こんにちは。
はしりびとです。
今回は、今年の春に発売された【トレランシューズ】について語ろうと思います
POLEWARDSトレランシューズの第2弾!
トレラン脱初心者(経験者)におすすめ!
ジャパンクオリティのフィット感!
着地時の安定感が長距離走行を可能に!
ロードもトレイルも相性が良いグリップ!
『POLEWARDS/アドベラ ライト』
を大分解します!!
そもそも【POLEWARDS(ポールワーズ)】というブランドをご存知でしょうか?
【POLEWARDS】は、トレランシューズの分野では完全な新規参入になりますが、そのルーツには長く深みのある歴史があり、また、その分野では信頼性の高いブランドです!
簡単に解説しておきます!
日本が誇る実力派アウトドアブランド【POLEWARDS】は、高品質なダウンウェアを送り出すザンター社が手掛けたブランドです。主なラインナップは、世界基準ともいえる『高品質なダウンウェア』です。その品質の高さは、「日本初となる南極観測隊にダウンウェアを提供した」「今なお南極観測隊のチームに装備サポートを行っている」ことから伺えると思います!繰り返しになりますが、【POLEWARDS】は日本が誇る超本格派のブランドなのです!南極という極地・超過酷な条件で使用される製品ですので、品質に問題があっては本当の意味での命取りになります。その為【POLEWARDS】は、”極地冒険家”や過去な条件での行動が付きまとう”山岳部隊”など身を危険に晒しながら挑戦する人たちから、「知恵や経験やアイデア」を吸収し常に品質向上に努めているそうです!常に進化を求める最高品質のジャパニーズブランドと言えるしょう!
どうでしょうか?
なんとなく【POLEWARDS】というブランドの歴史はお判りいただけましたでしょうか?
あまり一般的には聞きなれないアウトドアブランドだとは思いますが、【POLEWARDS】には確固たる経験と信頼性があるのです!非常にお勧めなブランドなんです!
(トレランシューズが発売される前からダウンとTシャツは持っていましたが、確かにめちゃくちゃ着やすい!特に、Tシャツは動きやすいし乾きやすいし濡れ感ないし凄いです!)
そんな日本が誇る実力派ブランドからトレランシューズの第2弾が発売されたというわけです!!コレ凄い期待できますよね!?
※第1弾モデルが気になる方は下記をチェック!!
しかも、私の知り合いの超ウルトラトレイルランナーが開発テストに加わっており、このシューズを履いて、『滋賀一周ラウンドトレイル2022(438km,D+28300m)』、『個人企画:日本アルプス大縦走(推定500km,D+36000m)』を見事完走しているのです!
それだけの距離を走れるだけのクオリティを備えているのです!!トレイルランナーの為に、【本気】で作ったシューズなんです!
それでは、『POLEWARDS/アドベラライト』というモデルを詳しく解説していきます!!
アドベラライトはトレラン脱初心者~上級者までの経験者におすすめ!長距離トレイルに最適!
以前紹介したトレランシューズ【総合チャート表】で、どこに『アドベラライト』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・脱初心者(経験者) ※トレランを何度か経験している人の方が履きやすい <距離別区分> ・脱初心者/中級者のミドル~ロング(45~100km程度) ・上級者のロング~ウルトラ(80~300km超まで) ※初心者でもショート(~30km前後まで)なら使いこなせる ※ショートよりはミドル~ロングに向いている それでは、機能性スペックを細かくみていきます!! ・重量:270g(27.0cm) ※第1弾モデルと比べて54g軽量 ・ドロップ(前後差):約10mm ※前作同様 ・アッパー:メッシュアッパー ※軽量のメッシュアッパーを採用 ・ミッドソール①:EVA ※前作同様 ・ミッドソール②:硬質EVAプレート内臓 ※前作同様 ・インソール:軽量メッシュインソール ※軽量で薄手のインソールを採用 ・アウトソール:オクトパスラバー(ラバー素材) ※前作同様 ※ドロップは正確な数字ではないが高ドロップタイプ 今回の『アドベラライト』の基本性能は、第1弾モデル『アドベラシャーク』から大きな変化はありません。その代わり、圧倒的な軽量化を実現したモデルとなっています! 