナーアップデート(細かな変化)だったのに対して、今作『ペガサストレイル4』は、前作から結構なアップデート(前作よりは大きな変化)をしています!グリップ・ミッドソール形状・フィット感等随所に変化を加えることで、前作とはまた違う履き心地になっているのが感じられます!
個人的には、「ロードモデルのペガサスに近くなった=ロードとの兼用・全路面対応具合がアップした」という印象です!
ロードとの兼用を考えている方に是非体感してみてほしいモデルです!
※『ペガサストレイル4』の性能を知らない方はまず下記をお読みください!!
それでは、『ペガサストレイル4』というトレランモデルを解説していきます!!
ペガサストレイル4は、初心者向けモデル!中上級者のロングレースにも対応!(前作同様)
定番のはしりびと式【トレランシューズ総合チャート表】で、どこに『ペガサストレイル4』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・初心者 ※これから始める入門者にも最適 ※ロードを走られている方に履きやすい <距離別区分> ・入門者/初心者のショート(~40km) ・脱初心者のショート~ミドル(~80km) ・中級者/上級者ミドル~ロング(80km~) ※同レベルモデルよりもスピードを出しやすい印象 ※『レベル』『距離区分』について知らない方は下記を参考にしてみてください! それでは、単品特徴をみていきます!! ・重量:280g(27.0cm) ※前作より約20g軽量化 ・ドロップ:10mm ※公式ではないが前作とほぼ同じドロップ ・アッパー①:エンジニアードメッシュ ※前作より軽量&ソフト ・アッパー②:Flywireテクノロジー ※前作よりフィット感アップ ・ミッドソール:REACT ※前作同様 ・アウトソール:ラバー素材 ※前作同様だがパターンが変化 それでは、アップデートポイントを細かく見ていきましょう! 今回は、細かい変更点を4つご紹介します! 様々なアップデートがされていますが、基本ベースは「ペガサストレイル3」の継承となります!ですので、変更点を知ることはそれほど複雑ではありませんので、是非ご覧下さい! 『ペガサストレイル4』は、前作と同じミッドソール「REACT」をフルレングスで採用しています!軽量で柔らかで反発する素材なので、自然と前に弾むような乗り心地・柔らかなクッションで脚を守る履き心地で、初心者やロングレースを走るランナーにはとても有難い機能を体感できるでしょう!(ここまでは前作と同じになります!) 今回の変化ポイントになるのは、《ミッドソールの形状》です!前作は、爪先と踵が反り返った「前後のロッカー形状」を採用していました。着地した瞬間に前に流れるような重心移動を生み出してくれるので、楽に前に進めるのがメリットでした! これはこれで良い機能なのですが、若干「スピードをコントロールしづらい(=勝手にペースが上がる)」「不安定感がある」という弱点もありました。他社のロッカー形状シューズでも同様の声はありますが、特にNIKEの場合は柔らかな《REACT》素材を採用しているので、踵接地時に少しブレを感じやすいという欠点が濃かったです。(下の写真が前作) そこで、今作『ペガサストレイル4』では、ロッカー形状がほぼなくなり、比較的フラットに近いミッドソール形状に戻しています!これにより、自然と前に進む機能性は弱くなったものの、着地してから足が抜けるまでの安定性がグッと増したことを実感できます! また、ロッカー形状がなくなったことで、ペースコントロールをしやすくなり、ゆっくりペースにも速めのペースにも対応できるようになったのも魅力です! 賛否両論ありそうな変化ですが、ロッカー形状のシューズが多くなってきているトレイル初心者モデルの中では、非常に希少価値のあるモデルに変わったと思っています!ロッカーの感覚が苦手な方には非常にオススメの1足です! ※公式見解はありませんが、おそらく前作よりも若干ミッドソールが薄くなっています。その分地面の感覚を捉えやすくなったのもペースコントロールがしやすくなった理由だと思います! 『ペガサストレイルシリーズ』は、前作から初心者向けモデルとして非常に人気があったのですが、弱点の1つとして重さ(300g超え)がありました。以前は、初心者向けトレランシューズで300g超えは普通のことだったのですが、昨今はシューズの軽量化が進み、”300gを超えてしまうシューズは重すぎる”という認識に変わっています。 そんな中、ようやく『ペガサストレイル4』も300gを切り280gに軽量化されました!「ペガサスの履き心地は好きだけど重いんだよね」と思われていた方にも今作は是非履いてみてほしいです! 軽量か出来たポイントの1つが、《アッパーの軽量化》です! 前作までは剛性の高いアッパー素材を採用していましたが、若干重さがありました。それを今作では「エンジニアードメッシュ」に変更することで、軽量化(更にはフィット感&通気性アップ)に繋がっています!もちろんアッパーの耐久性は少し下がりましたが、それでも十分耐久性は悪くないですよ! 軽量か出来たポイントのもう1つが、《アウトソールのグリップ面積を減らしたことによる軽量化》です! 前作まではミッドソール全面を覆うようにグリップ素材をつけていましたが、今作では全面にしっかりグリップ素材を取り付けつつも、一部を穴抜きすることで軽量化を実現しています!グリップの必要のないところを穴抜きしたということなので、決してグリップ力が落ちるというわけではありません!