こんにちは。
はしりびとです。
今回は、先日発売された【新作ランニングシューズ】について語ろうと思います!
日本ブランド”MIZUNO”の新作登場!
脱初心者ランナーに最適!
サポートしながらトレーニング!
あまりないタイプのシューズ!
『MIZUNO/ウェーブシャドウ5』
を大分解します!!

以前に紹介したMIZUNOランニングシューズの代表作『ウェーブライダー24』は、「これからランニングを始める方」「完走~サブ5を目指す方」に最適なモデルでした!
そして、もう1つの初心者モデル『スカイライズ2』も、「これからランニングを始める方」「完走を目指す方」「超長距離(ウルトラマラソン)を走る方」に最適なモデルでした!
今回紹介する『ウェーブシャドウ5』は、上記のような初心者向けシューズを履いてきた方に向けて、次に履く1足《脱初心者モデル》として作れられています!
走力でいうと、「フルマラソンサブ4.5~4を目指す方」「初心者を卒業してレベルアップを目指す方」をターゲットとしています!(※ちなみにサブ3.5くらいまでは違和感なく履けると思います!!)
しかも、『ウェーブシャドウ5』には、他ブランドや他モデルではない特徴がしっかり詰め込まれています!それが今のシューズには少ない機能で非常に重要!「サブ4.5を目指す方」「ステップアップを目指す方」には、是非試してみてほしいです!
私や知人たちが履いた感覚としては、
クッションもあり地面の感覚も感じられる!
厚くはないけど脚を守ってくれる感がある!
指をしっかり使って走れる!
ミッドフット着地を意識するにはいい!
これで走ればいいトレーニングになる!
などなど!

それでは、『MIZUNO/ウェーブシャドウ5』を詳しく解説していきます!!
ウェーブシャドウ5は、サブ4.5~4ランナーに最適!中上級者の練習にもいい!
以前紹介したランニングシューズ【総合チャート表】で、どこに『ウェーブシャドウ5』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・脱初心者ランナー(サブ5~4.5) ※サブ4くらいでも走りやすい <走力別の使い方> ・中級者~エリートランナー(サブ3.5以上)の練習用・フォームを意識するJOG用 ・脱初心者ランナー(サブ4~5)の練習・本番用 ・初心者ランナー(完走)の短い距離の練習用 ※全てのランナーが使用できる ※フォームを意識する練習に良い ※チャート表の見方については下記参照(2020年版ですが見方は同じ) それでは、細かくみていきます!! ・重量:250g(27.0cm) ・ドロップ(前後差):8mm ・アッパー:モノフィラメントメッシュ ・ミッドソール設計:フォームウェーブ ・ミッドソール素材①:EVAフォーム ・ミッドソール素材②:ミズノエナジー ・アウトソール:X10ラバー 大きく5つに分けて特徴を紹介します!! 「ウェーブシャドウ5」の性能を知るための参考にしてみてください! 『MIZUNO/ウェーブシャドウ5』は、「ミッドソールに2つの仕掛け」があります! 1つ目は、MIZUNOが作り出した最先端素材《ミズノエナジー》の搭載です!《ミズノエナジー》は、従来のミッドソール素材に比べ、”クッション性”が約17%、”反発性”が約15%向上した素材です。昨今各社が開発してきている「クッション・反発・軽量」の機能に富んだトレンド素材と言えます。 《ミズノエナジー》が他のトレンド素材と比べた時に優れているのは、素材の”柔軟性(屈曲性)”です!足の屈曲に合わせて素材がストレスなく曲げ伸ばしをしてくれる感覚があり、蹴り出し時のストレスを感じにくいのです!そして、この「クッション・反発・軽量・柔軟性」に富んだ《ミズノエナジー》と『ウェーブシャドウ5の相性』はすこぶるいいのです! まず、《ミズノエナジー》の高いクッション反発性のおかげで、地面の感覚を感じながらもしっかりしたサポートを感じられるというメリットがあります!