こんにちは。
はしりびとです。
今回は、おすすめの【ランニングシューズ】について語ろうと思います!
ランナーの憧れ”ターサー”が大進化!
クッション性が過去最大に向上!
耐久性もアップし練習使用にもGOOD!
スピードランナーだけでなく、薄底デビューする方にもイイ!
『ASICS/ターサーエッジ3』
を大分解します!!
そう思っていた方に朗報です!
ターサーが大きく変化しています!
『ターサーシリーズ』と言えば、スピードが出しやすいシューズとして、ランナーの憧れ的なシューズであったのですが、
《速い人(サブ3ランナー)じゃないと履けない》
《薄いからサブ4以下の人が履くと怪我をしやすい》
《クッションがないから練習にはおすすめしない》
というようなイメージがありました。
それらのポイントが、『ターサーエッジ3』では大きく改変されているのです!
《サブ4ランナーでも問題なく履ける》
《練習でもしっかり使用できる》
《練習で使っても消耗が少なくなった》
などなど、これまでの『ターサーシリーズ』のイメージが大きく変わった1足となっています!
これまで薄底デビューをする方には、同じASICSの『ライトレーサー』を推奨していましたが、『ターサーエッジ3』も薄底デビューの候補に入れて頂いていいと思います!むしろ、『ライトレーサー』よりもクッション性を感じられるので、こっちの方が気に入る方も多いと思います!
※『ASICS/ライトレーサー』について詳しく知りたい方はコチラ
*最近『ライトレーサー4』も発売されていますので近々詳細をレビューします
最近は空前の厚底ブームにあり、こういった”薄底”と称されるモデルたちは、”厚底”の陰に隠れるようになってしまいました。ですが、”薄底”でしか出せない走りというのもあります!
是非試してみてほしいです!
それでは、ターサーのイメージを大きく変えた『ASICS/ターサーエッジ3』というモデルを詳しく解説していきます!!
ターサーエッジ3は中上級者ランナー(サブ4~3ランナー)に最適
以前紹介したランニングシューズ【総合チャート表】で、どこに『ターサーエッジ3』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・上級者ランナー(サブ3目標) ※中級者(サブ4~3.5)も問題なく使える ※薄底デビューの方 <走力別の使い方> ・上級者(サブ3目標以上の方)の本番用&練習用 ・中級者(サブ3.5~4)の練習用&ハーフまでの本番用 ・脱初級者(サブ4.5~5目標)のスピード練習用 ※初級者(完走目標)の方は避けた方がいい ※ピッチ走法や足裏感覚を身につけやすい それでは、細かくみていきます!! ・重量:205g(26.5cm) ※前作より20g重い ・ドロップ(前後差):10mm ※前作同様 ・アッパー:シームレスメッシュアッパー ※前作からアップデート ・ミッドソール:FLYTEFOAM ※前作からアップデート ・ミッドソール厚み:前足部/12mm・踵部22mm ※前作より2mm厚くなった ・アウトソール①:ASICS GRIP(爪先部) ※前作からアップデート ・アウトソール②:3D TETRA SOLE(中足部~前足部) ※前作からアップデート 「ターサーエッジ3」の特徴を大きく3つに絞って紹介します! 是非参考にしてみてください! 最初にもお話した通り、これまでの『ターサーシリーズ』と言えば、スピードは出しやすいが、「薄いし固い」「長い時間履くと足が疲れる」「速い人しか履けない」というイメージが強くありました。ですが、今回の『ターサーエッジ3』では、そのイメージが一新されています! その変化の1つが、前作『ターサーエッジ2』からミッドソールの厚みが2mm厚くなったことです! 「たった、2mmで変わるの?!」と思われるかもしれませんが、この2mmの差は結構違います。足(足裏)が探知する感覚というのは非常に繊細です。靴にほんの少し砂が入ったらそれを感知できたり、クッションが固くなったらそれを敏感に感じられたりするように、たった2mmの厚みによる感覚の違いは劇的です!そして、厚くなった分《衝撃吸収性》が高まり、《足への負担を軽減》出来るようになっています!「たった2mm」ではなく、「2mmも変わった」なのです! もう1つの変化が、ミッドソール素材にクッション&軽量&安定のバランスに優れた《FLYTEFOAM》を使用したことです! 前作『ターサーエッジ2』では、ミッドソール素材に《FLYTEFOAM PROPEL》という素材を使用していました。これは《FLYTEFOAM》の兄弟のよう素材で、《FLYTEFOAM》の軽量性をキープししつつ、反発性と安定性を高めた素材です。ですが、クッション性に関しては劣るという特徴がありました。 つまり、今作『ターサーエッジ3』は、ミッドソール素材による反発性と安定性を少し落としてでも、クッション向上に振り切ったような機能になっているのです!(とはいえ、安定性を高める為の別のアプローチをとっていますので、それは後述します) これらの仕様変更は、これまでの「薄くて固い」を求める方からすると少しマイナスな側面もあると思いますが、「今までターサーを履きたかったけど履けなったランナー(サブ3.5~サブ4の中級者ランナー)」にも使ってもらえるという点では大きなメリットになると思います! 実際に試してもらった方からも、「地面の感覚はあるけどしっかりとクッション性を感じられる!!めちゃくちゃいい!!」「スピードを出せるけど脚を守ってくれる感じもある!!これは良くなった!!」というような声を多く頂いています! 今回の『ターサーエッジ3』はこれまでのものと全く違うので是非試してみてほしいですね! 「グリップはいいんだけど、すぐに削れてしまう」 「耐久性を高めてほしいけどグリップ力はキープしてほしい」 これらは、『ターサーシリーズ』を使われるランナーの方から良く聞かれるご意見でした。実際、私も使用していましたが、しっかりグリップが効くのは凄く安心できるのですが、引っ掛かりすぎることですぐに摩耗してしまう(削れてしまう)というのがありました。