ただ、パターンが大きく変わっているという変化もあるので、その辺りは後述させて頂きます! ロードランナーが履いても重さは気にならないようになったのは非常に良い変化の1つですね! 前作は、やや固めのラバー素材のグリップ力が良く、更にはアウトソール全面がグリップだったので、トレイルにおいてしっかりグリップが効く印象はありました。また、大きめのブロック形状のラグ(グリップの突起)だったので、トレイルでのフィーリングは非常に良かったと思います。 ですが、「ロードになるとやや固さを感じる」「ロードでのグリップのかかりが弱い」という欠点もありました。日本のトレイルを走る場合、意外とロードを通過することも多いので、汎用性という意味ではややロードとのかみ合わせが弱いという面がありました。 それが今作では、《小さめのグリップ形状でロードとの相性を高める》というアップデートをしています! 一見すると、まるでロードシューズのような小さめのグリップ形状なので、トレイルにおいてグリップが効かなそうに見えると思います。ですが、素材自体は前作と同じような感覚の固めのグリップ素材なので、トレイルにおいてしっかりグリップを効かしてくれます! また、小指側を”横向き長方形”のグリップ形状にすることで、グリップを効かせつつもなるべく重心移動を妨げないようにしています。それに対し、拇指側は”ロードSHのような小さめの菱形ブロック”の形状にすることで、しっかり地面を捉えて次の一歩を踏み出せるようにしています! 前作までは割と大胆でアバウトなアウトソールだったのが、今作『ペガサストレイル4』では、トレイルとロードの両方で使えるようにするために計算されたアウトソールになっているので、前作よりも安心して走れるでしょう! 特にロードランナーとの相性は良いグリップだと思います!ロードからトレイルに移る”トレイル初心者”でも違和感なく履けると思います! 先述した通り、今作『ペガサストレイル4』は、アッパー素材を「エンジニアードメッシュ」に変更しています!これにより、軽量化されただけでなく、足に沿うような優しいフィット感にアップデートされています! 更に、中足部にはナイキ独自のフィットシステム「Flywireテクノロジー」を採用しているので、中足部(土踏まず部)のフィット感は前作よりも更に良くなっています!前作からの継続機能である「ガゼットタン(シュータンと中足部を繋ぐバンド)」により、中足部のフィット感は日本メーカーにも劣らない良さを発揮してくれます! また、爪先部の形状がやや広めのボックス形状になっているので、爪先部はフィット感を感じつつも幅広の方でも履きやすい形状になっています!5指も使いやすいので、踏ん張りが効きやすいのもいいところです! 一方気になる点を挙げるとすると、耐久性です。 通常ロードシューズには多いエンジニアードメッシュアッパーですが、実はトレイルシューズではそれほど多く使われていません。というのも、やや耐久性に欠けるという点があり、草木や地面の突起などに引っかかる可能性の多いトレイルではマイナス要素になります。 今回使っている「エンジニアードメッシュ」はそれほど薄手ではないので、簡単に破けはしませんが、一度避けると広がりやすいので注意が必要です! 以上が4つの特徴となります! どうでしたでしょうか?! 『NIKE/ペガサストレイル4』の特徴が伝わったでしょうか? 『ペガサストレイル4』のアップデートを改めてまとめると、 ①ミッドソール素材は同じだが形状の変化により、安定性が増し、ペースコントロールがしやすくなった!(まるでロードSHのような履き心地!!) ②アッパーの軽量化+アウトソールの軽量化により、前作までの課題だった重さを解消!(他モデルと同じような軽さに進化!!) ③グリップパターンを変更し、全路面に対応しやすいグリップ&ロードランでも履きやすいグリップに進化!(ロードランナーの初トレイルSHにおすすめ!!) ④アッパー部の大幅仕様変更により、中足部~爪先にかけてのフィット感がアップ!(足指を使って走れるのは大きなメリット!!) となります! 最初に書いた通り、『ペガサストレイル4』は、ロードとの兼用を考えている方に是非体感してみてほしいモデルとなっています!前作までのやや固かったソールから一新し、更にグリップもマルチグリップに変わり、フルマラソンでも履けそうな汎用性の高いトレイルシューズになっています! 少しの気になる点(アッパーの耐久性や踵の緩さ)はありますが、他の同レベルモデルとの違いをしっかりと感じられるようになっています! 「初めてトレランをするロードランナー」「出来ればロード出も使える方がイイ」という方には最適な1足だと思います!是非履き比べの1足に加えてみて下さい! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『NIKE/ペガサストレイル4』をお探しの方はコチラ! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。ペガサストレイル4の機能性スペックをご紹介
ペガサストレイル4の機能評価
①ミッドソール素材は同じだが形状の変化により、安定性が増し、ペースコントロールがしやすくなった!
②アッパーの軽量化+アウトソールの軽量化により、前作までの課題だった重さを解消!
③グリップパターンを変更し、全路面に対応しやすいグリップ&ロードランでも履きやすいグリップに進化!
④アッパー部の大幅仕様変更により、中足部~爪先にかけてのフィット感がアップ!
まとめ