これまでミッドソールが分厚いモデル(クッション性の高いモデル)を履いてきた方は、少しでも薄くなると不安を感じることが多いのですが、『ウェーブシャドウ5』は確かに薄くは感じるものの実際走ってみると高いクッション性と反発性のサポートを感じて走ることが出来ます!これは、脱初心者を目指すランナーの方には非常に良いメリットだと思います! もう1つは、《ミズノエナジー》に”柔軟性”があることでスピード感のある走りにも対応しやすい点です!初心者レベルの時はスピードを上げることがあまりないので、蹴り出しの屈曲などはあまり気にならないと思います。ですが、脱初心者レベルになるとスピードを上げることが出てきて、その時には蹴り出しの屈曲が走りに影響してきます!『ウェーブシャドウ5』は、スピードを上げた際にもストレスなく違和感なく走れます! 「高いサポート力がありながらも、自分の走りをしやすい設計」これこそが、『ウェーブシャドウ5』の魅力の1つと言えるでしょう! ミッドソールの仕掛けの2つ目は、MIZUNOの最大の特徴であり、ミッドソールに波型の設計を取り入れた《フォームウェーブ》です!これがあることで、ミッドソールの素材の性能(柔らかいクッション性や反発性)をキープしつつも、”着地時の安定感”を高めることが可能になっています! また、この《フォームウェーブ》の入れ方にも工夫があります!それは、”ウェーブの入れる位置をシューズの外側と内側で変えている点”です!シューズ外側は、中足部にウェーブが入っているのに対して、シューズ内側は、やや前足部よりにウェーブを入れています!これによりランニングにおける”正しい重心移動”を促してくれるのです! 人間本来の重心移動は、着地した後、”踵”から”小指の付け根”を結ぶラインを通って前側に重心移動していきます。後ろから前に重心が移動する段階での安定感を高めるために、シューズ外側の中足部付近に《フォームウェーブ》が搭載されています。 次に、”小指の付け根”辺りに重心移動された後、今度は”親指の付け根側”に重心移動していきます。そして地面を離れるようになっています。つまり、地面を蹴り出すところは”親指の付け根”=シューズ内側になるので、蹴り出し時の安定感を高めるためにシューズ内側の前足部付近に《フォームウェーブ》が搭載されています。 高いクッション性と反発性を備えた《ミズノエナジー》、その機能を殺さずに安定感を高める《フォームウェーブ》の組み合わせは”鬼に金棒”と表現できると思います! 「高いサポート力がありながらも、正しい走り方に導いてくれる」これも『ウェーブシャドウ5』の魅力の1つと言えます! 『ウェーブシャドウ5』は、薄くなったという要素以外に、「初心者ランナーの走りをステップアップさせてくれる仕掛け」が2つあります! 1つ目は、《ミッドフット着地を覚えさえる低ドロップ設計》です!”ドロップ”に関しては、何度か説明しておりますので割愛させて頂きますが、簡単に言うと「”踵の一番厚い部分”と”前足部の一番薄い部分”の厚みの差」で、この差が少ないほどミッドフット着地を取り入れやすいと言われています。 MIZUNOの多くのランニングシューズのドロップが約10~14mmという中で、『ウェーブシャドウ5』は”8mmドロップ”の低ドロップ設計です!ミッドフット着地を促してくれるので、効率的で推進力のある走りを覚えるには適しているのです! また、”ミッドフット着地”が上手くできず”踵着地”で走ってしまう方にも安全に走れるように、《踵周りの設計》にも拘っています!踵着地のブレを抑えてくれる「ホールド力の高いヒールカウンター」が、踵着地時の身体のブレを抑えてくれます! 更に、ミッドソールにも工夫があります。踵内側部分のミッドソール素材に《EVAフォーム》を多くすることで踵着地のブレをしっかり抑える仕様になっています。 つまり、ミッドフット着地のトレーニングに対してもしっかりサポートをしてくれているのです!「高いサポート力がありながらも、正しい走り方に導いてくれる」まさにここを追及された機能の1つでしょう! もう1つの仕掛けは、《足指を使えるようになる設計》です! これは、昨今のランニングシューズにはあまりない設計で、『ウェーブシャドウ5』の最大の魅力と言えるでしょう!