ですが、『ターサーエッジ3』は、このグリップの耐久性も大幅に向上しています! 前回『ターサーエッジ2』では、下記のようなパターンをしていました。ベースとなるアウトソール(青色部)の上に、チップタイプのグリップ(黒色の突起)をつけているという仕様です。これは、”グリップの効き”も良く、シンプルだからこそ生み出せていた”軽量性”もありました。「とにかくスピードを求めるランナー」「削れてもいいからとにかく軽いのがいい」という方には良かったと思います。 但し、先述した通り、すぐに削れるという大きな欠点がありました。 今作『ターサーエッジ3』は、下記のようなパターンをしています。 ①拇指部~中央部(赤丸部)にかけて、”耐摩耗性”に優れた新アウトソール 《3D TETRA SOLE》 ②小指部側面(白丸部)にかけて、”接地する際のダメージを抑制”する為に《やわらかなラバーソール》 ③爪先部(青丸部)にかけて、”グリップ性”に優れたアウターソール《ASICSGRIP》 特に、『ターサーエッジ3』の耐久性向上に大きな役割を果たしているのが、①の《3D TETRA SOLE》です! 細かく見るとわかりますが、グリップの1つ1つが四面体(テトラ)形状をしています。このテトラ形状にすることによって摩擦に対して強くなることはもちろん、グリップを大きく落とさないことも可能にしています! 更に、1つ1つのテトラの間をつなぎ合わせるように配置することで、6角形のような形状を作り出しています!6角形という形状は、安定しやすく崩れにくいと言われています。つまり、グリップの効きがいいことはもちろん、グリップ形状で安定性も高めるということも実現しています! 前作と比べて若干重たくなってしまうような欠点はありますが、グリップの効きは落とすことなく、《グリップの摩耗性》は高まり、なおかつグリップによる《クッション性》《安定性》が向上しているのが今作『ターサーエッジ3』の特徴と言えます! 実際に試してもらった方からも、「クッションが上がったことに加えて、グリップが持つようになったので練習でも気にせず使えるようになった!!」「グリップで蹴ってしまうような感じがなくなったのでちょうどいい」というような声を多く頂いています! 新グリップの感覚も是非試してみてほしいです! 『ターサーエッジ3』の大きな変更点は、上記のクッション性とグリップの耐久性にありますが、その他にも進化しているポイントがあります! 前作『ターサーエッジ2』は、補強パーツの縫い合わせが入った《エンジニアードメッシュ》を採用していました。しっかり締まるようなフィット感や通気性は非常によかったのですが、足幅の広い方や長時間履いていると、「横幅が気になる」「小指が当たる」という欠点がありました。 今作『ターサーエッジ3』では、その点を改良し、シームレスでのメッシュアッパーを採用しています!その結果、「長時間の仕様でも違和感が出にくい」「足幅の広い方も気になりにくい」「フィット感・足当たりが良くなった」というメリットがあります! 反面、しっかりと締まるようなフィット感は前作と比べてやや劣るところはありますが、初めての方でも履きやすい仕様になったと言えるでしょう! 前作『ターサーエッジ2』も踵の形状に合うような球根型(丸みのある)カップ形状をしていましたが、より足底に近い位置で固定感を高める為に、やや緩やかなカーブをしていました。しっかりとした固定感はあったものの、「やや固さを感じやすい」「固定をされている感覚が強い」という印象がありました。(決して欠点ではないです) 今作『ターサーエッジ3』では、踵のカップ形状の丸みがより足首部の方まで続いているのがわかると思います。そうすることで、踵の下部のみで固定するのではなく、踵全体を包むような固定感(やわらかなホールド感)を実現しています! 「固定をされすぎるのが苦手」「踵のホールド固すぎて痛くなる」という方にとっても履きやすいですし、長時間使用するランナーにとっては使いやすくなった仕様と言えるでしょう! 今作『ターサーエッジ3』は本当に劇的な進化を遂げています!「初めての薄底シューズを選ぶ方」「練習でもガッチリ使いたい方」など、是非多くのランナーに試していただきたい1足です! ※「ターサーエッジ2の方が好きだった」という方もいらっしゃると思います!そんな方には、ターサーエッジの兄弟モデル『ターサーRP2』がオススメ!詳しくはまたレビューします! どうでしたでしょうか?! 『ASICS/ターサーエッジ3』の特徴が伝わったでしょうか? 簡単にまとめると、 ①ミッドソールの厚みが2mm向上、クッション材を「FLYTEFOAM」に変更したことにより、クッション性が大幅に向上(初めて薄底を履く方・練習での負担を軽減したい方にイイ!!) ②グリップを3パターンで使い分け、新素材「3D TETRA SOLE」を組み合わせたことにより、グリップの耐久性が大幅に向上(練習で使っても長持ちする、安定性も良いので足離れがイイ!!) ③アッパーや踵のホールドの仕方共に、足当たりが非常に良い仕様になった(長時間履いていてもストレス少ない!!) ④これまでのターサーの概念を大きく変えたモデル!初のターサーを履くならコレしかない!練習でも使いたい方にはこれがベスト! となります! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『ASICS/ターサーエッジ3』をお探しの方はコチラ! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。ターサーエッジ3の機能スペック
ターサーエッジ3の機能評価
①ソール厚とミッドソール素材変更により、”クッション性”が大幅に向上!
②”新グリップ”&”新グリップパターン”により耐久性アップ!
③まだまだある『ターサーエッジ3』の進化!
・シームレスのメッシュアッパーに変更
・踵カップ形状を球根型に変更
まとめ