こんにちは。
はしりびとです。
今回は、先日発売された【ランニングシューズ】について語ろうと思います!
”厚底ロッカー系シューズ”が更に進化!
独特な履き心地(足の抜け感)は健在!
クッション&軽量性が向上し履きやすい!
初心者~上級者まで履ける超万能モデル!
『ASICS/グライドライド3』
を大分解します!!

そうですね!
最近、改めてASICSが注目を集める機会が増えてきました!
これまでは、トップランナー層を始め【NIKE】が業界を席巻していました。「箱根駅伝」「MGC」「オリンピック」など【NIKE】が彩っていましたよね。また、市民ランナーのマラソンを見ていても、【NIKE】着用率はすさまじかったです。
ですが、ここ最近は、国内のトップアスリートが【ASICS】使用し始めており、市民ランナーの速い方々も【ASICS】を着用することが増えてきています!NIKE一辺倒だった時代から、少しずつ変化が生まれてきており、その筆頭ブランドが【ASICS】言えます!
《ASICSの本気がNIKE1強時代に待ったをかけた!!》
そんな状況と言えるでしょう!
そんなASICSのシューズの特徴と言えば、
①日本人の足に細部まで馴染む”フィット性”の高さ
②足をしっかりと守る”クッション性・安定性”の両立
が挙げられます!この2つの特徴は海外メーカーよりも圧倒的に高いと言えます!(特に②は群を抜いて高い!!)
※代表作『GEL-KAYANO』を知りたい方はコチラ!!
それに加えて、これまで海外ブランドに若干負けていた感のあった
③勝手に前に進むような”推進力”の機能
④速いスピードを更に加速させる”反発力”の高さ
を備えたシューズが最近発売されるようになってきたのです!
※その代表作『マジックスピード』を知りたい方はコチラ!!
そして、今回紹介する『グライドライド3』は、上記4つの機能すべてを備えたモデルとして、エントリーユーザー向けに発売された高クッションモデルなのです!

それでは、ASICSの新作『ASICS/グライドライド3』というモデルを解説していきます!!
《ASICSの本気》を是非体感してみてほしいです!
グライドライド3は初心者はもちろん、中級者~上級者まで履ける”超万能モデル”
以前紹介したランニングシューズ【総合チャート表】で、どこに『グライドライド3』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・初級者ランナー(完走~サブ5目標) <走力別の使い方> ・中級者~上級者(サブ4目標以上の方)のJOG・ロング走・負担を減らす練習用 ・初級者~脱初級者(完走~4.5目標の方)のフルマラソンの本番用・普段の練習用 ※どのランナー層が使ってもいろんな練習で使える それでは、細かくみていきます!! ・重量:270g(27cm) ※前作から15g軽量化 ・ミッドソール厚み:前足部/26mm・踵部32mm ※前作から踵の厚みが1mm増した ・ドロップ(前後差):6mm ※前作5mmから1mmハイドロップに ・アッパー:エンジニアードメッシュ ※前作から少し柔らかいメッシュに ・ミッドソール①(上部):FLYTFOAM BLAST+ ※軽量反発の新素材 ・ミッドソール②(下部):FLYTEFOAM Propel ※前作同様 ・ミッドソール③(上部と下部の間):前足部のみプレート搭載 ※前作同様 ・アウトソール:AHARPLUS(エーハープラス) ※前作同様 「グライドライド3」は下記の3つの特徴に集約されますので、是非参考にしてみてください! 『グライドライドシリーズ』は、見た目の通り、かなり分厚いミッドソールを持ったランニングシューズです!今作『グライドライド3』では、その厚みが《前足部/26mm・踵部32mm》となっており、他社の”厚底クッショニングシューズ(HOKA ONE ONE/NIKE等)”と比べても遜色ないと言えるでしょう! そんな厚底クッショニングシューズですが、今作はそのクッション性が更にアップしています! その理由の1つが、《ミッドソールに新素材”FF BLAST+”を採用した点》です! 上記画像の通り、ミッドソール上部に【FF BLAST+(フライトフォーム ブラスト プラス)】を採用しています! 前作『グライドライド2』では、上部に【FLYTEFOAM】という軽量クッション素材を採用していましたが、その【FLYTEFOAM】と比べて、クッション性&軽量性&弾力反発性が大きく向上しているのが特徴です!素材自体の安定性はやや落ちてしまいますが、ミッドソール下部に安定性の高い【FLYTEFOAM Propel】を使用しているので、全体のバランスとしては、クッション性と安定性のバランスはとれていると言えるでしょう! もう1つ理由が、《ミッドソールの踵部の厚みが1mm増した点》です! たった1mmの差ですが、これは思いのほか大きい違いになります!人間の身体(特に足)は非常に繊細で敏感に出来ているので、1mm違うだけでも足元に安心感(確かなクッション性)を感じられるでしょう!(ドロップが1mmアップしているのも、足を守るという観点ではメリットの1つ!!) これだけ守る機能が増えた上で、更に15g軽量化されているのも『グライドライド3』の素晴らしいところです! これまでのASICSの良いところ(クッション&安定&フィット)と、新たに取り組んだASICSの進化(反発・推進力)を融合させたASICSの本気を感じられる『グライドライドシリーズ』は、是非試してみてほしいです! 『グライドライドシリーズ』といえば、”強烈に前に推し進めてくれるシューズ”という特徴がありますが、今作『グライドライド3』もこれまでと同様にこの特徴は顕著になっています!