足指を使えるようになることで、「姿勢が綺麗になる」「フォームが綺麗になる」「体幹力が身に付く」「着地が安定する」「重心移動が安定する」などなど、様々なメリットがあります! 昨今の多くのシューズは、「楽に走ることを目的としたシューズ」「負担を軽減することが目的のシューズ」が多いです。そこに、「足指を使えるようにする」といったトレーニング的な考え方はありません。その証拠に、多くのシューズが、爪先が反り返ってたり、踵が反り返ってたりしていると思います。これはすべて「足指を使わなくても楽に走る為の設計」です。 『ウェーブシャドウ5』の形状は、爪先も踵も反っていない《フラットな設計》です!そうすることで足指を使って走ることを促してくれます!当然自分の力で走るので、反り返りのあるシューズよりは疲れるでしょう。ですが、先述した多くのサポート機能があるので、しんどいだけではないのです! 楽なシューズが絶対的に悪いわけではありません。ですが、走りをステップアップしていくためには指を使えるようにしていく必要があります!「高いサポート力がありながらも、正しい走り方に導いてくれる」ウェーブシャドウ5はここを追及しています!! これほどコンセプトは素晴らしい『ウェーブシャドウ5』ですが、前作4代目には大きな弱点がありました。それはフィット感です!「踵のホールド力」「中足部のフィット感」本当に緩かったのです。 ですが、今作5代目はそこがアップデートされていますので、ご紹介します! 前作のアッパーは足馴染みが良かったのですが、めちゃくちゃルーズな素材でした。今作はモノフィラメントメッシュを採用し、通気性・軽量性が上がっただけでなく、中足部のフィット感が向上しています! シューズ内部の中足部付近にあるバンドがストレッチ・伸縮性が高い素材になっており、しっかり中足部をホールド出来るようになっています!前作もガゼットはあったのですが、アッパー同様にかなり緩くてあまり締まる感じがありませんでした。やはりフィット感が向上しています! 前作のヒールカウンターは、カップが浅く踵幅も広かったのですが、今作ではカップがやや深くなり踵幅もシャープになっています!それにより、踵のホールド力は大きく向上しています!また素材もクッション性のあるパッドではなくメッシュにしたこともホールド力向上の要因でしょう! どうでしたでしょうか?! 『MIZUNO/ウェーブシャドウ5』の特徴が伝わったでしょうか? 簡単にまとめると、 ①初心者を卒業した方が次に履く1足(サブ4.5を目指す方におすすめ) ②相性の良い《フォームウェーブ》と《ミズノエナジー》の組み合わせがステップアップを目指すランナーをサポート(今まで厚底を履いてきた方でも安心して履ける) ③高いサポートがありながら、効率的な走り方《ミッドフット着地》を導ける。また、足指を使って走れるのでトレーニング要素も高い(サポート&トレーニングのバランスが高い) ④前作の弱点であった「フィット感」もアップデートされよくなっている(弱点が少なくなったステップアップシューズ) となります! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『MIZUNO/ウェーブシャドウ5』をお探しの方はコチラ! ★良い走りは良い”食”から!お気に入りのオーガニック食品を見つけよう! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。ウェーブシャドウ5の機能性スペック
ウェーブシャドウ5の機能評価
①高クッション/高反発素材《ミズノエナジー》がめちゃくちゃ活きているシューズ
②最大の特徴《フォームウェーブ》が、素材の性質を殺さず安定性を高めてくれる!
③『ウェーブシャドウ5』は、”走り方”を変えるトレーニングが出来る!
④『ウェーブシャドウ5』は、”足の使い方”を変えるトレーニングが出来る!
⑤『ウェーブシャドウ5』は、フィット感もアップデート!
1.アッパーの変化
2.中足部のガセットを変更
3.ヒールカウンター形状の変更
まとめ