こんにちは。
はしりびとです。
今回は、改めて注目したい【ランニングシューズ】について語ろうと思います!
トレラン初心者におすすめモデル②
トレランデビューの新定番モデル!
これかカルドラドを買えば間違いなし!
『ホカオネオネ/チャレンジャーATR6』
を大分解します!!
【ブランドについて】 もはや説明不要のブランドにすらなりつつある【HOKA ONE ONE】は、2009年にフランスで誕生したブランドで、昨今の軽量クッション・厚底ブームを巻き起こした元祖ブランドと言っていいでしょう。その特徴は、類を見ない厚さのミッドソールで、マシュマロのように柔らかいクッション性でありながら、驚くほどの軽量性を感じられます。元トップトレイルランナーが共同で立ち上げたブランドで、「どうすれば長い距離を楽に走れるか?どうすれば下りの負担を少なく走れるか?」というシンプルな悩みを解決するところから始まっています。ランナー目線から出来たブランドなので、ランナーの悩みの本質を理解していることが『HOKA ONE ONE』の最大の強みでしょう。
この『チャレンジャーATR6』を履いた方からのコメントでは、
見た目に似合わずめちゃくちゃ軽い!
下りがとにかく楽!衝撃を感じにくい!
厚底だけどかなり安定している!
ロードで履いても全然違和感がない!!
長い距離を走るときはこれに限る!
などなど、『カルドラド3』同様に評判はすこぶる高いシューズです!
それでは、『HOKA ONE ONE/チャレンジャーATR6』というモデルを詳しく解説していきます!!
チャレンジャーATR6はトレラン初心者向けシューズ
以前紹介したトレランシューズ【総合チャート表】で、どこに『チャレンジャーATR6』が入るかを説明します!
↓チャート表上での立ち位置
※下記のPDFファイルをダウンロードしてもらえれば、綺麗に見られます!
↓
主な、使用者は下記になります!!
・入門者、初心者 ※これからトレランを始める方 ※トレランを始めて間もない方 <距離別区分> ・入門者/初心者のショート(~40km) ・脱初心者のショート~ミドル(~80km) ・中級者/上級者ミドル~ロング(80km~) ※特に100km~100mileの超ロングに強い ※『レベル』『距離区分』について知らない方は下記を参考にしてみてください! それでは、細かくみていきます!! ・重量:279g(26.5cm) ・ドロップ(前後差):5mm ・ラグの深さ:4mm ・アッパー:2層メッシュアッパー ・ミッドソール①:コンプレッションEVAフォーム(マシュマロクッション) ・ミッドソール②:メタロッカーテクノロジー 大きく3つに分けて特徴を紹介します!! 「チャレンジャーATR6」も、これまで同様に3つの特徴に集約されますので、是非参考にしてみてください! HOKA ONE ONEのトレランシューズの定番といえば『チャレンジャーATR6』でしょう!以前は異質なメーカー的な扱いでしたが、今や”HOKAがトレンドを作っている”と言って違和感がないほど、大ブームを巻き起こしています! 『チャレンジャーATR6』も他のHOKA ONE ONEモデルと同様に、マシュマロクッション(厚底で軽量で柔らかい)を採用しています。「コンプレッションEVAフォーム」というHOKA ONE ONE独自のEVAクッション素材を採用し、これまでの”厚底+軽量+柔らかい”のマシュマロクッションに、”安定性”をプラスしています!簡単に言うと、ロード向けモデルと比べてほんのわずかに固くなっているので、ソフトなトレイルでも安定するという特徴になっています! 更に、今作の『チャレンジャーATR6』は、「ミッドソールに波型設計を設けたこと」、「中足部~踵部にかけてのアウトソールの面積を広くしたこと」で、素材を固くしすぎることなく、ミッドフット着地や踵着地時の安定感が前作より一層高まっています!HOKA ONE ONEの特徴である「メタロッカー構造(踵と爪先がゆるやかに反りあがっている)」により、踵着地はほとんどしないと考えられますが、脚運びが上手くない”初心者トレイルランナー”や、ロングレースで疲れた状態の”中上級トレイルランナー”に対して、踵着地になった場合でも”負担軽減”や”怪我の防止”といったサポートがあると言えます!この機能により、チャレンジャーATRは更に万能なモデルになったと言えるでしょう! チャレンジャーATRの”ATR(オールテレイン=全路面対応)”が意味する通り、『チャレンジャーATR6』は、「トレイル(砂利・柔らかい土)」でも「ロード」でも、両方違和感なく走れる、”ほどよい硬さ”と”ほどよい柔らかさ”のバランスが絶妙に取れたモデルと言えます。前回紹介した『montrail/カルドラド3』などと比べた場合には、若干柔らかさが勝つ仕様ですが、先述した通り、それで不安定さを感じることはほとんどありませんし、むしろ下りの衝撃吸収力は『チャレンジャーATR6』が上に感じます!(但し安定感に関しては『カルドラド3』が当然上です)「これらからトレランを始める入門者の方」、迷ったらこの『チャレンジャーATR6』と『カルドラド3』を履き比べてみましょう! HOKA ONE ONEの最大の特徴と言えば、”厚底+軽量+柔らかい”のマシュマロクッションだと思いますが、もう1つのHOKA ONE ONEの特徴が「メタロッカー構造」です! 先程もお伝えした通り、HOKA ONE ONEのほとんどのシューズは、踵と爪先を反り返らせて”ゆりかご”のような設計にしており、着地した次の瞬間には、勝手に前に”グルン”と転がるように進めてくれるのが特徴です。これがHOKA ONE ONEの履き心地のよさの1つでもあるのですが、『チャレンジャーATR6』に関しては、このメタロッカーの”ゆりかごの角度”が若干緩やかに感じます! 