強いて言えば、これまでのシリーズより履き心地の違和感(強烈な癖)が少なくなったと感じられます! まず1つは、《爪先部の反り返り(ガイドソールという名称・他社で言うロッカー)》にあります!(前回からの継続仕様) 上記写真を見て頂くとわかる通り、『グライドライド3』の爪先の反り返りは、他メーカーを圧倒して鋭いです!この鋭い反り返りがあることで、「体重を爪先方向に軽く預けるだけ・軽く前に踏み出すだけで、急激な勢いで”転がる”ように前に進む=自然と前に進む推進力・楽にスピードを作る推進力」ということが可能なのです! もう1つは、《2mm厚のプレートが内蔵されている点》です!(前回からの継続仕様) ”プレート”というのは薄い鉄板のようなもので、プレート自体は少し硬い感触ですが、圧倒的な反発で身体を前に進めるような役割を果たします!『グライドライド3』には、このような役割を果たす”プレート”が少し入っており、「まるでロケットで飛ばされるような高い反発で前に弾む=前への加速力・推進力」を実現しています! そして最後は、《FF BLASTというクッション・軽量・反発に長けた素材を採用している点》です!(今回からの新設計) 先程も紹介させて頂きましたが、『グライドライド3』では、【FLYTEFOAM】をベースに進化させた【FF BLAST+】という素材を採用しています。前作よりも反発性が増したことにより、「トランポリンの様に前に弾ませてくれる反発=弾力性のある推進力」を生み出してくれています! 更に、【FF BLAST+】にしたことによるメリットがもう1つあります。クッション性(素材自体の柔軟性)が上がったことにより、先程説明した《ガイドソール》《前足部の2mmプレート》による強烈な癖が少なくなり、少し自然な着用感に近くなった感じがあります! これは初心者には有難い仕様変更かなと思います! 『グライドライド3』は、この3つの性能によって”圧倒的な推進力”を生み出しているのです!少し癖があるので、履き始めは違和感がありますが、「これまでのシューズとは違ったものが欲しい」「ロッカー系のシューズを試してみたい」「でもシューズには安定・フィット感が欲しい(安心材料)」という方には是非体感してみてほしい1足です!! 「癖になる!もうこれ以外履けない!」そんな声も聞かれる1足です! ASICS製品の最大の特徴といえば、「日本人の足に合いやすいフィット感」「踵のホールド力(固定感)」でしょう!『グライドライド3』に関しても同様で、とにかく足にフィットし、しっかりホールドしてくれます! 特に、「踵のホールド力」は他社製品と比べても圧倒的にレベルが高く、昨今あまり推奨されていない走り方である”踵着地(ヒールストライク走法)”をしても、身体がブレないようにしっかり固定してくれます! 最近のモデルの多くは、「踵着地」にならないようにする設計(”低ドロップ”や”踵ロッカー”)が施されており、「踵部分」をあまり固定しない傾向にあります。そうすることで、”軽量性”を高めたり、”柔らかい足当たり”を実現し、履き心地のフィーリングを良くしています。 ですが、「踵着地」にならないように設計をしていても、超初心者ランナーであったり、経験値の高いランナーでも疲れてきた場合は、「踵着地」になりがちです。その場合、踵を固定していないモデルを履いていると、一気に身体への負担が増えることになります。要は、怪我を発生しやすくなります。 その点、先述の通り『グライドライド3』は、「踵着地」になっても負担を軽減できるように踵をホールドしてくれています。それだけでなく、他モデル同様に「踵着地」にならないように”低ドロップ設計(前後差6mm)”にもなっているのです。つまり、どんな着地をしても身体への負担を軽減できるようにしてくれているのです! 「前足部で着地(フォアフット走法)をする方」、「足裏全体で着地(ミッドフット走法)をする方」、「踵で着地(ヒールストライク走法)をする方」など、『グライドライド3』は、どんな走法でも対応できるので、非常に使い勝手がいい1足です! どうでしたでしょうか?! 『ASICS/グライドライド3』の特徴が伝わったでしょうか? 簡単にまとめると、 ①新素材『FF BLAST+』の採用と『踵1mm厚みアップ』により、クッション性&軽量性&反発性が向上し、誰でも履きやすいクッションシューズに進化(初心者のレース用、上級者のロング走/ジョグ用まで使える) ②爪先の反り返りが鋭いので、軽く前に踏み出すだけで勝手に足が進んでいく(少ないエネルギーで推進力を作ってくれる) ③新素材『FF BLAST+』の柔らかな弾力性により、トランポリンの様に前に弾ませてくれる反発を生み出してくれる(自然とストライドが広がり気持ちの良いテンポで走れる) ④ASICSの強みである足を包むフィット感と高いホールド性により、どんな着地方法[踵・足裏全体・前足部]をしても柔軟に対応できる(走り方を気にせずに使え、どんな走り方にも対応できる) ⑤クッション性・反発性(推進力)・軽量性・安定性(ブレの少なさ)・フィット性のすべてのバランスが高水準なラグジュアリーシューズ(ASICSの本気は凄い!) となります! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『ASICS/グライドライド3』をお探しの方はコチラ! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。グライドライド3の機能スペック
グライドライド3の機能評価
①新素材『FF BLAST+』の採用と『1mm厚みアップ』により、クッション性&軽量性&反発性が向上!
②『ガイドソール』『プレート』『FF BLAST+』等のテクノロジーにより、身体を前に進める”推進力”が進化!
③踵~爪先までしっかり足に吸い付く高いフィット性&ホールド性は、どんな走りのランナーにも合いやすい!
まとめ