第1弾モデルで説明した内容のおさらいも兼ねて、大きく4つの特徴を解説させて頂きます!是非参考にしてみて下さい! 前作『アドベラシャーク』は、安定感は高かったものの、約324g(27.0cm)とやや重さがあるのが欠点としてありました。一方、今作『アドベラライト』では、270g(なんと-54g)という軽さまで改良され、【重さ】という弱点を見事払拭しています! とにかく軽さを実感できるので、ファーストインプレッションが良くなっただけでなく、走行のしやすさも格段に上がった感じがあります! 「軽くした分、色んな機能を削ったのでは?!」 「ここまで軽くなるなんて性能がダウンしたんじゃない?」 と思われるかもしれませんが、実は『アドベラシリーズ』の強みである【安定性】【グリップ力】【フィット感】の3つはほぼ変化がなく、高い機能性を保っています! 軽さを実現したポイントの1つが、《アッパー素材をメッシュ基調のライトアッパーに変えたこと》です! 前回は耐久性などを考慮し、やや固めのアッパー素材を採用していました。非常に頑丈ではあったものの、やはりそれが重量に繋がっていたところがありました。そこで、今作はやや耐久性は落ちるものの、メッシュ基調のライトアッパーに変更し、大幅な軽量化を実現させたのです! ※耐久性が落ちたとはいえ、『滋賀一周ラウンドトレイル2022(438km,D+28300m)』や『日本アルプス大縦走(推定500km,D+36000m)』を見事完走しうる耐久性はあるんです!(笑) また、補強を”縫い合わせ”ではなく、”シームレス”に変更したことも軽量さがアップしたポイントでしょう! 軽さを実現したもう1つのポイントが、《インソールの厚みを薄くしたこと》です! 前回はクッション性を高める為に、「やや固めの極厚のインソール」を採用していましたが、今作では「通常ある程度の厚みのクッションインソール」に変更し軽量化を図っています!薄くなったとはいえ、インソール素材自体が柔らかくなった為、履き心地はよりソフトに感じられるでしょう! ※前作では、指先部分に段差を付けた特殊なインソール「COREBLADEインソール」を採用していたので、走行時に指を使って走れる感覚がありました。今作はそれがなくなっていますので、その辺りは履き比べをした方がいいでしょう! 上記の通り、【重さ】という弱点は大幅に改善されているのが『アドベラライト』の最大の変更点でしょう! 『アドベラライト』では、前作同様に、ミッドソール素材に癖のない《EVA素材》を採用しています! 《EVA素材》は、履いた瞬間の履き心地は、クッション性はあまり感じられず「固い」、反発性も感じられず「弾まない」と言った感じで、決して心地よい履き心地とは言えません。 ですが、EVA素材には、「耐久性が良い(へたりにくい)」「安定性が高い(着地が安心できる)」というメリットがあります。このEVA素材による安定感が不安定なトレイルの走行や長時間走行には安心感につながると言えます! また、ミッドソール内部に《硬質EVAプレート》が内蔵されているのも安定感を高めてくれるポイントです! ”プレート”と聞くと、最近流行の「カーボンプレート」「グラスファイバー」等の超反発系プレートをイメージされるかもしれませんが、『アドベラライト』に搭載されているプレートは、反発性を高めるためのモノではなく、”着地時の安定感”を高め、”地面からの突き上げ(衝撃)を緩衝”する為のモノです!ですので、スピード感を出すのが目的ではなく、トレイル特有の地面からの衝撃や長時間走行に耐えうる衝撃をカバーする為のモノと言えます! ※超ウルトラランナー曰く、ウルトラレース(100mile)の後半などは踏ん張りが効かず足がふらつくことが多いが、そんな時でも着地時の安定感が確保されているのは魅力とのこと! 『アドベラライト』は、最近の流行シューズのような「クッションが柔らかい」「履き心地が気持ち良い」といった印象はないと思いますが、「トレランシューズに安心感を求める方」「安定感の高いシューズが欲しい方」「長時間のトレイルに挑戦される方」にはおすすめです! 『アドベラライト』では、前作同様に、高いグリップ力を誇る【オクトパスラバー】を採用しています! 【オクトパスラバー】とは、その名から連想できる通り「タコのように吸い付く軟質のゴム素材」のことです。その特徴は、やや重たいところはありますが、地面に着地してから離れるまでの間、地面をつかんで離さないような”粘り気のある噛みつき方”をすることです!