こんにちは。
はしりびとです。
今回は、2021年6月発売の【新作トレランシューズ】について語ろうと思います!
人気モデルの最新バージョン!
マイナーアップデートだけどいい!
ホールド力が大幅に向上!
『NIKE/ペガサストレイル3』
を大分解します!!
『ペガサストレイル3』は、前作「ペガサストレイル2」からのマイナーアップデートです!
※マイナーアップデート:基本的には前回とほぼ同じ仕様だけど、ちょっとだけ変わりました的な変化のことを言います。
※前作が気になる方はコチラ↓
とは言え、最近のマイナーアップデートは結構いいんです!
個人的には、大幅なアップデートよりもこの変化の方が好きです!ファーストの段階の欠点をしっかり修正して、良くなっていることが多いんですよね!!(たまに良くないマイナーアップデートもありますが…)
『ペガサストレイル3』も前作と比べて小さい変化ながらも、実際の走り心地では、その違いがハッキリとわかるほど良い変化をしてくれています!!
これは是非履いてみてほしい注文商品ですね!!
実際履いた方からのコメントでは、
相変わらず履きやすい良いシューズ!
HOKA並のクッションで履きやすい!
踵のホールド感がめちゃくちゃ良くなった!
着地時の安定感が上がったね!
前作よりも前に進みやすくなった気がする!
長距離を走る時はHOKAかこれに限る!
などなど、前作の良いところは引き継ぎつつ、更に良くなったという意見が多かったですね!
それでは、『NIKE/ペガサストレイル3』というモデルを解説していきます!!
ペガサストレイル3も初心者向けトレランシューズとして問題なし!ロングにも最適!
以前紹介したトレランシューズ【総合チャート表】で、どこに『ペガサストレイル3』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・入門者、初心者 ※これからトレランを始める方 ※トレランを始めて間もない方 ※スピードを求める方にもおすすめ <距離別区分> ・入門者/初心者のショート(~40km) ・脱初心者のショート~ミドル(~80km) ・中級者/上級者ミドル~ロング(80km~) ※特に100km~100mileの超ロングに強い ※HOKAよりもスピード走行をしやすい ※『レベル』『距離区分』について知らない方は下記を参考にしてみてください! 基本メインターゲットや使用シーンに大きな変化はないですね! それでは、細かくみていきます!! ・重量:320g(27.0cm) ・ドロップ(前後差):10mm ・アッパー:メッシュアッパー(変更なし) ・ミッドソール:REACT(変更なし) ・アウトソール:ラバー素材(変更なし) ★『NIKE/ペガサストレイル3』をお探しの方はコチラ! ほんの少し重たくなりましたが、使用している素材にも大きな変化はありません! 今回も大きく3つに分けて特徴を紹介します!! 「ペガサストレイル2」からの大きな変化はないので、簡単にペガサストレイルの大切な特徴を復習させて頂き、その後前作との違いを中心に解説していこうと思います! 是非参考にしてみてください! 『ペガサストレイル3』は、見た目通りの”分厚いクッション”が最大の魅力です!その厚みに関しては、厚底軽量でトレンドとなっている『HOKA ONE ONE/チャレンジャーATR6』と遜色ないくらいだと思います!トレイル走行時の地面からの”突き上げ感”がほとんどありません!下り走行時に小石などを踏んでも感触がないくらい、”分厚いクッション”を持っています。 ※チャレンジャーATR6が気になる方はコチラ↓ また、ペガサストレイル3は、ミッドソール素材にNIKEの代名詞である”ZOOM AIR”ではなく、新素材”REACT”を使用しているのがポイントです。 ”ZOOM AIR”は「クッション性」と「反発性」に長けた素材で、着地時の衝撃を吸収しながらも跳ね返す能力が高かったですが、「安定感」に欠けるという欠点がありました。これは不安定なトレイル路面だと大きな欠点になってしまいます。 一方、”REACT”は「クッション性」は高いままで、「反発性」と「安定性」のバランスが取れた素材です。つまり、『ペガサストレイル3』は、分厚いミッドソール+”REACT”素材により、《高いクッション性・安定性・反発性》がバランスよく入ったモデルと言えます!総合的なバランスが非常にいいのです! 先程紹介した似たようなタイプの『HOKA ONE ONE/チャレンジャーATR6』よりも自然と前に進む感覚が強く、ゆっくりから速くまで対応しやすいという感じです!「入門者のファーストシューズ」としてはもちろん、「脱初級者のミドルレンジ」、「中級者以上のロングレンジ」まで使うことができるでしょう!走力や経験に関係なく活躍できる1足だと思います! もう1つ『ペガサストレイル3』の良いところは、「高いグリップ力とその耐久性」でしょう! 簡単に伝えると、削れにくい”耐久性”があり、グリップが地面をとらえた際にブレない”安定性”があり、どんなトレイルでも難なく走行できる”ラグパターン”を持ったグリップです! 固く粘り気のあるラバー(ゴム)を採用し、しっかりグリップを効かせながらも削れにくくなっています。更に、アウトソールのグリップの付け方も、部分的にグリップを取り付けるのではなく、全体に取り付けるようにすることで、はがれることがほぼありません!知り合いのユーザーでも剝がれたという声を聞いたことがないです!それくらい、アウトソールのグリップ力&耐久性は素晴らしいと思います! まとめると、 ①厚底設計による地面からの突き上げが少ない高いクッション性を持っている ②REACT素材を採用することで「クッション・安定・反発」のバランスが良い ③自然と前に進めてくれる感覚がある(走りやすい) ④高いグリップ力と耐久性を持っている(長持ちする) ⑤若干重たいのが欠点 となります。 これだけでも十分完成された印象がありましたが、『ペガサストレイル3』では更に良くなっていますよ! 前作との違いの1つは、ヒールカウンターの形状の変化です! 