実際、ロードモデルと見比べてみても、『チャレンジャーATR6』は、爪先と踵の反り返りが若干フラットに見えます。当然、傾斜角度のあるロードモデルの方が転がる感覚(スピード感)は高いと言えます。ですが、トレイルランにおいては、ロードモデルのように傾斜角度が高いと、ドㇱッと体重を乗せることが難しくなり、”不安定”になります。更に、予想以上にスピードが出ることにより(特に下りは顕著)、却って走行効率が悪くなってしまうのです。 つまり、『チャレンジャーATR6』は、トレイル仕様の「メタロッカー形状」に設計することで、自然と前に進めてくれる”楽さ”と、安定性・走行効率をすべてバランスよく高めるように出来ているのです!このバランスの良さは絶妙だと思います!!これ以上前後が反っててもダメ出し、これ以上フラットだったら転がる感覚はないという、絶妙なバランスを出しています!「まだ走力に自信のない初心者の方」、「ロングレース参戦を考える中上級者の方」は、さりげない推進力サポートをしてくれる『チャレンジャーATR6』を是非試してみてください! 個人的にですが、HOKA ONE ONEの中で一番お世話になっているのが『チャレンジャーATR6』です!というのは、『チャレンジャーATR6』は”ロード”との相性がすこぶる良いので、ロードでのマラソン・距離走でも結構走れるのです!!ロードモデルと同様に厚底ではあるものの、先述した通り「ロードモデルより安定する」「メタロッカーがきつくないので、自分のペースで走りやすい」といった利点があるので、ロードでも好んで『チャレンジャーATR6』を履いています。それくらいにロードとの相性が良いのです!(これで80km走とかも行いましたが、トレイルシューズであることでの違和感はほとんど感じませんでした)トレイルでもロードでも全く違和感がないユーティリティ性の高さはピカイチです! また、HOKA ONE ONEでよくデメリットとして挙げられるのは、「グリップの耐久性の弱さ」だと思います。わたしも代々の「チャレンジャーATRモデル」を履いてきましたが、確かに当時のものはグリップが異常に削れやすかったです。それほどハードな走りをせず、2,3回履いたらどこかのグリップが飛んだなんて記憶もあります。。。ですが、『チャレンジャーATR6』は、グリップの削れやすさがけっこう改善されています!!実際、わたしの場合、累計600km走っていてもまだツルツルにもなっていませんし、グリップが飛んでいることもありません!かなり頑丈になってきていると感じます!(もちろん耐久性が強みであるという部類には入らないと思います) 次に、グリップの効きに関しては、4mmラグで「乾いた硬めのトレイル(砂利のような細かい所)」、「柔らかいソフトなトレイル(水分を含んだ土)」まで、多くのトレイル路面でしっかりとグリップしてくれます!また、岩場のようなところでも、粘り気の効くグリップがしっかりと滑らないようにグリップしてくれます!但し、注意点としては、悪天候時やマッドな路面(泥やぬかるみ)になると全く噛まないので、そういったトレイルが予想される場合は他のシューズを選ぶ方がいいと思います。(そこは『カルドラド3』の方が汎用性高いでしょう) 『チャレンジャーATR6』において、昔は弱点と言われていたグリップの耐久性も格段に良くなり、更に質の高いモデルになってきつつあります!また、ロードとの相性は最高に良いので、「ロードと兼用で使いたい」という人にもいいように思います!!トレラン初心者~トレラン上級者までかなり使いやすいので是非試してみてほしいです! どうでしたでしょうか?! 『HOKA ONE ONE/チャレンジャーATR6』の特徴が伝わったでしょうか? 簡単にまとめると、 ①カルドラド3と同様に、初級者~上級者まで履けるハイブリッドなトレランシューズ(トレランデビューに最適、ミドル~ロングを走る中上級者にも最低) ②HOKAの代名詞「厚底・軽量・柔らかい」に安定をプラスし、走行時の衝撃吸収力はそのままに、ブレなく走行できる!(特に下り走行時の衝撃吸収力は他ブランドと比べて格段にレベルが高い) ③緩やかに感じるメタロッカー機能は、HOKAらしい”楽に転がる推進力”とトレイルでの着地時の安定のバランスが良い!(走りやすいがブレる感じがない) ④ATRの名の通り、多くの路面に対応できるマルチなグリップ力が魅力(オンロードでもトレイルでもしっかり走れる、悪天候時はやや注意) ⑤カルドラド同様に、1人1足は持っていて損がないトレランシューズ(長い距離を走る際にめっぽう強い) となります! 今回の記事を参考にしていただき、自分のレベルに合ったもの・必要なものを選ぶための材料にしてみてください! ★『HOKA ONE ONE/チャレンジャーATR6』をお探しの方はコチラ! ★”食”に拘りたい方!お気に入りのオーガニック食品を見つけよう! ↓ブログランキングに参加しています! 『読んだよ!』のポチッとをしていただけるととても嬉しいです!! ランニングが大好きで、大手スポーツ店のランニングコーナーで働いて10年『はしりびと』です。多くの商品を使用体感し、全国の店員へのランニング知識の指導、ランニング新製品のアナライザー(製品特徴を分析する仕事)などをしております。ランナーとしても、サブ3、サブ9を達成。夢は【楽しく健康にランニングをお手伝いすること】です。チャレンジャーATR6の機能性スペックをご紹介
チャレンジャーATR6の機能評価
①HOKAのトレランSHで一番平均点が高い!
②緩やかなメタロッカー構造がさりげなく前に推し進めてくれる
③【体感レビュー】累計300kmトレイル、ロード300km!
まとめ