実際走ってみても、しっかり掴んで離さないことがわかります! また、トレイルだけでなくロードとの相性も良いので、いろんなシーン(ロード・トレイル・砂利・岩場)でも走れるのも魅力と言えるでしょう! ※超ウルトラランナー曰く、300km超のレースで出てきた数々の路面・悪路でもこのラバーグリップなら安心して走れたと言ってました!特に、岩場で滑らないのは魅力です! また、噛みつき方が良いもう1つの理由は、テトラ型に作られたグリップ形状「マルチ ディレクション スタッド」を採用している点です!全方向に向けられたグリップ形状が「左右のステップ」「前方への蹴り出し」「急なブレーキ・踏み込み」などをした際でも、しっかりと地面をとらえて滑らないようにしてくれます! 「ロードでもトレイルでも走りたい方」「安心安全なトレイル走行をしたい方」などにはとてもいいと思います!(個人的には上りでもしっかり走れるのも魅力ですね!) 「海外メーカーは足幅が細くて、きついんだよね」 「幅広のトレランシューズはないの?」 これらは、トレランシューズを選ばれる方の多くが悩まれている課題の1つでしょう。 ロードのシューズでは、「幅広モデル」「幅細モデル」などが分けられて作られることが多いですが、実はトレランシューズではかなり少ないのです。というか、今現在のトレランシューズは、”通常くらいの幅~細身の型”をしたモデルが非常に多く、「幅広モデル」「通常よりやや広い」になると極端に少なくなっています。その為、幅広の足の方になると、なかなか自分の足に合ったトレランシューズを選ぶことが出来なくなっています。 そんなトレランシューズの中で、『アドベラライト』は、「通常くらいの幅の方」~「通常よりやや幅広の方」まで履ける日本人に合いやすい形状(2E~3E相当)になっています! 「なかなか自分の足に合ったシューズを選べないという幅広の方」は、是非このモデルを試してみてほしいです!(やや爪先部が細く見えますが、実際履いてみると見た目以上の細さはありませんのでご安心ください!) また、これまでにも何度かお伝えしてきた通り、足にしっかりフィットするシューズというのは、「着地に安定感が出る」「ブレが少ないので疲労が溜まりにくい」「左右ブレがないので走行性の良さを感じやすい」といったメリットがあります!『アドベラライト』もしっかりフィットすることで、思っていたより走れる感覚がありますよ! どうでしたでしょうか?! 『POLEWARDS/アドベラライト』の特徴が伝わったでしょうか? 簡単にまとめると、 ①”アッパー素材”や”インソール仕様”の変更により、弱点だった重さが改善され、『かなり軽量』になった!(長時間履いてもストレスを感じなくなった!!) ②軽くはなっても機能はそのままで、”EVA素材”と”硬質EVAプレート”により、『高い安定感』をキープ!(足が疲労した状態・フラフラしたでも身体をしっかりと支えてくれる!!) ③オールラウンドなグリップ素材”オクトパスラバー”が、あらゆる路面で『滑らないグリップ』を発揮!(ロードでもトレイルでも路面を選ばずにしっかりグリップ!!滑りやすい”岩場/塗れ場”などでも滑りにくい!!) ④ジャパンクオリティーによる『足を固定するフィット感』『幅広/甲高対応』で、トレランシューズ選びの悩みを解決!(自分の足に合うシューズがなかった方には試してほしい1足!!) ⑤超長時間/超長距離走行でも、『安心して身体を預けられる』『それだけの距離を耐えられる(耐久できる)』機能に優れている!(ショートよりも、ミドル~ロング/ウルトラの距離にこそ本領を発揮!!) となります! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『POLEWARDS/アドベラライト』をお探しの方はコチラ! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。アドベラライトの機能性スペック
アドベラライトの機能評価
①弱点だった『重さ』が改良され,長時間走行のストレスを軽減!
②強みだった『安定感(安心感)』は健在!
③ロードもトレイルも行ける”オクトパスラバー”が粘り気のある『グリップ力』を発揮!(前回同様)
④日本メーカーだからこその『フィット感』は日本人の足型に合いやすい!(前回同様)
まとめ