前作の『ペガサストレイル2』もホールド感のあるヒールカウンターをしていましたが、今作『ペガサストレイル2』では前作以上にホールド感が高まっています! 前作のヒールカウンターにおいて、ヒールカウンター下部はホールドするような仕様(芯がしっかり入っている仕様)になっていましたが、ヒールカウンター上部はやや緩い足当たりの良い伸縮性のある素材になっていました。これでも十分に安定して走ることが出来るのですが、「踵周りの細い方」「ガッチリしたホールドを求める方」からは物足りないところがありました。(また、ヒールカウンターの厚みも薄かったことで、わずかに靴が抜けそう/踵ブレもするところがありました) 今作『ペガサストレイル3』は、伸縮性のある素材を使用せず、分厚めのヒールカウンターを採用し、踵上部も最近のロードシューズに多い、上方向に伸びたヒールカウンターを採用しています。 この設計にすることでほんの少し重さが増してしまいましたが、踵着地をした際の”靴の抜け感”や”ぐらつき”などはほとんどなくなったように感じます! また、この仕様変更によりもう1つ変わった感覚として、着地してからの重心移動が真っすぐに速くなったように感じます! 爪先のロッカー形状(反り返り)が変化したとか、素材が変わったとかは一切ありませんが、フィット感が向上することで左右にブレる時間が減る為、縦への重心移動がスムーズになるのです!こういった特徴は、”ASICS”や”MIZUNO”などの国産メーカーに多かった印象ですが、『ペガサストレイル3』も日本メーカーほどはいかなくとも、それに近い位の踵のホールド感はあるとみていいでしょう! 「踵着地で走る方」「踵着地でも走ることのあるロングを走る方」「レース後半に重心が落ちてきて踵着地になってしまう方」など、初心者~上級者までこのアップデートの有難みを感じられると思います! あらゆるランナーに是非一度試してみてほしいです! 『ペガサストレイル3』は、《ヒールカウンターの変更による安定性・走行性の向上》以外に、「フィット感が高まるような仕様変更」もしています!劇的な変化ではないかもしれませんが、『ペガサストレイル3』の履き心地の良さを実現するうえでは重要な要素です! 前作が伸縮性のある足当たりのよい素材だったのに対して、今作『ペガサストレイル3』は、シュータン素材もシューズタン内部のガゼットもメッシュ基調のやや固めの素材に変更しています。そうすることで、足当たりの気持ちよさは減りましたが、走行時の中足部の安定感(左右ブレの少なさ)は向上したように思います!踵のホールド感と合わせて中足部のフィット感も向上したと言えます! 前作は、紐を閉めていく際に、しっかり締めても足当たりが良く締まっていくように、シューホール部のパーツが取り付けられていました。しっかり締まる個所と少し緩まる個所が配置されていました。ですが、今作『ペガサストレイル3』は、中足部全ての部分がしっかりとホールドされるようシューホール部のパーツが取り付けられています。こうすることでやや固さを感じることになりますが、固定感が上がり、着地時の左右の足ブレを抑えられる(安定性アップ)設計になっているのです!足当りの良さも大切な要素ではありますが、不安定な路面を走るトレイルランにおいては、ブレないようにしてくれる設計は非常に有難いと言えるでしょう!(また、ここが締まることで縦への推進力も上がりやすくなりますよ!) フィット感の向上とは関係ありませんが、前作との仕様変化として「爪先部の補強アップ」があります。わずかな差ではありますが、今作『ペガサストレイル3』では、爪先部をほんの少しだけやや固くし、サイドにシームレス補強を加えています。それにより、万一爪先が岩等に当たってもダメージを軽減できるようになっています。(とはいえ、ペガサストレイル自体の爪先部の補強は他モデルと比べて弱いと言えます。ここは弱点の1つでしょう) これらは細かい変化と思われがちですが、中足部や踵周りのフィット感が向上することは、走行性のアップ(=パフォーマンスアップ)に繋がり、着地時に足がブレなくなることで怪我防止に繋がり、結果「安心感」「靴への信頼感」につながります! 今作『ペガサストレイル3』は、マイナーアップデートではありますが、マイナーアップデートだからこその変化だと思いますので是非違いを体感してみてほしいです!!(ペガサストレイル3に限らず、マイナーアップデートは結構重要ですよ!!) どうでしたでしょうか?! 『NIKE/ペガサストレイル3』の特徴が伝わったでしょうか? 簡単にまとめると、 ①初級者~上級者まで履けるハイブリッドなトレランシューズ(トレランデビューに最適、ミドル~ロングを走る中上級者にも最適) ②HOKA並の分厚いミッドソールに、全面”REACT”素材を採用して、高い「クッション・反発・安定」を発揮している!そこに、ロッカー機能も入っているので自然と前に進む感覚がある!! ③今作では、踵のホールド感が向上し、着地時の安定性が更に高まっている!また、左右ブレが少なくなったことで、縦への推進力も向上しており前作よりも楽に前に進める感覚がある! ④更に前作よりも中足部のフィット感も向上しており、あらゆる接地場面での安定感が高まっている! となります! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『NIKE/ペガサストレイル3』をお探しの方はコチラ! ★”食”に拘りたい方!お気に入りのオーガニック食品を見つけよう! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。ペガサストレイル3の機能性スペック
ペガサストレイル3の機能評価(前作との違い)
①前作同様の『ペガサストレイル3』の強みをご紹介!
②ヒールカウンター形状の変更により、安定性と走行性がアップ!踵で着いても超安心!
③フィット感を向上させた細かいアップデートポイント!
1.シュータン素材・ガゼットの変更
2.シューホール部のパーツ変更
3.爪先部の補強がアップ
まとめ